「全身が震えるくらい緊張した」SP首位の千葉百音、ファイナル初Vへ「気を強くしていきたい」

■フィギュアスケート・グランプリファイナル(5日、愛知・IGアリーナ)
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GPファイナル、女子ショートプログラム(SP)で、昨季ファイナル2位の千葉百音(20、木下グループ)が77.27点の自己ベストをマークして首位スタートを切った。
演技を終え「すごく全身が震えるくらい緊張した」と最初に話した千葉は「最後のステップ、スピンまで全く気を抜けなくて、結構フワフワしてたんですけど、その中でもよく滑り切れた」と重圧感のあるショートを振り返った。
続けて「6分間練習のときに、想像以上にお客さんがたくさんいらっしゃるなって感じたのと、とにかく声援がすごかったという印象だけが今残っていて」と日本開催ということもあり、盛り上がった会場の雰囲気を口にした。
首位発進については「まだ点数に実感が持てていない。点数と感情が一致してなく」と率直な気持ちを明かし、「自分らしい滑りをしたいなと常々思っていたので、緊張した中でも、自分のスケーティングっていうのは見失わずに」と変わらぬ思いを。
初のファイナル制覇も見えてきた中で、「今回こうして今シーズン一番緊張する試合でシーズンベストが出せたということは、この後の試合に向けて、しっかり自信に繋げていけるように」と前を向き、明日のフリーに向けては「落ち着いて臨むっていうのは100%は無理ですけれど、その中でも常に心だけは、一つの波もない状態で臨めるように気を強くしていきたい」と意気込んだ。
【女子シングルSP結果】
1)千葉百音 77.27点
2)アリサ・リウ(アメリカ)75.79点
3)中井亜美 73.91点
4)渡辺倫果 70.68点
5)坂本花織 69.40点
6)アンバー・グレン(アメリカ)66.85点