金子駆大が初の賞金王 ! 同組対決で蝉川泰果は逆転ならず 小木曽喬が今季12人目の初優勝【男子ゴルフ・JTカップ】

■男子ゴルフ日本シリーズ JTカップ最終日(7日、東京よみうりカントリークラブ 7002ヤード・パー70)
最終日を制したのは、1イーグル、4バーディ、1ボギーのゴルフを見せた小木曽喬(28、フロンティアの介護)。13アンダーでツアー通算2勝目、今季初優勝で優勝賞金4000万円を手にした。今季の国内で行われた男子ツアー24試合の内、史上最多を更新する12人の優勝者が飛び出した。
賞金ランキング3位の蟬川泰果(24、アース製薬)は、5アンダーで6位に入り最終戦、逆転での賞金王獲得はならなかった。同1位の金子駆大(23、NTPホールディングス)は、蝉川と同組で回り4アンダーの7位タイでフィニッシュし、初の賞金王に輝いた。
蝉川は、3日目を終えて6アンダー、首位と2打差の5位でスタート。蝉川と1打差の5アンダー、6位タイから出た金子が最終日を同組で回った。
金子は1番、2番で連続ボギースタートとなったが、9番でバーディを奪う。一方の蝉川は6番、7番で連続バーディ。続く8番パー3をボギーとしたものの、9番で再びバーディを決め、スコアを2つ上げて前半を終えた。この時点で暫定トップの小木曽は11アンダーで、蝉川との差は「3打」。
迎えたサンデーバックナインで、蝉川、金子はともに10番から12番までパーをセーブ。続く13番、14番で連続バーディを奪った金子に対し、蝉川はパーで終えトップとの差を詰めることができない。さらに15番のパー3で蝉川はトリプルボギーを叩き逆転賞金王の座は遠のいた。金子も15番でボギー、最終18番でもボギーでフィニッシュした。
【JTカップ最終日 結果】
1位 小木曽喬 ⁻13
2位 細野勇策 ⁻11
3位 吉田泰基 ⁻10
4位 ソン ヨンハン ⁻8
5位 金谷拓実 ⁻7
6位 蟬川泰果 ⁻5
7位 金子駆大 ⁻4
7位 今平周吾 ⁻4
*写真は金子駆大選手