日本がドイツ撃破で初の決勝進出!頂点かけ王者・中国と再戦【卓球混合団体W杯】

■卓球混合団体ワールドカップ 準決勝(7日、中国・成都)
日本が準決勝で強敵・ドイツを相手に8ー3で快勝。23年から始まった同W杯で初の決勝進出を果たした日本は、決勝で王者・中国と再び対戦し、初の頂点を狙う。
28年のロサンゼルスオリンピック™の新種目となる混合団体は、1試合3ゲーム方式(最大5試合)で8ゲーム先取で争われる。ファーストステージを突破し、上位8チームで争われたセカンドステージを2位で突破した日本。上位4チーム(中国、日本、ドイツ、韓国)が準決勝に進み、中国は韓国を8-3で下し決勝へ。
日本はセカンドステージの第2戦(4日)で勝利(8-3)しているドイツとの準決勝。まずは第1試合の混合ダブルスで篠塚大登(21)&伊藤美誠(25)ペアが、フランツィスカ&カウフマンペアを3-0で下し、強さをみせて良い流れをつかんだ。
第2試合の女子シングルスでは張本美和(17)がウインターと対戦。第1ゲームを先取した張本だが、第2ゲームではロングサーブがオーバーとなるなど、ミスが続き苦戦。だが得意のバックハンドの強打で攻めるなど同点に追いつき、12-10で連取。第3ゲームも接戦となったが、10-12で日本は初めてゲームを落とし、トータル5対1で第3試合へ。
男子シングルス、松島輝空(18)がチウ・ダンを相手に、序盤は劣勢の展開。勝負どころで得意のチキータが決まり、10-9と逆転。だが3連続ポイントを許し、第1ゲームを落とした。立て直したい第2ゲームは、チキータも鋭いコースに返されるなど苦戦が続き2ゲーム目も奪われた。第3ゲームも激しいラリーの応酬で接戦となるも、松島がリードする展開。流れを相手に渡さず、チキータでゲームポイントを奪うと、最後はフォアが決まり、貴重な1ゲームをもぎ取った。
6対3で勝利まであと2ゲーム。第4試合、男子ダブルスで連戦の松島と戸上隼輔(24)のコンビが、ドゥダ&チウ・ダンペアと対戦。序盤から日本のペースで、松島は疲れをみせない攻撃と、戸上のカミソリドライブなどが決まり、第1ゲームを取り勝利に王手。第2ゲームもハイレベルな台上プレーが続き、接戦となったが、粘り強い攻撃で圧倒し、トータル8対3で準決勝突破を決めた。
決勝の相手はセカンドステージ第5戦(6日)で5-8で敗れた王者・中国。悲願の頂点をかけ、リベンジマッチに挑む。