猫が『こたつ』に入りたがるときに注意すべきこと4つ 起こりうるリスクや対策のポイントも

2025-12-09 16:00

寒い季節になると、こたつに入ってぬくぬく過ごす時間は格別ですよね。そして猫もまた、こたつの温かさに魅了されて中に入りたがることがあります。その姿は可愛く、飼い主としても癒される光景ですが、実は猫がこたつに入るにはいくつかのリスクが潜んでいるのです。

猫がこたつを好むのはなぜ?

こたつの中でくつろぐ茶トラ

猫がこたつを好むのは、ズバリ暖かく狭い場所が好きだからです。

実は猫の祖先であるリビアヤマネコは、砂漠地帯に生息していた動物であり、寒さに対してあまり強くありません。そのため室内で飼育されている猫も、本能的に暖かい場所を求めるのです。

さらに密閉された空間で効率的に温められるこたつの中は、猫が安心して眠れる「巣穴」のような環境でもあります。

こういった理由で、猫は冬になると自然とこたつへ引き寄せられるように入りたがるのです。

猫が『こたつ』に入りたがるときに注意すべきこと4つ

こたつの中に入り込んで暖を取る黒猫

1.脱水

こたつに入りたがる猫に対して、特に注意すべき点のひとつが脱水です。

実は猫はもともとあまり水を飲まない動物であるため、脱水しやすい可能性があります。

そのためこたつの中で長時間過ごしていると、気づかないうちに体内の水分が奪われ、脱水してしまう危険性があるのです。

脱水が進行すると、腎臓病などの持病の悪化や、尿路結石のリスク増加につながる危険があります。猫がこたつを使用する際は、体調に細やかな配慮を心がけましょう。

具体的な対策としては、こたつの温度設定を低めに保つこと、猫がこたつの中にいる時間をこまめに確認することなど。

また、こたつの近くに常に新鮮な水を用意しておく、こたつ布団を少しめくって空気の通り道を作るといった工夫も効果的です。

2.低温やけどの危険性

二つ目の注意点は、低温やけどの危険性です。

低温やけどとは、比較的低い温度(44~50度程度)の熱源に長時間触れ続けることで起こるやけどを指します。

低温やけどの厄介な点は、通常のやけどと異なり痛みを感じにくいことです。じわじわと皮膚の深部までダメージが進行するため、飼い主が気づいたときには重症化しているケースもしばしば。

特に高齢の猫や感覚が鈍くなっている猫、深い眠りについている猫は、熱さを感じても動けず、低温やけどになりやすいので注意しましょう。

対策としては、こたつヒーターと猫の間にガードを設置する、こたつの温度を低めに設定する、猫がこたつに入っている時間を管理する、定期的にこたつから出して体をチェックするなどが有効です。

3.赤外線

猫がこたつに入りたがるときに注意すべき3つ目は、こたつの「赤外線」です。

こたつに使用されているヒーターの多くは、赤外線を利用して暖房効果を得ています。赤外線は目に見えない電磁波の一種で、物体に当たると熱エネルギーに変換される特性があります。

ただ人間にとっては心地よい暖かさをもたらす赤外線ですが、猫に対しては要注意。

猫の目が赤外線ヒーターから放出される光や熱に長時間さらされると、目に負担がかかる可能性があるからです。

対策としては、長時間猫をこたつの中に入れておくのを控えること。赤外線の影響は目に見えにくいため、飼い主が意識的に観察することが愛猫を守る鍵となります。

4.こたつコードによる事故

四つ目の注意点は、こたつの電源コードによる事故です。

猫はヒモ状のものによく興味を示し、遊んだり噛んだりすることがよくあります。

そんな猫にとってこたつの電源コードは格好の遊び道具。しかしこれが重大な事故につながります。

たとえば、感電。猫が通電中のコードを噛み切ってしまうと、強い電流が体に流れて感電事故を起こします。

ほかにもコードに引っかかって転倒したり、コードに絡まって身動きが取れなくなったりするケースもあり得ます。

もしパニックになって猫が暴れると、こたつが倒れたりなど二次的な事故につながることもあるでしょう。そのため電気コードには注意をしなければいけません。

対策としては電源コードにカバーを付ける、コードを猫の手が届かない位置に固定する、コードレスタイプのこたつを選ぶなどが有効です。

またこたつを使用しないときは電源を抜いておくことも、事故防止の基本的な対策となります。

まとめ

こたつから上半身を出している白猫

こたつは日本の冬の風物詩であり、猫と一緒にこたつでくつろぐ時間は飼い主にとって至福のひとときです。

しかし今回解説してきたように、猫がこたつに入ることには様々なリスクが伴うため、しっかりした対策が求められます。

可愛い猫の姿に癒されるあまり安全面への配慮を忘れないように、飼い主が責任を持って、適切な環境を整えてあげましょう。

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