MVPは鹿島アントラーズ守護神・早川友基!GKの受賞は楢﨑正剛以来15年ぶり、史上2人目【Jリーグアウォーズ】

J1リーグの年間表彰式「2025Jリーグアウォーズ」が11日、横浜アリーナで行われ、最優秀選手賞(MVP)にJ1制覇を果たした鹿島アントラーズの守護神・早川友基(26)が選ばれた。
ゴールキーパーのMVP選出は、2010年の楢﨑正剛(名古屋グランパス)以来、史上2人目。鹿島アントラーズからの選出はジョルジーニョ(1996年)、マルキーニョス(2008年)、小笠原満男(2009年)以来、16年ぶり4人目のMVPとなった。
表彰式終盤で、まず優秀選手賞の36名が一人ずつレッドカーペットのランウェイを歩き、会場に集まったサポーターの声援に応えた。この36名から「ベストイレブン」が発表され、鹿島からは得点王のレオ セアラ(30)、DF植田直通(31)、早川の3人が選ばれ、11人中10人が初受賞。大トリでベストイレブンから早川がMVPの栄冠に輝いた。
早川は「このような本当に素晴らしい賞をいただき、本当に嬉しく思います」とMVP初受賞の喜びを。「この賞は優勝なくして取れるものではなかったと思うので、本当に厳しいシーズンを戦い抜いてきたチームメイト、関わってくださった皆様に感謝して、より今後も頑張っていきたい。ゴールキーパーでMVPを受賞するというのは2回目ということで、少しでも小さい子がゴールキーパーをやりたい、早川選手みたいになりたいと思ってもらえるような選手になりたい」とチームやサポーターに向けて言葉を届けた。
2022年のJリーグデビュー以来、鹿島一筋で今季も全38試合フルタイム出場の早川。J1通算100試合にも到達し、チームは6日の最終節(横浜FM戦)で9年ぶり9度目のJ1優勝を果たし、試合後「本当に充実してたなという一言」とシーズンを振り返った早川。「チームには感謝しかない。もっともっと上を目指したいなという思いにさせてもらえる場所」と感謝の言葉を口にしていた。
チームで絶対的守護神の地位を確立している早川は、今年7月、E-1選手権の中国戦でA代表デビュー。2対0で無失点デビューを果たすと、キリンチャレンジ杯のガーナ戦(11月14日)、ボリビア戦(18日)でも無失点で切り抜け、史上最強メンバーとも言える日本代表でも存在感を示し、3試合連続無失点と躍動した。
リーグの月間ベストセーブ賞も4月、9月、10月、11・12月と4度選出され、抜群の安定感を示したシーズンとなった。
【最優秀選手賞】
早川友基(26、鹿島アントラーズ)初
【ベストイレブン】
【GK】
早川友基(26、鹿島アントラーズ)初
【DF】
植田直通(31、鹿島アントラーズ)初
古賀太陽(27、柏レイソル)初
荒木隼人(29、サンフレッチェ広島)初
【MF】
小泉佳穂(29、柏レイソル)初
稲垣祥(33、名古屋グランパス)2回目
田中聡(23、サンフレッチェ広島)初
【FW】
レオ セアラ(30、鹿島アントラーズ)初
相馬勇紀(28、FC町田ゼルビア)初
伊藤達哉(28、川崎フロンターレ)初
ラファエル エリアス(26、京都サンガF.C.)初