猫を『新幹線』に乗せるときに注意すべきこと4つ 乗車規定や費用、守るべきマナーまで
猫は基本的に移動が苦手な生き物です。引っ越しや旅行などで猫を連れて新幹線を利用する際には、ストレス対策や周囲への配慮が欠かせません。乗り方や事前の準備、マナーについて一緒に学んでいきましょう!
1.乗車のルールと費用

猫を連れている際の新幹線の乗車について、鉄道各社はほぼ同様の規定を設けています。
猫や犬などの小動物は「荷物(手回り品)」扱いになります。専用ケースに全身を完全に入れる必要があります。重さは猫を入れた状態で10kg以内、縦・横・高さの合計が120cm以内であれば車内に持ち込めます。抱っこやひざに乗せることは、原則認められていません。
さらに、「手回り品きっぷ」の購入が必要となり、価格は荷物1つに対して290円ほどとなっています。
ただし、鉄道会社ごとにルールが若干異なったり、利用時に変更したりしていることもあるため、公式サイトなどで確認しておくことをおすすめします。
2.乗車前の準備

健康チェック
大きな音や揺れなど、新幹線での移動は猫にとって負担となります。乗車前は、いつも以上にしっかりと体調管理をしてあげましょう。
嘔吐や下痢といった症状がある場合は、移動は控えて動物病院への受診を検討しましょう。高齢の猫や心臓や呼吸器に疾患のある猫は、事前に獣医師と話し合っておくとより安心です。
ケース・移動に慣れる
新幹線に乗るために、ケースに入れることは必須となります。生活空間の中で、静かで落ち着ける場所にケースを置き、お気に入りの毛布やおもちゃを入れるなどして、ケースに慣れる練習をしておきましょう。
抵抗なくケースに入るようになってきたら、短時間の外出を繰り返して、移動に慣れさせましょう。
3.移動中の猫への配慮

乗り物酔い対策
猫も人間と同じように、長時間の移動で乗り物酔いをすることがあります。そわそわと落ち着かない、嘔吐する、よだれが出るなどの症状があらわれます。
出発の数時間前にごはんをすませておき、与えすぎには注意しましょう。不安であれば、事前に獣医師に相談して酔い止めの薬などの選択肢も検討してください。
水分摂取やトイレ対策
乗車中は、猫をケージから出すことは難しくなるため、水分補給用の給水ボトルなどを準備しておくと良いでしょう。一気にではなく、少量ずつ与えることを心がけましょう。
また、トイレは出発前に済ませておくと安心です。猫砂を取り換えるなど、清潔な状態にして、猫が排泄しやすい環境を整えておきましょう。
通気性・温度
ケースは通気性が良く、落としても壊れにくい素材がおすすめです。ケースは、直射日光が当たる場所は避け、極端に暑い車内に置かないよう配慮を。
さらに、冷房が効きすぎているときに温度調整ができるように毛布を持参しましょう。猫が興奮したときや不安そうにしているときに、ケースを覆って落ち着かせることにも役立ちます。
4.車内でのマナー

自分にとって大切な愛猫でも、動物が苦手だったり、アレルギーを持っていたりする乗客もいます。ルールを守ることはもちろん、周囲が不安や不快感を抱かない振る舞いを心がけましょう。
他の乗客を驚かせたり、脱走したりといったリスクがあるため、基本的にはケースからは出しません。万が一、ケースから出てしまった場合に備えて、リードやハーネスを着けましょう。
また、嘔吐や粗相をしてしまったときのために、ごみ袋やティッシュ、タオルやトイレシートなどを多めに用意すると安心です。
車内が混雑している、子連れの乗客が近くにいるといった場面では、あらかじめ周囲に一言伝えておくとお互いが安心できます。
猫が激しく鳴いたり、体調を崩したりしたときにデッキなどへ移動しやすくするために、扉に近い通路側の席を取っておくのもおすすめです。
まとめ

新幹線で猫と安全・快適に移動するためには、ルールを守って周囲への配慮を忘れないこと、猫の負担を最小限にするための準備を怠らないことが不可欠です。
まずは、鉄道会社の規定に沿ってケースのサイズや重さ、料金を確認しましょう。次に、乗車前から猫の体調管理を徹底し、ケースに慣れる練習をしておきましょう。
車内では、猫が落ち着いて過ごせるように温度や環境に注意しながら、周囲の人々への気配りも忘れずに。
小さな工夫と配慮を怠らなければ、猫にも人にも優しい旅になりますよ。
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