犬の飼い主さんがしがちな『5つのあるある行動』 無意識にやっているかも?愛犬との暮らしで気をつけるべきことまで
犬を家族として迎え入れた飼い主さんは、愛情が深まるにつれて、無意識のうちに犬を中心とした行動や習慣が増えていきます。冷静に考えると「ついやりすぎたかな?」と思うような行動も、愛犬への深い愛情ゆえ。今回は、そんな愛犬大好きな飼い主さんがついやってしまいがちな行動を5つご紹介します。
犬の飼い主さんがついやってしまう5つのあるある行動

愛犬がかわいすぎて、つい無意識にやってしまう。そんな行動はありませんか?ここでは、犬の飼い主さんがよくやってしまう 代表的な「あるある行動」を5つ紹介します。いくつ当てはまるか数えてみてくださいね!
1.自分よりもお金をかける
犬を飼うと、つい自分よりも愛犬にお金をかけてしまうことがあります。フードやおやつはもちろん、ベッドやおもちゃ、洋服、さらには健康管理やトリミングまで。気づけば自分の出費より多くなっていることも少なくありません。
「少し高くても、愛犬のためなら」と高額な商品を選んでしまった経験は、多くの飼い主さんにとって身に覚えがあるのではないでしょうか。
毎日の生活の中で、つい自分の欲しいものより愛犬の快適さや楽しさを優先してしまうのは愛情ゆえ。とはいえ、愛犬に投資しすぎて自分の健康や楽しみを常に後回しにしてしまうのは考えものです。なにごとも適度にしましょう。
2.「パパ」「ママ」「うちの子」と言ってしまう
愛犬を家族の一員として捉えるがあまり、自分たちのことを「パパ」「ママ」、愛犬を「うちの子」と呼んでしまうのも、多くの飼い主さんが共感する行動です。
他人に対して愛犬の話をする際だけでなく、夫婦や家族間での会話でも自然と出てくる飼い主さんも多いでしょう。これは、愛犬をひとりの人格を持つ存在として尊重し、擬人化することで、愛情を表現しているとも言えます。
しかし、この擬人化が行き過ぎると、犬本来の習性やニーズを無視した接し方をしてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
3.赤ちゃん言葉で話しかけてしまう
愛犬に思わず赤ちゃん言葉で話しかけてしまうのも、多くの飼い主さんがやりがちなあるある行動です。
「ごはんでちゅよ〜」「いい子でしゅね〜」など、普段のしゃべり方とはまったく違う柔らかい口調になるのは、相手が愛おしい存在だからこそ。犬自身も、高い声やゆっくりした話し方は安心感につながるため、赤ちゃん言葉にリラックスして反応することがあります。
ただし、甘やかしすぎを誘発したり、指示の言葉がぶれると混乱させてしまう場合があるので、しつけのときだけは普段の声に戻すなど、メリハリをつけることも大事です。愛情表現としてはまったく問題ありませんが、使いどころには注意しましょう。
4.愛犬のニオイをクンクンしてしまう
愛犬のニオイをついクンクンしてしまう。これは、かなり多くの飼い主さんがやっている愛ゆえのあるある行動です。
特に人気なのが、肉球から漂うポップコーンのような香ばしいニオイ。ついつい指で肉球をむにっと広げて、深呼吸してしまう人もいるかもしれません。また、背中や頭のあたりからふわっと香る日向臭も、飼い主さんにとってはたまらない癒しポイントです。
うちの子のニオイは、安心感や幸福感につながるものですが、いつものニオイを知っていると健康チェックにも役立ちます。普段と違うニオイが強くなる場合は、皮膚トラブルや病気のサインのこともあります。
5.スマホが愛犬の写真でいっぱいになる
スマートフォンの写真フォルダを開くと、自分の写真よりも愛犬の写真や動画のほうが圧倒的に多いという状態もまた、よく知られる「飼い主あるある」です。
寝ている姿、あくび、散歩中の一瞬の表情、ちょっと首をかしげた角度…撮るつもりがなくても「今の顔かわいすぎる!」と反射的にシャッターを切ってしまうもの。しかも似たような構図の写真が何十枚も並んでいるのに、どれも消せないという贅沢な悩みも尽きません。
撮った写真をSNSに投稿したり、友人に見せたりすることも、愛犬自慢の楽しい時間となります。ただし、シャッター音やフラッシュが犬にとってストレスになる場合もあるため、撮影は犬の負担にならないよう配慮することが重要です。
愛犬との暮らしで気をつけるべきポイントは?

愛犬が可愛すぎるあまり、つい擬人化しすぎたり、赤ちゃん言葉で甘やかしたり、自分のことを後回しにしてまでお金や時間を使ってしまう。そんな「あるある」に心当たりのある飼い主さんは多いはずです。もちろん愛情のあらわれなので、適度であれば問題ありません。ですが、行き過ぎると愛犬にも飼い主にも負担がかかります。
例えば、甘やかしすぎや過度な擬人化は、犬本来の有り様を見誤り、しつけが曖昧になる原因にもなりかねません。大切なのは、愛犬を犬として尊重することです。人間の子どもと同じ扱いをすることが、必ずしも犬にとっての幸せにつながるわけではありません。
また、愛犬のために飼い主さん自身の生活を犠牲にしてしまうのも考えものです。犬を幸せにするには、飼い主さんが心身ともに健康であることが前提。お互いの幸せのためにも、趣味や休息の時間を確保し、自分自身の生活も大切にしましょう。
まとめ

犬の飼い主さんがやりがちな「あるある行動」は、愛犬への深い愛情から生まれるものです。しかし、これらの行動が無意識のうちに、犬の心身の健康や社会性に悪影響を与えてしまう可能性も秘めています。
愛犬の行動や気持ちを正しく理解し、必要なしつけや適切な距離感を保つこと。そして、愛情だけで突っ走らず、犬を犬として尊重する視点を忘れないようにしましょう。
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