猫を多頭飼いするとき『猫の年齢差』は考慮すべき? 相性の傾向や性別による違いも解説

2025-12-19 17:00

一度猫飼いの魅力にハマってしまうと、もっと多くの猫に囲まれて暮らしたい、と願うものです。今回は、多頭飼いでは、「猫の年齢差」がどのように影響するのか、相性などを中心に解説します。今後の参考にしてみてください。

多頭飼いの「年齢差」は2~5歳程度が理想的

さまざまな猫種の集い

多頭飼いでの猫同士の年齢差は、一般的な目安として、2~5歳差ぐらいまでが良いと考えられています。

年齢差に大きな開きがあると、肉体的にも、精神的にも、先住猫に思わぬストレスを与えてしまいかねません。

極端な例を挙げると、雄で14歳の先住猫のいるおうちに、雄の子猫を迎え入れたとします。やんちゃ盛りの子猫は、場所やタイミングも顧みず、気の赴くままに先住猫を遊びに誘い、ちょっかいを出し続けます。先住猫からすれば、ゆっくり昼寝もできません。

7歳頃のシニア期に入ると、猫の運動量は少しずつ落ちて、眠る時間が増えてきます。猫の7歳と言えば、人間の約44歳。14歳のシニア猫は約72歳です。

仮に72歳の人が全力で幼児の相手を務めると、個人差はありますが、おそらく、体力が続かずにすぐにバテてしまうだけです。くたびれ果てている隙に、イタズラ好きな子供は、障子に穴を開け、花瓶を倒し、まるで小さな怪獣のごとく暴れ回ります。

四六時中、怪獣が襲いかかる暮らしは、大都会の住民だけでなく、マイペースなシニア猫には相当なダメージです。

その点、2~5歳程度の年齢差だと、元気いっぱいの子猫を迎え入れたとしても、先住猫が適度な遊び相手や猫社会のルール(じゃれ合い時の力加減など)を教える名教師になってくれます。まだ体力的に問題のない年頃なので、シニア猫ほどストレスがかかりません。

もしお互いに相性が良ければ、いっしょになって真夜中の大運動会をド派手に繰り広げ、飼い主さんを不眠の日々に陥れます…。

「相性が良い」or「要注意」、それぞれの組み合わせ 

3匹の子猫たち

多頭飼いで最も理想的なのは、「子猫×子猫」の組み合わせです(親子関係、兄弟関係は当然なので割愛)。

人間と同じように、猫にも社会化期(約2~9週齢)があり、この間は見るもの、触れるものすべてが新鮮で、驚くほどのスピードでさまざまなことを吸収していきます。柔軟性があふれている時期なので、先住猫も含め、新しい環境にもスムーズに適応できます。

次に比較的良好なのは、前項でも指摘した通り、「2~5歳差の成猫×子猫」の組み合わせです。

子猫の立場で言うと、遊びを通じて、噛んだら怒られる場所など、先輩猫から猫のマナーをいろいろと学べます。相撲の兄弟子のような関係性で、迎え入れる先住猫も、絶好の稽古(遊び)相手ができて、大いに喜ぶはずです。

成猫同士の組み合わせでは、「雄×雌」、あるいは「雌×雌」の相性がいいと言われています。

後述しますが、雌の成猫は、雄の成猫ほど縄張り意識が強くなく、攻撃性も控えめです。雌同士でも、頻繁に争うことはありません。ただし、雄と雌との同居では、繁殖の予定がない限り、去勢・避妊手術の検討も必要です。

一方で、「要注意!」のパターンもあります。

前述した「シニア猫×子猫」、成猫同士の「雄×雄」の組み合わせです。

前者は運動量などのギャップにより、シニア猫に多大なストレスがかかってしまいます。

後者は、雄猫ならではの縄張り争いが起こりやすく、たびたび「抗争(ケンカ)」が勃発しがちです。下手に手を出せば、飼い主さんも容赦なく攻撃してくるかもしれません。最悪の場合、生傷の絶えない生活が続きます。

もちろん、避けたほうが無難な「シニア猫×子猫」、「雄の成猫×雄の成猫」の場合でも、個体差によって、問題なくつき合えることもあります。

特に、生後6~7か月のうちに去勢手術を済ませておくと、本来の攻撃性が収まり、穏やかな性格になって、他の猫とも仲良くなれる可能性が高くなります。

良好な関係には先住猫を優先させることが大切

シニア女性に撫でられるシニア猫

理想的な組み合わせでも、新しく猫を迎え入れる際には、先住猫のフォローがとても大切です。

新入り猫の加入は、先住猫にとって、自分の守ってきたテリトリーに侵入してくることであり、ただでさえストレスフルな「事案」です。さらに、今まで独占していたはずの飼い主さんの愛情を奪われたと感じ、精神的に不安定になる場合もあります。

たとえば、飼い主さんが子猫をかかりっきりでお世話している間、先住猫はゴハンもスキンシップも後回し―そんな状況では、「なんだよ、ちくしょう。アイツが来たために、オレがこんな目に遭うなんて…」という心の不満が漏れてきます。

先住猫が「ぬぉわーん!」とやや低い声で鳴き始めたら、かなりストレスが溜まっているせいかもしれません。

多頭飼いでは、前提として、先住猫を優先させることが何よりも重要です。ゴハンもいちばん先に食べてもらい、甘えてきたらそのつど撫でるなど、先住猫の自尊心を満たす心遣いが欠かせません。

放っておかれた先住猫は、人間で言えば、弟や妹が生まれたことで、両親からの関心が薄れ、寂しい想いを抱える子供のような気持ちです。

今までと変わらず手厚くフォローし、安心感が育まれれば、先住猫も余裕を持って、新入り猫と仲良くなれます。

まとめ

アログルーミング中の猫たち

猫の多頭飼いで理想的な年の差は、2~5歳ぐらいです。この程度の差であれば、体力的、精神年齢的にも隔たりが少なく、お互いに遊び相手としてもピッタリです。

逆に、気をつけたいのは、「シニア猫×子猫」です。遊び回りたがる子猫には、シニア猫もついていけません。むやみにストレスを与えることになるので、多頭飼いを検討中のみなさんは十分に注意するようにしましょう。

関連記事

保護猫に『脱走したらダメだよ』と注意した結果…想像以上に『適当すぎる返事』が54万再生「とりあえず言っとこ」「何回も見たw」と話題
嫌いな人に見せる猫の10の態度
猫が嬉しい!と感じている時の4つの仕草
女の子の背中に乗るネコ→爪を立ててしまった結果…『ごめんなさいをする光景』が話題「ご自身の武器を理解してらっしゃる」「魔法のお腹」
「省エネモード極めすぎてるw」遊んでほしい犬に→猫がとった『まさかの対応』が笑えると22万再生「あしらい方w」「人間みたいw」

  1. ことし上半期の自転車の死亡・重傷事故件数 2006年以降で最少 4月に青切符制度開始の中「利用者の安全意識が高まったか」警察庁
  2. 【 あんステ 】1日開幕の公演は開催 音楽担当スタッフ逮捕を受け「関連する要素は可能な範囲で除外」
  3. 「ワールドカップは売り物ではない」UEFAの猛反発受け FIFAがワールドカップの運営や商業活動を担う子会社設立計画を撤回
  4. 関東~西では酷暑日に迫る暑さ 熊本でも37℃予想 東北や北陸は少しの雨でも土砂災害などに警戒 午後は関東甲信を中心ににわか雨の可能性も【8月1日これからの天気】
  5. 円相場 一時1ドル=157円台半ばまで急騰 市場関係者“為替介入の可能性” 米財務長官「やること」メモには「50億ドルから100億ドル 日本円を買う」
  6. 【 市川團十郎 】子どもたちと〝海外の南国リゾート〟で過ごす夏休み「あと何回 家族で旅行にいけるのかな」「気になり出してます」
  7. 愛子さま 三重県に出発 伊勢神宮の20年サイクル行事「お木曳」出席へ 前回2007年は天皇陛下が法被姿で
  8. 「今後の生活にも不安」断水・停電が続くなか猛暑日予想 技能実習生は避難所とビニールハウスを行き来し収穫作業… 最大震度7の熊本県宇城市
  9. 「爆発音がした」千葉・市川市のマンションで爆発か 50代男性が全身やけどなどの重傷、60代男性が軽傷 付近住宅や中学校など約10棟で窓ガラス割れる被害も
  10. 「これまでで最も激しい爆撃の1つ」米イスラエルがイラン発電所などへの攻撃を計画か イラン側は「無謀な行為」と牽制
  1. 【 ヒロシ 】ポータブルエアコンでご満悦 〝ガレージでバイクいじるとクソ暑いんで〟〝キャンプのテントでも使えますよ〟
  2. 「イオンモール宇城」店内で心肺停止の高齢男性見つかる 地震発生から5日目 死者36人に 7万2000戸で断水続く【熊本で最大震度7】
  3. 【速報】千葉・市川市のマンションで爆発か 男性2人搬送、1人重傷1人軽傷 付近住宅や中学校など約10棟で窓ガラス割れる被害も
  4. 【熊本地震】イオンモール熊本の爆発「娘が戻った理由は“金庫にお金を”」死亡女性の母親が心境吐露 猛暑・断水…さまざまな課題に直面する被災地では【news23】
  5. 米財務長官「やること」メモに「50億ドルから100億ドル 日本円を買う」 トランプ氏らと閣議中
  6. 「21歳だなんて信じられない」→高齢の三毛猫の『動き』を見ていると…驚きの光景に6万いいね「大事にされているのがわかる」「凄すぎる」
  7. 猫に『氷』を与えるときの注意点4つ 体調に影響はある?安全な与え方まで
  8. 「人の足だけが見える」 熊本の「イオンモール宇城」で高齢男性ががれきの下敷き状態で見つかる 心肺停止 地震後に行方不明届
  9. 猫じゃらしに夢中になっている猫→捕まえようと大きく口を開けた瞬間…迫力ありすぎる『表情』に5万いいね「可愛すぎるわ」「アニメみたい」
  10. 野村不動産が整備進める千葉・習志野の鷺沼地区で約5000本のひまわりが見ごろ 8月1・2日には開花イベントを開催
  11. 寝ている犬の『不思議な行動』4つ 放っておいて大丈夫?注意が必要な状態まで解説
  12. 肥満、ストレス、鼻づまり、気になる症状ありますか?~TBSの専門家が分析「データからみえる今日の世相」~【調査情報デジタル】