「ファンを増やしていくのが私の役目」レジェンド小谷実可子が初のプロデュースイベント 生歌とのコラボも

1988年ソウルオリンピック™銅メダリストでアーティスティックスイミング界のレジェンド・小谷実可子さん(59)が、17日東京アクアティクスセンターで自身初のプロデュースイベント「AS マスターズ ドリームフェスティバル」を開催した。
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引退から30年 2022年に競技復帰
小谷さんは1992年に現役を引退後、日本オリンピック委員会常任理事をはじめ多数の要職を歴任、スポーツ全般の普及に努めてきた。引退から30年たった2022年に競技復帰し、2023年から世界マスターズ選手権に出場、3大会連続で金メダルを獲得している。
夢舞台を提供
今回のイベントは、アーティスティックスイミングの普及、そして魅力を発信するために企画された。
第1部では、マスターズ選手や愛好家たちに、夢でもある「東京アクアティクスセンター」(東京五輪で使われたプール)で演技をする機会を提供。20代~80代、約70人が普段の練習の成果を披露した。
アーティスティックスイミングの魅力を様々に
第2部では、7月の世界マスターズ シンガポール大会で四冠を達成した小谷さんが、その演技を披露。
チームでは藤丸真世さん(2004年アテネ五輪 チーム銀メダル)らと一緒に「マンマ・ミーア」を、混合デュエットでは男子ASの第一人者・安部篤史さん(2019年世界水泳選手権 混合デュエット銅メダル)と「オペラ座の怪人」を演じ、集まった約150人の観客を魅了した。
ほかにも男性のみ6人によるチーム演技や、劇団四季出身歌手による生歌とのコラボ企画も行われた。
また、アーティスティックスイミングの魅力や迫力を感じてもらおうと、特別に観客席をプールサイドに設置。普段の競技では味わえない貴重な機会となった。
「ファンを増やしていくのが私の役目」
小谷さんは初のプロデュースイベントを終えて、「普段見ている競技とはひと味違った魅力を届けられて幸せだった。アーティスティックスイミングってこんな、素敵なんだ、いろんな可能性があるんだと思ってくれたらうれしい。これからもマスターズやショーで盛り上げることで、ファンを増やしていくのが私の役目」と熱く語った。