村上宗隆、ホワイトソックスと2年契約!球団が正式発表、交渉期限ギリギリで決着 背番号は「5」

ヤクルトからポスティング制度でMLB移籍を目指していた村上宗隆(25)がシカゴ・ホワイトソックスとの契約に合意したと、球団が発表した。
契約内容は2年総額3400万ドル(約54億円)、背番号は「5」で、日本時間23日午前2時からの記者会見に出席する。
村上は米国時間11月7日に、ポスティングシステムで獲得できる選手としてMLB全30球団に通知された。交渉期間は45日間で、期限は日本時間の12月23日午前7時までだった。期限が迫る中、日本時間22日未明にまずMLB公式サイトが報じると、同日午前3時頃に球団が契約合意に至ったと発表した。
2018年からヤクルトで8年間プレーした村上は、通算892試合に出場し、打率は.270、246本塁打、647打点、OPSは.941をマーク。21年、22年と2年連続でセ・リーグMVPを受賞。歴史的活躍をみせた22年は打率.318、56本塁打、134打点で三冠王を獲得し、リーグでは1986年阪神のR.バース以来の快挙に。さらに56本塁打は日本選手のシーズン記録を樹立し、王貞治氏の55本塁打(1964年)を58年ぶりに上回った。
ア・リーグ中地区のホワイトソックスは、25年シーズンは60勝102敗の最下位。MLB全体でも100敗以上は、ワーストのロッキーズ(119敗)とホワイトソックスの2チームのみと苦しいシーズンとなった。過去、日本人選手は高津臣吾(04~05年)、井口資仁(05~07年)、福留孝介(12年)が所属していた。
25年シーズン、三塁手はM.バルガス(26)が79試合、ユーティリティプレーヤーのB.ボールドウィン(25)が15試合、J.ロハス(31)、C.ミード(25)と様々な選手が守り、固定されなかった。さらに打撃成績も三塁手ではバルガスの打率.234、16本塁打、60打点がトップと破壊力にかけていた。打撃陣の層を厚くするために村上に白羽の矢が立った。