8大会連続出場の鉄人・新田佳浩「自信を持ってスタートに立つ」前回金・川除大輝「2大会連続で金メダル」【ミラノパラ】

■ミラノ・コルティナパラリンピック推薦内定選手会見(25日、東京・日本財団ビル)
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来年3月に開幕するミラノ・コルティナパラリンピックに向けて、アルペンスキー、ノルディックスキー(クロスカントリースキー・バイアスロン)、スノーボード、3競技の推薦内定選手18人が25日、都内で記者会見を行った。
前回の北京パラリンピック、男子20kmクラシカル(立位)で 金メダルを獲得した日本パラクロスカントリー界のエース・川除大輝(24、日立ソリューションズ)は「(今シーズンの)調子はいい」と話し、ミラノ大会では「2大会連続で金メダルを獲得できたらいいなと思ってます。また、複数メダル獲得できるように頑張りたい」と、力を込めた。
これまでパラリンピックに7大会出場し、川除と同競技で金メダル3つ、銀1つ、銅1つを獲得した新田佳浩(45、日立ソリューションズ)。「若手の選手が世界的にも出てきているので、そこに負けない技術と体力作りを今後も続けていくということが一番メダルに近づく一番の方法かなと思っています」と闘志を見せ、「1日1日を過ごして、自信を持ってスタートに立つということを目標に頑張りたい」と、8大会目となるミラノへ向け意気込んだ。
前回の北京大会で3つの金メダルを獲得した村岡桃佳(28、トヨタ自動車)。ミラノパラの推薦内定選手に名を連ねている日本パラアルペン界のエースは11月16日、イタリアでの合宿中に転倒し、怪我を負って記者会見は欠席した。今後の予定として、1月に国立スポーツ科学センターでリハビリとトレーニングに入り、2月中旬頃の雪上復帰を目指すとしている。
現地時間2026年3月6日に開会式が行われ15日に閉会式を迎える。約45の国と地域から665人のアスリートが集結し、合計6競技(アイスホッケー、アルペンスキー、車いすカーリング、クロスカントリースキー、スノーボード、バイアスロン)が実施される。前回大会では7つのメダル(金:4、銀:1、銅:2)を獲得した日本。ミラノパラでは何個のメダルを獲得できるか注目だ。
【ミラノパラ推薦内定選手 一覧】
■アルペンスキー
・鈴木猛史
・本堂杏実
・村岡桃佳
・森井大輝
・小池岳大
■ノルディックスキー(クロスカントリースキー・バイアスロン)
・阿部友里香
・川除大輝
・新田佳浩
・森宏明
・源貴晴
・佐藤圭一
・有安諒平
・藤田佑平(有安選手ガイドスキーヤー)
・岩本美歌
・松土琴葉
・嶋田悠二
■スノーボード
・市川貴仁
・後田風吹
・大岩根正隆
・岡本圭司
・小栗大地
・小須田潤太
・坂下恵里