「ご当地トレカ」で宿泊客増? 前年比68%増の都道府県も…宿泊数を伸ばした意外なワケ【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-02-27 21:01

観光庁が発表した宿泊旅行統計調査で
2025年、日本の宿泊施設を利用した人の数、宿泊数も発表されました。

【写真を見る】宿泊者数増加の起爆剤?スナックのママが「トレカ」に!

そのなかで、大きく宿泊数を伸ばしている都道府県がありました。

日本人宿泊者、1番増えたのは“あの県” 背景に「お得感」?

日比麻音子キャスター:
日本人の宿泊者数が最も伸びた都道府県は、青森県でした。

【日本人 延べ宿泊者数(2025年速報値)】観光庁
1位:青森県(前年比+12.3%)
2位:三重県(前年比+10.2%)
3位:奈良県(前年比+9.4%)

宿泊者数が増加した要因について、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は「JR東日本の存在が大きいのでは」と指摘します。

2025年は、JR東日本が▼期間限定で平日に1日1万円で乗り放題できるパスを導入したり、▼早割キャンペーンを展開する頻度も多めでした。

それらを利用してJR東日本管内で関東から一番遠い青森に行くことで、より”お得感”を得たい人が多かったのでは、と分析しています。

宿泊客増加の起爆剤?大人気「スナックママカード」とは

日比キャスター:
青森県大鰐町では「スナックママカード」を作る取り組みもされています。
この「スナックママカード」とは、温泉街を盛り上げるため、スナックのママがトレーディングカードになったものです。

第1弾は大人気となり、1月30日から第2弾がスタート。若い頃のママの姿が写った「レアカード」もあるといいます。

自分がほしいカードのお店にいって「ママ、カードちょうだい」と一声かけるともらえるそうですが、食事やドリンクの注文も忘れないようにしましょう。

町の担当者によると、県外から2泊して既に全14店舗分を手に入れた人もいるそうです。

カードには「お店自慢」と「最近の悩み」が書いてあります。

スナック「黒姫」のママの場合
▼お店自慢:「お通しは全て手作りです。」
▼最近の悩み:「身長が縮んだ」

裏面には「ママ分析」という五角形が描かれていています。黒姫ママは「トーク」や「体力」はかなり高めですが、「視力」は少し自信がないようです。

パラメーターがMAXになっているのは「アルコール」と「食欲」でした。ママに会ってみたいな、という想像が搔き立てられます。

大鰐町企画観光課の担当者は「古き良き津軽を広めるため、150年近く歴史があった町のスナックに注目。スナックに行けば宿泊にもつながる」と分析しています。

スナックのママだけじゃない 全国に「ご当地トレカ」

日比キャスター:
スナック「フローラ」のママに反響を聞いてみました。

スナック「フローラ」 ママ・ふみちゃん
「カードを導入してから観光客が増えた。第2弾が始まったのをSNSで見て、関東方面から新幹線で来た方も
「『最低でもスナック5軒回ってね(ハート)』とお願いしています」

日比キャスター:
カードを5枚集めると、先着で特産品がもらえるというシステムがあるそうなので、「まずは5枚集めよう」という方もいるということです。

こうした「ご当地トレカ」は様々な場所で展開されています。

例えば京都の「銭湯トレカ」、青森の「漁師カード」、茨城の「いばらき女将カード」、愛知の「豊橋手筒花火カード」など、各地で趣向を凝らしたカードを作っています。

外国人宿泊者、1番増えたのは「鳥取」 有名アニメの影響か

日比キャスター:
外国人の宿泊者数が伸びた県、トップ3を見てみます。

【外国人 延べ宿泊者数(2025年速報値)】観光庁
1位:鳥取県(前年比+68.0%)

2位:新潟県(前年比+55.3%)
3位:三重県(前年比+54.3%)

日比キャスター:
鳥取県の外国人宿泊者数が増加した要因としては、▼海外直行便の増加▼鳥取にゆかりのあるアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」などがあるということです。

県の国際観光課によると、米子空港とソウルを結ぶ便は週3だったのが、2025年3月から週5に、さらに12月には毎日になりました。そして米子空港と台北を結ぶ便も、2025年5月から週2便で運航開始しています。
2025年の外国人観光客の約4割が韓国と台湾からの方だったそうです。

また「ゲゲゲの鬼太郎」による効果もやはり抜群です。
2024年に映画が海外でも公開されました。水木しげるロードのある「境港市」に滞在した人の数は、前年比で約2.8倍になったといいます。(2024年・2025年6~8月を比較 ナビタイムジャパンの分析データより)

アニメや映画といったコンテンツの力を感じますよね。

山内あゆキャスター:
何か大規模なアミューズメント施設があるとかではなく、昔の昭和の町並みや、日常の中の風景を楽しめる旅行が増えたように感じます。

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