猫を『乗らないでほしい場所』に近寄らせない方法6つ 効果的な対策からしつけ方のコツまで
皆様のお家にも1つは必ずあるでしょう。"猫に乗られては困る場所"が。どうすれば解決する?猫と喧嘩するしかない!?今回は、力技以外でできる効果的な対処法やしつけ術を徹底解説いたします!!
『乗らないでほしい場所』から遠ざける6つのスキル

猫のイタズラの中でも特に『乗らないでほしい場所』に乗る行動は、大変な迷惑行為です。しかしこれは人間目線による感覚で、猫自身は"悪いことをしている"という自覚すらありません。
そんな猫を近づかせないようにすることなど可能なのでしょうか。実は、いくつかポイントを押さえれば解消することができます。
ということで今回は、『乗っちゃダメ』を効果的に実現するためやってみてほしい、6つの対策やしつけ方法を紹介いたします。
1.動線を断ち切る

押し入れや天袋、食器棚の上など、飼い主さんの手が届かない場所に乗ってしまう場合は動線を断ち切るのが得策です。
猫は高い場所を好むため、『ダメ』と注意しただけではやめてくれず、何度でも登ってしまいます。
したがって、そこに登れなくしてしまえばいいのです。例えば食器棚に辿り着くためのステップになるような家具を離す、天袋に物を置いてしまうなどの工夫を凝らしてみてください。
猫側も最初は戸惑い、再チャレンジを試みると思いますが、次第に諦めます。ストレスが心配であれば、逆に乗っても良い場所(例えばキャットタワー)を用意してあげてください。
2.苦手な音を鳴らす

一方で、テーブルに乗るケースでは動線を断ち切ること自体が難しくなります。そもそも、どうして猫はテーブルに乗ってしまうのでしょうか。
考えられる理由としては、木登り感覚で楽しんでいる・テーブルの上に乗っているものに興味があるなど様々です。ある特定のものを目当てとする場合は、原因となるものを他の場所に移してしまえば解消できるでしょう。
それ以外のケースでは、愛猫が苦手とする音を敢えて聞かせるのが有効な手立てです。例えば、ペットボトルを潰す・空き缶を叩く・ホイッスルを鳴らす(スマホから流す)など。
重要なポイントは、あくまでも誰が鳴らしているか悟られないことです。発信源が飼い主さんだとわかると、"構ってくれている"という誤解や"意地悪している"という誤った認識につながってしまいます。
愛猫との関係性にヒビが入らないようにするためには、しっかりルールを決めて行うことが大切です。音を鳴らすのはその都度1回のみにしてください。タイミングとしては、最初は乗ったとき、次は乗ろうとしたときがベターです。
しつこくしても効果はありませんので、感情的にならないように気をつけてください。
3.霧吹きをかける

"音"ではなく"水"を活用する方法もあります。猫の祖先は砂漠にいたため水に馴染みがなく、体が濡れることを嫌がるという習性を利用します。
この場合もやり方は同じです。望まない行動に対して、どこからともなく霧吹きの水がかかるようにします。やはり罰は1回のみ、何度も吹きかけては逆効果になってしまいます。
4.バリケードを敷く

ルートを断つという意味では1つ目と類似していますが、キッチン内に侵入してあちこち乗ってしまうという場合には、バリケードを敷くという方法があります。
やり方は至ってシンプルで、キッチンに柵を置いてしまえばいいのです。まずはネット販売している専用の柵を参考にしてみてください。そこで購入してもいいですし、DIYが得意な方であれば手作りでも構いません。
キッチン自体に乗る、キッチン内の戸棚に乗ることの危険性は事故だけに限らず、猫にとって危険な食材に触れたり口に入ってしまう恐れがあります。
こうした諸々の危険から愛猫を守るためにも、キッチンには侵入させない・登らせないことを徹底してください。
5.ガムテープを貼っておく

"ガムテープを貼っておく"という方法もあります。
まず、ガムテープの粘着面が露出するように輪を作ります。それを乗ってほしくない場所に貼り付けます。乗るための下準備の段階で手が触れるものには特に効果を発揮するでしょう。
ただし、これにはガムテープが愛猫に張り付いてしまうというリスクがあります。驚いて暴れてしまう危険性や、舐めて取ろうとする過程で口に入る危険性があるので注意が必要です。
留守中には行わず、飼い主さんが見守る中で活用してください。
6.ツルツルした素材のカーテンを取り付ける

カーテンレールに乗ってしまうヤンチャ猫へは、ツルツルとした素材のカーテンを取り付けて対策しましょう。
まず、カーテンレールに到達するにはカーテンをよじ登る必要がありますよね。猫自身も確実に辿り着けるルートとして第一に目をつけるものだと思います。
その結果カーテンがボロボロになり、まるで廃墟のような有り様になることも珍しくありません。これを阻止する鍵は『カーテン』にあります。
カーテンを選ぶ際、ツルツルとした質感の物を選んでみてください。爪が思うように掛からなければ登ることができず、カーテンレールに行き着かなくなるからです。
さらに、猫の爪をこまめに切るようにしてください。そうすることでより一層、カーテンに爪が掛かることを阻止することができます。この2つを徹底しておけば、思わぬケガや事故の防止にもつながるので一石二鳥です。
まとめ

基本的に猫が、"どこかに乗る"というクセは本能によるものです。高い場所は見晴らしが良いので安心感が得られ、テーブルの上は木登り感覚で乗ってしまいます。
また、中にはカーテンレールに乗るという強者もいるでしょう。主に遊び盛りの子猫に多いイタズラです。
これら全てにいえるのは、おもむろに『ダメ』と言っただけではやめてくれないということ。つまり、犬のようなしつけは難しいということです。
だからその代わりとして、乗らせない対策と乗ってもいい場所の棲み分けの徹底が重要になります。今まさに、愛猫の冒険にヒヤヒヤしている飼い主さんは参考にしてみてください。
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