「保守もリベラルも同じ」「色分けする世の中が怖い」自民党が目指した保守に求められるものとは 大島理森元衆院議長に単独インタビュー【報道の日2025】

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2025-12-28 19:00
「保守もリベラルも同じ」「色分けする世の中が怖い」自民党が目指した保守に求められるものとは 大島理森元衆院議長に単独インタビュー【報道の日2025】

ことし11月、自民党の幹事長や衆議院議長を歴任した大島理森氏が、TBS「報道の日」の単独インタビューに応じた。

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先の国政選挙で「保守」を標榜する新興政党が台頭するなか、1955年から保守政党を掲げ、65年以上政権与党を担ってきた自民党が目指した「保守」とは何か、現在の自民党に期待することなどについて大島氏に聞いた。

保守の構えは「漸進的な改革」「一歩一歩改善していく」

ーーこの一年振り返ると、保守の新興勢力が台頭してきたり、自民党総裁選でも候補者皆さんが保守について語られる状況がありました。大島さんは「保守」をどのように考えていますか。 

「私は「保守」というのは漸進的な改革、改善をする構えが保守だと思います」

ーー変わっていくことを厭わない?

「もちろんです。だってそれは過去に囚われてはいかんし、一つのイデオロギーに囚われてもいけません。イズムに凝り固まってはいけません。そういう意味で、寛容性というものは、保守のバイタリティの一つだと思うのですが、『ここはやっぱり変えていかないといかん』、こういう指摘を頂いたら、ここは改善していかなきゃならない。今まで培ったルールや慣習、そういうものを大事にしながら、そして直さなければならないことを一歩一歩改善していくというのが、保守の構えじゃないでしょうか」

ーー「保守」の定義づけが、政治家だけじゃなく世の中としても変わってきましたよね?

「昨年の衆議院選挙、それから今年の参議院選挙で、完全に多党化・多極化的な様相を示したときに、体系的な軸のあり方よりも、感情的にドバッと突き刺さるような言葉で、国民の皆さんが『おー、それがいい』と。それを発して、皆さんの関心と支持をいただく、そういう時代になってきたなという思いが(ある)。だからこそ、自民党として寛容性を持った包括的な政党の存在を、そういう時代であるからこそ磨き抜いて、頑張って頂かなきゃならないのではないかな、という思いを持っています」

「保守とリベラルも同じはず」大島氏が感じる“怖さと危険”とは?

ーー保守とリベラルというのは両立できないものなんでしょうか?

「保守もリベラルも、そのコンセプトが定かでなくて、何となくそれで色分けしてしまう世の中が怖いですね、私は」

ーー怖い?

「怖いですよ。だってリベラルっていうのは自由って意味ですよ」
「そもそも人間の尊重という意味では、保守もリベラルも同じはずなんです。そこに根底がなきゃいかん。私からすると一緒ですよ、共存できる概念だと思います」

ーーリベラルと保守は本来だったら同じ地平上にあるのに、対立するものとして位置付けると、どういうことが起きるのが「怖い」と感じますか?

「意味のある対立軸だったらいいんですが、中身がはっきりしない中で、レッテルを貼って判断をしてしまうというのは、いわゆる大衆迎合的な政治がどんどん進んで、ポピュリズムの政治が続いてしまうと不健全な国柄の姿に結果としてなってしまうか、非常に強いリーダーシップを持った人間を渇望していく状況が生まれてきやしないかと。それが権威主義的な、独裁的な政治を生み出す可能性はあるような気がする。分断はいけませんよ。日本の政治に分断を起こしては、僕は絶対にいけないと思います」
「白黒決着をつける一見すっきりする政治、これは危険だと思いますね。だからこそ包括的政党である自民党は、寛容の精神を一つ基本に持ちつつも、本来の秩序ある改革、改善を毎日毎日努力しつつ、平和と豊かさと人間の尊厳を大事にすることを基調にして頑張っていただきたいなとは思っております」

寛容とは「信頼関係を一歩一歩築いていくこと」

ーー国際情勢が厳しくなる中で、寛容とか、他者の意見に耳を傾ける姿勢だと国を守れないのではないかというような声もありますけれども、これについてはどう思われますか? 

「国を守るために一番大事なことは、戦争まで至らないように外交でまず全力を尽くすことでしょ。 寛容っていうのは相手の言うことを全部聞くことではございません。お互いの意見の違いを堂々と述べればいい。そういう中で、信頼関係を一歩一歩築いていくこと、こういうことが大事だと思います。それが私が先ほど来申し上げた「寛容」という言葉ではないかと思います」

2009年、自民党が下野した際に、大島氏は党の幹事長として新たな綱領の策定にも携わった。「党再生の礎」として策定された綱領には「我が党は常に進歩を目指す保守政党である」として、自民党が目指す「保守」の姿や、政策の基本的な考えなどが明記された。

「(当時の)谷垣総裁から『幹事長をやれ』と、こう言われましたときに、谷垣総裁ともどもにお話されたのは、『もう一度我々は出直そう』と。出直すっていうのは何かといったときに、『我々の原点は保守党という原点、国民政党である』と。一組織、一団体、あるいは一地域の代表ではない。だとすれば、もう一度その国民の中に我々自身の信頼を頂戴するために入っていかなきゃならんと」
「新しい出発のための出直そうという意思を集める、という意味での新綱領作りであったと思います」

総理の立場は「孤独なもの」 高市政権に求められる“チーム作り”とは

自民党としての「保守」を定義した当事者の一人である大島氏から、いまの自民党、高市政権はどのように見えているのか。

ーー現在の高市政権をご覧になって、寛容性を磨き抜いていると思いますか? 

「どういうチームをこれから作れるかということが大事だと思います。ささやかな経験ですが、私も1年8か月、官邸というところで仕事をさせて頂きました。(総理という立場は)孤独なものですよ。最後は自分の決断をしなきゃならん。そういったときに、色んな意見を、まさに多様な意見を整理して、総理に進言をして頂く。そういうチームをこれからきちっと作って頂くことが、とても大事なような気がします」
「(高市総理は)非常に真面目ですから、人から聞くと、ものすごい自分でいろんなことをお考えになられて、自分で全てを判断しようと努力されてるように見受けられるんですね。ある程度お任せするものは仕方がないし、やっぱりそういうチームをどうこれから作っていくか、ここが肝心なような気がします」

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