Urielle氏、明るい未来を展望

2025-12-30 18:00

「教育を後回しにはできない」基金が資金提供を行うUNICEFの視覚障害児向けトレーニングセンターは、中央アフリカ共和国において、子供たちが自らの持つ可能性を最大限に発揮できるよう支援している。

バンギ(中央アフリカ共和国), 2025年12月31日 /PRNewswire/ --Urielle氏は教室に座り、読書に没頭しています。同氏の指先は、目の前の紙に刻まれた点字の繊細な凹凸をなぞっています。

Urielle stands in front of the Education Cannot Wait-supported Training Centre for Children with Vision Impairments. © UNICEF CAR/Jose Carlos Rodriguez
Urielle stands in front of the Education Cannot Wait-supported Training Centre for Children with Vision Impairments. © UNICEF CAR/Jose Carlos Rodriguez

「私は3歳の時に視力を失いましたが、それで歩みを止めることはありませんでした。幼い頃から両親は、努力を重ね、自らの夢を追い続けるために、自立し自分の力で生きることを教えてくれました」と、Urielle氏は語っています。

人生において数々の困難に直面してきたにもかかわらず、20歳の同氏は、常に両親や教師から揺るぎない支援を受けてきました。そうした支えのもと、学びと物語への情熱、そして強い決意を胸に、同氏は自らの未来を主体的に切り拓いています。

出身地であるバンギにあるUNICEFの支援を受ける視覚障害児向けトレーニングセンターに参加して以来、Urielle氏をはじめとする視覚障害のある子供や若者たちは、点字の読み書きを学び、教育へのアクセスを得ています。多くの場合、それは人生で初めての教育機会です。

同センターは、中央アフリカ共和国において視覚障害のある少女や少年に配慮した学習機会を提供するため、首都バンギに設立された、「教育を後回しにはできない(Education Cannot Wait:ECW)」基金が資金提供を行う3つの施設の一つです。これらのセンターは、生徒が点字および読解力・文章力を身に付け、国の教育課程に基づく適切な能力水準を養うとともに、将来的に通常の学校へ進学できるよう支援しています。

毎朝、特別支援学校のトゥクトゥクがUrielle氏の自宅前に停車し、同氏をトレーニングセンターへ送迎しています。授業は、視覚障害のある教師が、視覚に障害のない教師の補助を受けながら、点字教材を用いて行われています。

同センターは、教育省が定める標準カリキュラムに沿って運営されています。また、ここはUrielle氏が点字による読み書きを学んだ場所でもあります。こうした極めて重要なスキルは、同氏に新たな情熱をもたらしました。「私は人と物語を共有することが大好きです。特に社会問題について語ることに魅力を感じています。最も好きな科目は社会科です。世界各地の人々がどのように暮らし、関わり合い、課題に向き合っているのかを知ることが好きだからです」と、この10代の若者は語っています。

現在、Urielle氏は学校で充実した日々を送っていますが、障害のある人々に対する偏見が依然として残る社会において、教育への道のりは決して平坦ではありませんでした。Urielle氏は次のように振り返っています。「近所の人や親戚からさえ、私は役に立たず、学校に行くより家事をする方が向いていると言われていました。しかし、両親の揺るぎない支えのおかげで、そうした声に耳を貸さずにいられるようになりました。」

否定的な声を退けながら、Urielle氏は教育が視野を広げ、自らが望む未来を築く力を持っていることを理解しています。「学べば学ぶほど、頭の中に物語が次々と広がっていきます。だからこそ、私はジャーナリストになる決意を固めました」と同氏は語っています。

同センターでは、技能の習得を目的とした職業訓練コースも実施されています。修了生の中には、こうした新たな技能を生かして就職を果たした人もおり、中には公務員として働く道に進んだ人もいます。

中央アフリカ共和国は、子供として生きる上で、世界でも特に過酷な国の一つです。紛争、暴力、避難、そして自然災害が、今なお同国に重くのしかかっています。長年にわたる不安定な状況は、もともと限られていた公共サービスの崩壊を招き、その結果、多くの地域で教育へのアクセスが極めて限定的、あるいは事実上存在しない状況が生じています。学校が開校している地域であっても、十分な資格と訓練を受けた教員、学習教材、そして安全な校舎が不足しているケースが少なくありません。

Urielle氏のように障害のある子供にとって、その状況はさらに厳しいものとなります。「特別なニーズ」を持つ子供に対する偏見や差別は依然として広く存在しており、その結果、家族が障害のある子供を社会から隠してしまい、同年代の仲間や、学校を含む地域社会との関わりを奪ってしまうことも少なくありません。幸いにも、Urielle氏の両親は、娘が持つ無限の可能性を見いだすことができました。

国連における緊急事態および長期化する危機下の教育を支援するグローバル基金であるECWは、2017年以降、中央アフリカ共和国においてUNICEFをはじめとするパートナーを支援し、安全で保護された学習環境における質の高い教育へのアクセス拡大、国および地域レベルの教育システムの強化、教員支援、さらに少女や障害のある子供に対する重点的な支援を目的としたプログラムに資金を提供しています。

現在、Urielle氏は優秀な生徒であることだけに満足していません。「私はパラリンピック選手にもなりたいと思っています。長距離走のトレーニングを週に3回行っています!」と同氏は語っています。

その日が来るまで、Urielle氏は学び続け、周囲の人々を勇気づけるために物語を語り続けるつもりです。同氏は満面の笑みで次のように語っています。「物語を語ることは、私の情熱です。大学進学までには少なくともあと6年あり、道のりは長いことも分かっています。それでも、いつか自分自身のラジオ番組を持ちたいと思っています!」

同氏の志は限りなく広がっており、その歩みは、子供たちが成長に必要な教育、資源、そして支援を得たとき、誰もが持つ可能性が花開くことを力強く物語っています。

写真-https://mma.prnasia.com/media2/2852551/Education_Cannot_Wait_Screenshot_2025_12_29_at_4_33_12_PM.jpg?p=medium600

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