猫に『和室』を荒らされないための対策4つ 畳やふすまを綺麗に保つための工夫とは
愛猫との穏やかな生活の中で和室の畳やふすまの傷は多くの飼い主が抱える共通の悩みです。今回は大切な住空間をどう守るか、そのための具体的な対策と和室を長く保つための実践的な工夫をご紹介いたします。
1.猫専用の爪とぎを新調する

畳やふすまがボロボロになってしまう最大の原因は、愛猫の爪とぎ欲です。なぜなら柔らかい和室の素材は、猫ちゃんにとって最高の「獲物」に見えてしまうから。
まずは、和室よりも魅力的に本能を満たせる専用の爪とぎを用意してあげましょう。段ボール製や麻縄巻きなど、愛猫がどんな素材を好むか観察してみてください。
使用率を上げるコツは、和室の出入り口や、愛猫がよくくつろぐ場所に戦略的に設置することです。また古くなった爪とぎは早めに交換し、常に新鮮な環境を整えることで、猫の習性を満たしつつ和室を守る第一歩となります。
2.障子用の保護フィルムを貼る

障子は、飼い主にとって悩みの種になりがち。爪や体当たりで簡単に破れてしまいますよね。そこで役立つのが、障子専用の保護フィルムです。透明なので和紙の風合いを邪魔せず、貼るだけで障子の強度を劇的に高めてくれます。これなら愛猫が少々体当たりしても、破ける心配が大幅に軽減されます。
最近では、紫外線カット機能を備えたものも登場しています。貼り付け作業も簡単で、DIY感覚で取り入れられるのも魅力です。障子を守るだけでなく、部屋全体の美観を長く保てるため、猫と暮らす家庭にとっては必須の工夫といえるでしょう。
3.耐久性が高い和紙畳に変更する

従来のい草畳は、愛猫の爪には太刀打ちできず、すぐに傷だらけになってしまいました。そこでおすすめなのが、特殊加工を施した耐久性の高い「和紙畳」です。
和紙畳は、い草に比べてより摩耗に強く、猫ちゃんの爪にも比較的耐えられるタフさを持っています。さらに、撥水性(水を弾く性質)があるためシミにも強く、お掃除の手間が格段に減るのが大きなメリットです。
見た目は従来の畳と変わらず、和室の落ち着いた雰囲気をそのまま楽しめます。これは、猫ちゃんとの快適な暮らしと美しい和室の維持を長期的に両立させるための、長期的な解決策となります。
4.可能な限り猫を和室に入れさせない

最も確実な対策は、愛猫を和室に入れないルールを設けることです。和室の素材はデリケートなものが多く、猫の習性と相性が悪い場合が多いため、被害を根本的に防ぐには立ち入り制限が効果的です。
ペット用のゲートや、しっかりと閉まるドアストッパーなどを活用し、猫ちゃんが自由に入れないように工夫しましょう。
もし和室で過ごす必要がある場合でも、短い時間に限定するか、飼い主の目の届く範囲で過ごさせるようにしてください。愛猫にとっては少し不自由に感じるかもしれませんが、和室を守るための必要なルールとして割り切ることが大切です。
まとめ

愛猫と和室をどちらも大切にするには、1つの対策に頼るのではなく、複数の工夫を組み合わせるのが成功の鍵です。
まずは、愛猫の爪とぎ欲を分散させるために専用の爪とぎを新調することから始め、障子には保護フィルムで強度アップをしていきます。さらに長期的な安心を求めるなら、和紙畳への変更を検討することもおすすめです。
そして、被害を最小限に抑えるための入室制限も大切です。こうした対策をバランス良く実践していけば、ストレスフリーに愛猫との生活を楽しみつつ、ご自宅の和室の美しさをいつまでも維持できるようになるでしょう。
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