車に乗る前に欠かせない『猫バンバン』とは?猫たちの命を守るために確認すべきこと

2026-01-10 11:00

冬の寒い日や悪天候の日には、車のエンジンルームに猫が忍び込んでいるかもしれません。もし、そのまま気づかずにエンジンをかけてしまえば、取り返しのつかない事故につながります。車に乗り込む前には、猫への安全確認「猫バンバン」を習慣にしましょう。

猫の命を守る「猫バンバン」とは?

エンジンルームに乗る猫

猫バンバンとは、車を動かす前にボンネットや車体を軽く叩く行動です。これは、エンジンルームや車体の下に隠れている猫に「今から車を動かしますよ」と知らせて、安全に離れてもらうための合図となります。

もともとは日産自動車がSNSで「猫バンバン」と投稿したことがきっかけでした。それが広まり、現在では車に乗る人たちの習慣として定着しています。

猫バンバンのやり方

猫バンバンのやり方は以下の通りです。

  • 1.ボンネットを手のひらで叩く(コンコンとノックしても可)
  • 2.車体の下やタイヤ周りを確認する
  • 3.猫が出るまでしばらく待つ
  • 4.猫が安全な場所まで行ったらOK

ボンネットをたたくときは、中に猫がいた際に振動や音がしっかりと伝わる程度が目安です。たいていはびっくりして出てきますが、猫によっては動かないこともあるので、叩いた後に鳴き声や物音がしないか耳を澄まして確認しましょう。

運行前点検と同様に、車体の下やタイヤ周りも目視で確認します。可能であれば、クラクションを軽くプッと鳴らすのも効果的です。

最後に、猫が逃げる時間を確保するため、しばらく待ってからエンジンをかけます。

注意すべきポイント

エンジンルームに猫がいるかどうかは、開けて確認するのが理想ですが、猫バンバンはボンネットを開けずに猫を追い出す手段です。形だけの作業とならないように「猫の安全を守ること」を意識して続けましょう。

猫バンバンは、寒い冬にエンジンの余熱を求めて猫が来ることから冬場に推奨されていますが、実はエンジンルームへの猫の潜り込みは、季節を問わず年間を通して報告されています。

特に大きな車はエンジンルームも広いので、子猫を数匹置いたまま餌を探しに行ってしまう母猫もいます。子猫たちは自力で動けないことがあるので、猫バンバンの際には鳴き声や物音がしないかも耳を澄まして確認してください。

そして、猫がいた場合は、安全に逃げていくまで待ってから、エンジンを始動することが大切です。

もしエンジンルームに猫を発見したら?

エンジンルームの猫たち

猫バンバンをした際にエンジンルーム内に猫を発見した場合は、次の手順で外へ逃がしてください。

  • 1.猫に安全な逃げ道を確保する
  • 2.ボンネットを全開まで開ける
  • 3.出てこなければ軽く音を立てて追い出す
  • 4.車から完全に離れたことを確認する
  • 5.問題がなければ始動

猫を逃がす際には、慌てた猫が事故にあわないよう車の通りなどがないかを確認してください。また、ボンネットから出た猫が、車体の下にうずくまることもあるので、車から十分に離れたことを確認しましょう。

猫が出てこない場合や自分では手に負えない場合は、JAFや加入のロードサービスに相談しましょう。サービス可能な範囲で対応してもらえることがあります。

まとめ

車の上に座るミケ猫

今回は、猫の命を守る猫バンバンについて解説しました。車に乗る前の「猫バンバン」は、誰でもできる安全確認です。地域によっては、猫だけでなくほかの小動物も入ることがあります。

万が一、猫の潜り込みに気づかないと、最悪の場合、猫の命だけでなく、車の故障にもつながります。エンジンへの異物の巻き込みは、異音・異臭だけでなく、制御不能でエンジンが停止してしまうこともあるのです。修理費用も高額になることが多いため、猫にも人にも悲しい結果になる可能性があります。

車の利用者は、道路運送車両法で日常点検を行う義務があります。猫バンバンは点検の項目外ですが、エンジンルームの安全確認という点では重要な確認行為のひとつなので、冬だけでなく年間を通して習慣化するようにしましょう。

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