猫が『雨の日』にたくさん寝る理由4つ 本能が関係している?意外な原因をご紹介
雨の日になると、いつも以上に長い時間眠っている愛猫の姿を見て、不思議に感じる方もいるはず。今回は、猫が雨の日に眠る時間が増えやすい理由を解説します。
1.本能的なエネルギー温存

猫が雨の日に寝ることが増える理由として、まず挙げられるのが「エネルギーの温存」。猫は野生の世界では狩りをして生きている動物。常に動き回るのではなく、必要な場面でのみエネルギーを使ってきました。
雨の日は、視界が悪く音も拡散しにくいため、狩りの成功率が著しく下がります。野生下では、このような日は無理に活動せず、体力を温存することが生存率を高める行動でした。
現代のイエネコは基本的に狩りをしなくなったとはいえ、気圧や湿度などの環境変化を察知する能力はそのまま残っています。そのため「今日は動くべき日ではない」と本能的に判断し、睡眠時間を増やしていると考えられます。要するに、雨の日にたくさん寝るのは、猫の本能的な行動なのです。
2.気圧と湿度で体がだるい

猫も人間同様、雨の日の気圧や湿度変化に影響を受ける可能性があります。雨の日におこる低気圧は、猫の自律神経にも影響を及ぼす可能性があります。自律神経は体温調整や血流、内臓の働きをコントロールするもの。自律神経のバランスが崩れると、結果的に倦怠感や眠気が出やすくなります。
シニア猫や、関節・腰に不安を抱える猫では、気圧の変化によって動くのを避けがち。雨の日に「食欲はあるが動かない」「寝ている時間が極端に長い」と感じても、焦らずゆっくり様子を見守ってあげましょう。ただし、あまりにも長時間、何日も続く場合は病気やケガの心配もあるので動物病院に相談されることを推奨します。
3.濡れたくないから

猫が雨の日にたくさん寝る理由として、シンプルに濡れたくないから、という可能性も考えられます。猫が水を嫌う理由は、単なる好き嫌いではありません。被毛が濡れることで、動きにくくなるだけでなく、体温が急激に奪われるリスクがあるためです。
野生環境では、体が冷えることは免疫低下や捕食リスクの増加につながる重大問題。雨音や窓に当たる水滴の音を聞くだけで、猫は外の環境を「不快」「危険」と判断しているのかもしれません。その結果、窓際を避け、ベッドや毛布の中など、より安全で乾いた場所に移動して長時間眠っているのです。
4.体温管理

雨の日に動かない理由として、体温管理を行っている可能性も挙げられます。猫の平熱は人間より高く、約38~39度。この体温を維持するためには、余計なエネルギー消費を避けようとします。雨の日は気温が下がりやすく、空気中の湿度も高いため、体感温度が低くなりがち。
そのため、雨が降る寒い日、猫は活動量を減らし、丸くなって眠ることで熱が逃げるのを防いでいるのです。特に短毛種や体脂肪が少ない猫は、体温調整のために睡眠時間がさらに長くなりやすいでしょう。
まとめ

猫が雨の日によく眠るのは、複数の要因が重なった、極めて自然な行動。雨の日に静かに眠る愛猫の姿は、無理をしない賢さの表れとも言えます。無理に起こすよりも、暖かく安心できる寝場所を整えてあげることが、猫にとって最良の配慮です。
今回の記事を参考に、雨の日にすやすや眠る猫を暖かく見守ってあげてください。
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