猫と『動物病院』に行くべきタイミング3選 定期的に通わせたい理由やメリットも解説
猫は体調不良を隠すのが上手な動物。飼い主が異変に気づいたときには、症状が進行していることもありません。愛猫の健康と長寿のために、動物病院に連れて行く適切なタイミングについて一緒に学んでいきましょう!
1. 緊急性が高いサインが出たとき

以下のような症状が見られたら、「様子が変」というレベルを超えている可能性があります。緊急性の高い疾患やけがの場合もありますので、すぐに動物病院を受診しましょう。
呼吸が荒い、苦しそう
- 口を開けて「ハアハア」と呼吸をしている
- 舌や歯茎が紫色になっている
- 元気がなく、ぐったりとしている
心臓病や肺炎、熱中症といったように命に関わる病気が隠れているサインかもしれません。
意識がない、痙攣している
- 意識がなく、呼びかけに反応しない
- 体が硬直して倒れてしまう
- よだれを大量に垂らす
- ふらついたり、体がガクガクしている
てんかんや脳腫瘍、有害なもの(殺虫剤、カフェイン)を口にしたことによる中毒などの恐れがあります。
出血がある、強い痛みがある
- 体から血が出ている
- 触られるのを異常に嫌がる
- 動きたがらない
関節炎や外傷以外にも、胃腸炎や肝臓病など、全身のあらゆる部位の病気やけがの可能性があります。
排泄しない、血が出ている
- 尿や便が数日間、出ていない
- 尿に血が混じっている
- 血便が出ている
膀胱炎や尿道閉塞、腫瘍といった恐れが。水分をとる、ストレスを減らすといった対策も必要ですが、必ず受診を。
2.年齢に応じたタイミングで

子猫や高齢猫は、特に体調管理が大切になる上、かかりやすい病気も異なります。不調の早期発見、将来のリスクを下げるためにも、年齢に応じて獣医師の診察を受けましょう。
子猫の場合(0〜12ヶ月程度)
子猫を家族に迎え入れたら、まずは全身をチェックしてもらいましょう。寄生虫や感染症の有無の確認、ワクチン接種も欠かせません。
さらに、食事や排泄、生活環境など、少しでも心配事や疑問があれば相談するのもおすすめです。
体が成長し、性成熟が始まる生後半年前後には、避妊・去勢を検討しましょう。望まない妊娠を防止するほか、生殖器系の病気の予防、発情期のストレス対策といった効果もあります。
シニア期(7歳以上)
高齢の猫は、腎臓病や甲状腺疾患、関節炎などにかかりやすくなっています。少なくとも半年に1回は健康診断のための受診をおすすめします。
一般的な身体検査に加えて、血液・尿検査やレントゲン撮影などと組み合わせて行うことで、病気の早期発見・治療につなげましょう。
ささいな変化でも気軽に相談できる”かかりつけ医”を見つけておくことも重要なポイントです。
3.定期的な健康診断

1~7歳ごろまでの成猫であれば年1回、シニアの猫であれば年2回程度のペースで定期的に健康診断のために受診すると安心でしょう。
成猫の場合、年1回の接種が推奨されている混合ワクチンを打つタイミングで健康診断を行うと、猫・飼い主双方の負担を軽減できます。
体重や体温測定、触診といった基本的な検査に加えて、腎臓や消化器などの異常をチェックできる血液検査や、心臓や骨の状態を確認できるレントゲン検査などがあります。
年齢や体の状態に応じて、獣医師とも相談した上で、必要な検査を実施しましょう。
定期的な通院のメリット

早期発見で治療の選択肢が広がる
定期的に通院することで、症状が現れる前の段階で異変を発見できる可能性があります。たとえば、腎臓病や甲状腺の病気は、初期段階は無症状の場合がありますが、血液検査によって異常が見つかることも。
生活習慣病の予防と管理ができる
肥満や歯周病、尿路疾患などは、日ごろの生活習慣との関係が深く、定期的に獣医によるチェックを受けることで食事や運動などの改善策やケア方法を相談することができます。
ストレスや不安の軽減
動物病院が “安心できる場所” と猫に認識されると、いざというときの診察がスムーズになります。おやつやおもちゃを活用する、獣医師やスタッフになでてもらうといった楽しい経験を増やして、ストレスや不安を軽減できるよう工夫しましょう。
まとめ

過去に味わった恐怖や痛みから、動物病院の受診がストレスになる猫もいます。ただ、「何かあるまで行かない」という考え方は、結果として猫の健康リスクを高めてしまうことも。
呼吸困難や出血などの緊急性が高い症状が出たときに限らず、食欲不振や排泄の変化、行動パターンの変化が見られた場合でも早めの受診をおすすめします。
また、年齢に応じて定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見や予防・治療が可能になります。
通院に慣れさせたうえで、信頼して何でも相談できる動物病院を見つけて関係性を築いておくことで、愛猫の健康寿命を伸ばすことができるでしょう。
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