アメリカ・ミネソタ州で不法移民取り締まる連邦捜査官が発砲 撃たれた男性は死亡 事件後、現場周辺では抗議活動 当局側と衝突

アメリカ中西部ミネソタ州のミネアポリスで不法移民の取り締まり中に連邦捜査官が発砲し男性が死亡しました。
ミネアポリス市によりますと現地時間24日午前9時ごろ、不法移民を取り締まる連邦捜査官が男性に発砲しました。
男性は病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。
撃たれたのはミネアポリス市に住む37歳の白人の男性で、アメリカ国籍とみられるということです。
一方、国土安全保障省は声明で不法移民の取り締まり中に男性が銃を持って連邦捜査官に近づいたため発砲したと説明しました。
会見を行ったフレイ市長は「不法移民の取り締まり作戦を終わらせるためにあと何人の住民、何人のアメリカ人が死ななければならないのか」と述べた上で、「アメリカの都市が自国の連邦政府によって侵略されている」と批判。
トランプ大統領に対して取り締まり作戦を終了するよう求めました。
また、ミネソタ州のウォルツ知事はSNSで「ミネソタ州はもう我慢の限界だ。吐き気がするほどだ」と批判。政府と連絡を取ったと明らかにしたうえで、トランプ大統領に対し州内から連邦当局を撤収させるするよう求めました。
ミネアポリスではトランプ政権が去年12月から大規模な不法移民の取り締まり作戦を実施していました。今月7日にも移民当局が発砲しアメリカ人女性が死亡したほか、14日にはベネズエラ人男性が足を撃たれてケガをしていて、連邦当局が発砲する事件はこれで3件目です。
今回の事件を受け、現場周辺では、移民の取り締まりへの抗議活動が行われ、当局側は催涙ガスが使用し双方の間で激しい衝突が起きました。
フレイ市長らは平和的な抗議活動を呼びかけています。
一方、トランプ大統領は事件を受け、SNSに死亡した男性が所持していたという銃の写真を投稿。
地元警察の対応を批判したうえで、「職員は自ら身を守らなければならなかった」とし、正当防衛を主張しました。
さらに、市長や州知事について「反乱を扇動している」と批判。移民の取り締まりを行うICE=移民・税関捜査局職員を「愛国者」と呼び、「愛国者たちに職務を遂行させてください!」と強調しました。