犬が亡くなる前に必要な『事前準備』とは?悔いのないお別れのために必要な心構えまで
命あるものには必ず終わりがあります。犬も例外ではありません。最期のときになって慌ててしまうと納得のいくお別れができず、悔いが残ることもあります。愛犬を納得いく形で見送るためにも事前の準備が大切です。今回は悔いのないお別れのための準備と心構えについて解説します。
犬が亡くなる前に準備しておくべきこと

愛犬の体調が思わしくないときに、亡くなった後のことを考えるのはつらいものです。しかし、いざとなるとやることや決めることが多く、冷静に判断できないことも少なくありません。後悔のないお別れのためにも、最低限の準備と確認事項を整理しておきましょう。
火葬・葬儀・埋葬の方法を決めておく
亡くなった後の供養方法は、事前に調べて決めておくことが大切です。ペット霊園での火葬や、自宅まで来てくれる移動火葬車、自治体への依頼など、選択肢はいくつかあります。
また、葬儀のプランや費用、返骨の有無、お墓に埋葬するか自宅で供養するかといった希望をあらかじめ整理しておくと、いざというときにも慌てず、スムーズに手続きを進められます。
業者を決める際には、必ず複数のプランや費用を比較して、納得できる業者を選びましょう。
遺体の安置方法を確認して準備する
愛犬が亡くなった直後は気持ちが動揺しやすく、慌ててしまいがちです。そんなときでも落ち着いて対応できるよう、事前に手順を確認し、必要なものを用意しておきましょう。
遺体の安置には以下のものが必要です。
- ドライアイスや保冷剤や氷
- 遺体を包むタオルや毛布
- 愛犬の体に合った段ボール箱や棺
愛犬が亡くなったら、体をやさしく拭いて清潔にし、手足を自然な形に整えます。その後、ドライアイスや保冷剤や氷で体を冷やして安置します。安置場所は遺体が傷まないように、室温に注意しましょう。
火葬までに時間が空く場合は、業者に遺体の安置方法を相談すると安心です。
治療の範囲を家族で話し合っておく
いざというときに家族で迷わないよう、どこまで延命治療をおこなうかを事前に話し合っておくことが大切です。最低でも、次の点について確認しておきましょう。
- 点滴や強制給餌を続けるかどうか
- どこまでの治療を望むか
- どのタイミングで緩和ケアに切り替えるか
- 最期を迎える場所(自宅か病院か)
治療方針や費用については、家族で話し合った内容を獣医師にも伝えておくと安心です。そうすることで、最期の過ごし方や負担の軽減について的確なアドバイスをもらえ、いざというときにも迷うことなく判断できます。
死後の手続きを確認しておく
愛犬が亡くなると、さまざまな手続きをおこなう必要があります。どのような手続きをおこなうかは、人によって異なりますが、一般的には以下のような手続きがあります。
- 自治体への死亡届
- マイクロチップの死亡届出
- ペット保険の解約
- 血統書団体への登録抹消手続き
自治体への死亡届は、狂犬病予防法に基づくものです。死亡届は30日以内に保健所や市区町村役場へ提出しなければなりません。マイクロチップを入れている場合も死亡届を30日以内に提出します。
また、必要に応じてペット保険の解約、血統書団体への抹消手続きも忘れずにおこないましょう。
手続きには期限が設けられているものもありますので、連絡先や書類を事前に確認し、準備しておくことをおすすめします。
悔いのないお別れのための心構え

愛犬とのお別れともなれば、どうしても何かしら後悔が生まれるものです。「もっとこうしてあげればよかった」「あのときあれを選べばよかった」と考えるのは自然なことです。だからといって、すべてを完璧にやろうと自分を追い詰める必要はありません。
後悔しないためには、愛犬を第一に考えつつも、飼い主さんの気持ちを大切にすることが重要です。飼い主さんが「愛犬にしてあげたいこと」をできるだけたくさんしてください。
まとめ

愛犬が生きているうちから死の準備をするのは何だか気が引けるなと、思う飼い主さんも多いことでしょう。しかし、愛犬との別れに向けた準備は「死を待つ」「死を望む」ことではありません。最期まで愛犬らしく過ごせるようにサポートし、飼い主さんが納得いくお別れをするために欠かせないものです。
愛犬との最期の時間を、後悔ではなく大切な思い出にできるよう、事前に準備を整えておきましょう。
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