【中学受験 最前線】“正月休み返上”13泊14日の合宿に、小学校入学前からの受験準備も…首都圏の“受験ブーム”を追った【news23】

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2026-01-31 15:33
【中学受験 最前線】“正月休み返上”13泊14日の合宿に、小学校入学前からの受験準備も…首都圏の“受験ブーム”を追った【news23】

受験シーズン真っ只中ですが、東京や神奈川では2月1日から中学入試が始まります。

【画像を見る】“中学受験”の準備 幼稚園児に出された問題

首都圏ではおよそ5人に1人が挑戦する中学受験。その合格を目指して、幼稚園の時から“対策”をする動きまで出ています。最前線の現場を取材しました。

“幼き受験生”約5人に1人 加熱する「中学受験」

受験生(小6)
「全力でやりきって絶対合格するぞ!」
「素晴らしい春を望む!」

焚火を前に、小学生の叫びが響きます。

2月1日から、東京などで始まる中学入試。

その受験者数は2025年、5万2300人と過去3番目に多く、首都圏では約5人に1人が受験するなどブームは続いています。

幼き受験生たちの勝負の冬が、今まさに峠を迎えています。

1日13時間勉強の特訓合宿 小6「完璧な答案を作りたい」

富士山のほど近くにある受験塾の施設には、大勢の小学6年生の姿がありました。

ここで、正月休み返上で、12月25日から1月7日まで2週間行われていたのが、「入試直前の特訓合宿」です。

受験生(小6)
「周りの人がやっぱり勉強していて、自分ももっと頑張らなくちゃなって気持ちを感じやすくて、とてもやりやすくなっています、勉強が」

受験生(小6)
「理系をできるようにして、完璧な答案を作るっていうのを目標にしています」

この合宿では、テスト、授業、復習で、勉強時間は1日13時間。1分も無駄にしまいと、最後の追い込みに余念がありません。

そんな中、勉強だけでなく、3日に1回ほどはリフレッシュ時間も。この日は、先生たちと作った豚汁で、つかの間のリフレッシュ。

共働きでニーズ増?保護者から“日数延長”要望も

実はこの合宿、もともとは3泊4日でしたが、保護者の要望により、2024年から12泊13日に伸ばしたといいます(2026年は13泊14日)。

学究社 栗﨑篤史 社長
「昔と比べて、今は共働きで働いてらっしゃるお父様お母様も多いと思いますので。昔々のお母様が勉強を見るのが難しいということもあると思いますので、ニーズは増していると思います」

合宿の費用は約44万円。それでも今回、この合宿所には300人が集まる人気ぶり。寝室は二段ベッドでいっぱいです。

――入試が近づいてきていることについてはどう?

受験生(小6)
「ちょっと楽しみです」

――楽しみ?なんで?

受験生(小6)
「自分の実力を確かめられる面で。初めて本当の入試で合格をとってみたいな」

“受験対策”幼稚園の年長から…

一方、小学校入学前から中学受験に備える動きもあります。

「おかしな仮名づかい」を見つけようとしているのは、幼稚園の年長組の子どもたち。

実はこちらも中学受験対策です。

子どもたちが取り組むのは、パズルやプリントなど。ほかには、こんな問題も…

【問題例】
Q.かけっこをした4人のうち、順位について1人だけ間違ったことを言っている人がいます。誰でしょう?


さとし「すばるさんは1番目」
しおり「わたしは2番目」
すばる「せいらさんに負けた」
せいら「わたしは4番目にゴール」

大人でもすぐには答えが浮かばないような問題の正解は「すばる」

狙いは、早い段階から“思考力の土台をつくること”だといいます。

保護者(40代)
「ちょっと勉強の習慣を、今のタイミングで。そんなに勉強が嫌いになるということもなく、むしろ楽しんでやれるかなということで、ちょっと試してみました」

栄光ゼミナール 低学年指導プロジェクトリーダー 徳橋宏哉さん
「中学受験に興味を持ってらっしゃる層の裾野が下に下に広がっている、そういったような実感があります。とにかく考える時間を楽しむこと、それを一番大切なコンセプトとして、年長コースのカリキュラムを作成しました」

「結構つらかった」 中学受験は親と子が“将来”話す機会に

首都圏で続く“中学受験熱”。

中学受験を経験した大学生たちに話を聞くと、結果に納得しながらも、こんな想いが…

中学受験を経験した大学生
「同年代の子がやっぱり遊んでる中でも塾に行かなきゃいけなかったりとかして、そういうところがちょっと寂しかったような記憶はありますね」
「自発的じゃないなっていう感じがあって、結構つらかったなっていうのはある」
「自分の悩みだったりっていうのをちゃんと親に言った上で、(親と)協力体制を築くのは、僕は一番大事だったかなと思います」

専門家は、中学受験は子どもと親が将来について話すチャンスになり得るとした上で、重要なのは、“結果にとらわれないこと”だと話します。

慶應義塾大学 総合政策学部 中室牧子 教授
「何かわからないことがあったら、先生とか友達とか親に相談できるみたいなコミュニケーション能力も含めて、様々な能力を身につけさせるための教育的なプロセスなんだっていうふうに考える方がいいと思うんですね。

そうすれば、仮に結果がついてこなかったとしても、身に付けられたものが多ければ、本人も満足だし、親も満足なんじゃないのかな」

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