「パンチくん」群れの中で奮闘中 “ぬいぐるみと成長”過去には「クマ」と…その後は出産も【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-02-17 21:38

生後6か月のニホンザルのパンチくん。“オランウータン”のお母さんとともに、懸命に生きていました。

【写真を見る】話題の子ザルに飼育員が与えた“お母ちゃん”とは

いま話題の子ザル 人気の理由は?

千葉にある動植物園のサル山には、平日のこの日もカメラを構える多くの人が。

オランウータンのぬいぐるみを連れて回るパンチくん。まだ生後半年のニホンザルの男の子です。

ぬいぐるみとはどこに行くにも一緒。落としてしまったらすぐに駆け寄ります。
他にも、寝転んでじゃれあったり、毛づくろいをしたり、ぬいぐるみと過ごすパンチくん。その様子が「かわいい」とたちまち話題となりました。

このぬいぐるみは、育児を放棄してしまった母ザルの代わりに飼育員が与えたものです。

市川市動植物園 飼育員 鹿野紘佑さん
「野生でも初産や群れ内の順位が低いと、ストレスで放置してしまうこともあって」

生後間もないころは安心感を得ようと、母ザルにしがみつきますがその代わりになるものとして試したのが始まりでした。

出水麻衣キャスター
「ぬいぐるみはすぐに気に入っていた?」

飼育員 鹿野紘佑さん
「最初はあまり自我という感じはなかった。今は『自分にとって大切なもので近くにいれば安全』という“安心の材料”になっている印象」

群れに慣れてきた様子も 飼育員語る「メンタルの強さ」

もう一つの心のよりどころは飼育員さん。
エサを配りに現れるとすぐに体によじ登ります。どんなに動いても、しがみついて離れません。

今、パンチくんは必死に群れに慣れようと奮闘しています。

大人のサルに近づきますが、押しのけられてしまうパンチくん。
甘えるように「お母さん」にじゃれつき、また近づきますが、また拒絶されてしまいます。

徐々にですが群れに慣れてきた様子も。仲良しのサルと遊ぶ機会が増え、毛づくろいされる様子も。

出水キャスター
「パンチくんは群れに溶け込んでいけそう?」

飼育員 鹿野紘佑さん
「期待しています。だいぶコミュニケーションを自分から取りにいったり、(ほかのサルから)ウザがられて押しのけられたりもするのですが、すぐに立ち直る『メンタルの強さ』も持ち合わせているので、その感じで今後も成長していけたら溶け込めるのかなと」

過去にも…「ぬいぐるみと暮らすサル」

出水キャスター:
見守っていた来園客も、「パンチくんが無事に群れに溶け込めるか心配なんだよ」と、まるで孫を見るような目線で語っていたのが印象的でした。

井上貴博キャスター:
海外のニュースでも取り上げられるほど人気で、オランウータンのぬいぐるみも人気だそうですね。

出水キャスター:
市川動植物園には、2008年にも母ザルが子育ての方法がわからず、クマのぬいぐるみと生活した「オトメ」というメスの個体がいました。その後、オトメは無事群れに加わって出産も経験したということです。

パンチくんも無事に群れに入っていってほしいなと思います。

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