“イラン死者787人”攻撃5日目 イラン攻撃に湾岸諸国が参加の可能性も…イランの報復攻撃を受けた国はイスラエル含め10か国に

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-03-04 19:01
“イラン死者787人”攻撃5日目 イラン攻撃に湾岸諸国が参加の可能性も…イランの報復攻撃を受けた国はイスラエル含め10か国に

アメリカ・イスラエルとイランの攻撃の応酬は5日目を迎えました。イランは米軍が駐留する湾岸諸国への攻撃を続けていて、湾岸諸国がイランへの攻撃に参加する可能性も指摘されています。

連日続くイランへの攻撃。イランの赤新月社は、これまでに787人が死亡したと発表しています。

イスラエル軍は3日も首都テヘランなどに大規模な攻撃を行ったと発表。そして、イスラエルのコーヘン駐日大使は先ほど都内で会見し、作戦終了までには「必要なだけ時間がかかる」と述べました。

ギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使
「イランの核計画を完全撤廃し、濃縮活動をゼロにするという目標を達成したいからです」

アメリカ中央軍は作戦の概要を公表し、開始から100時間以内に2000近い標的を攻撃したと明らかにしています。

アメリカ トランプ大統領
「大規模な攻撃が始まる。イランはもはや防空能力を持たない。監視施設も完全に失った。イランは大きな被害を負うことになるだろう」

トランプ大統領は3日、こう述べたほか、イランの海軍や空軍の戦力を「ほぼすべて打ちのめした」と表明。

トランプ大統領
「新たなイランの指導層へも攻撃があった。大規模なものだったようだ」

また、イラン中部で、死亡した最高指導者ハメネイ師の後継者を選出する「専門家会議」の施設が攻撃されたと伝えられていることに関連し、こう明らかにしました。

一方、イランは反撃を続けています。UAE=アラブ首長国連邦のドバイでは3日、アメリカ領事館近くにドローン攻撃がありました。カタールにある中東最大規模のアメリカ軍基地にもミサイルが着弾し、イランの攻撃を受けた国はイスラエルを含め、これまでに10か国に及んでいます。

イランの標的が米軍基地だけでなく、エネルギー施設などにまで及んでいることについて、専門家は…

イスラエル 国家安全保障研究所 シマ・シャヒン上級研究員
「イランが米軍基地にとどまらず、湾岸諸国そのものを攻撃対象に広げたことは驚きのひとつです」

イスラエルの有力なシンクタンク、国家安全保障研究所の上級研究員、シマ・シャヒン氏。

イスラエル 国家安全保障研究所 シマ・シャヒン上級研究員
「イランは第1に湾岸諸国がトランプ大統領に圧力をかけること、第2に原油価格が上昇すること、それらの圧力によって、戦争をやめさせることができると考えている」

シャヒン氏は、イランはエネルギー価格などで混乱を引き起こし、湾岸諸国にアメリカへ圧力をかけさせることで戦争をやめさせようとしていると分析。一方で、「イランにとって誤算となる可能性がある」とも指摘しました。

イスラエル 国家安全保障研究所 シマ・シャヒン上級研究員
「(イランにとって)重大な誤算だと思う。この状況があと1日、2日続けば、湾岸諸国は攻撃に踏み切らざるを得ないと判断するかもしれません」

実際、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、UAEがイラン攻撃を検討していて、サウジアラビアも攻撃に加わる可能性があると報じています。

懸念されるさらなる戦火の拡大。中東情勢の緊迫を受け、フランスが地中海に原子力空母を派遣することを明らかにしたほか、イギリスも駆逐艦などを展開すると発表していて、事態の沈静化は見通せない状況です。

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