妊娠中の女性搬送中に救急車が脱輪事故 搬送遅れその後流産 道幅狭い道路で対向のトラック避け側溝に脱輪 消防「重く受け止め」 病院の医師は「因果関係なし」と説明
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-03-05 15:23

群馬県の太田市消防本部は救急車が妊娠中の女性を搬送中に脱輪する事故を起こして、病院への到着が18分遅れ、女性が流産したときょう(5日)発表しました。
太田市消防本部によりますと、きのう午前5時前、群馬県太田市のコンビニの駐車場で「1時間ほど前から腹痛がある」と妊娠中の女性(20代)の夫から119番通報がありました。
太田市消防本部の救急車が現場に駆けつけ、佐野市内の病院に搬送しましたが、処置が難しいとして午前7時ごろ、再び、下野市内の病院に搬送していたところ、救急車の左の前輪と後輪が道路脇の側溝に脱輪したということです。
現場は下野市内のセンターラインのない道幅5メートルほどの道路で、対向して来たトラックを避けようとしたところ、脱輪したということです。事故の11分後には、別の救急車が現場に到着し、その7分後に現場を出発したため、搬送が18分遅れたということです。
女性は事故当時ストレッチャーに固定された状態で乗っていて、事故で転落することはなくけがはありませんでしたが、病院に搬送後、流産しました。女性は妊娠21週だったということです。
太田市消防本部はきょう会見し、女性や家族に謝罪した上で、分娩に携わった病院の医師2人から「搬送遅れと流産に因果関係はない」との説明を受けたとしています。
太田市消防本部は「今回の事態を重く受け止め、緊急走行時における安全管理を徹底し、再発防止に努める」としています。