なぜ?25年前からある“ほぼ白紙”の文庫本「マイブック」が大ヒット【THE TIME,】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-03-06 07:00

“著者は自分自身”という文庫本「マイブック」が品薄になるほど人気に。初版発売は1990年ですが、ナゼ今ブームに? 

著者は私“自分だけの”本を作る

『紀伊國屋書店 新宿本店』(東京・新宿区)の文庫本コーナー。
文学賞受賞作などベストセラーと共に並んでいるのが、「マイブック-2026年の記録-」(新潮社/539円)です。

見た目は、まさに新潮文庫。開いた最初のページには象徴的な葡萄のロゴや「マイブック」とタイトルが書かれ、著者の欄は空欄に。

ページをめくると、目次は1月から12月までの、それぞれのページ数。その先をめくるとすべて白紙で、あるのは日付のみです。

この「マイブック」、2026年版はすでに6回重版し、3月現在で発行部数18万部を超える大ヒットとなっているのです。

『紀伊國屋書店 新宿本店』書店員・野津綾花さん:
「棚がスッカラカンになって補充が追いつかない。25年の1年分の売り上げを、発売から数ヶ月で超す勢い」

1冊のページは365日分

みなさん、どのように使っているのでしょうか?

「マイブックで日記をつけている」(10代女性)
「気にぴ(気なっている人)に言われて嬉しかったこととかを書いたり」(20代女性)

日記や手帳として、使われているようですが「マイブック」ならではの魅力があるといいます。

20代女性:
「本の形をしているので、“自分で本を書いているみたい”でテンションがあがる。作家さん気分みたいな」

一冊に365日分のページがあり、毎日書くと1年を振り返ることができる本が完成。しかも、カバーの折り返し部分には写真も貼れる“著者のプロフィール欄”もついています。

大ヒットのワケは「日記界隈」

実は、マイブックの1作目(2000年の記録)が発売されたのは25年以上前。ナゼ今、人気となっているのでしょうか?

“日記界隈”。TikTokとかで流れていて結構バズっているかも」(20代女性)
“1個の作品”みたいな感じで見ている」「その人の人生みたいな」(20代女性)

今Z世代の間で、あえて“手書きの日記”をSNSに投稿する“日記界隈”が流行。
この”見せる日記”に、オリジナリティを出しやすいマイブックが定番アイテムとなっているといいます。

実際に2年前から投稿している女性・はなさん(20代)は、何気ない日々の出来事を綴る一方で、ハンバーガーショップの半券が貼られているだけのページも。

マイブックを愛用・はなさん:
「ずっと仲良しの友達がいて、その子から注文をもらった大事なレシートだから」

そして最後の「あとがき」に綴られていたのは、“読者の自分”から“作者の自分”に向けた文章。12月31日に1年分を読み返して書かれたものです。

<今年も読み応えありました。>
<毎年この時を楽しみにしている、自分がいます。>

書きあげた「マイブック」はすでに4冊。本棚に本と一緒に並べ、溶け込んでいてとても気に入っているといいます。

世界に一冊“個性を表現”するツール

本の形だからこその使い方もあります。

山本さん(40代):
「世界に一冊だけの“母ちゃんのお弁当”みたいな本ができるかなと思って」

山本さんは、2人の娘を持つお母さん。毎朝6時からお弁当を作り、そのお弁当の写真をマイブックに。タイトルやレシピ、注釈などは一切なしのシンプルな本になっています。

山本さん:
「マイブックをかわいくしようと思って着飾ると、とにかく続かない」

さらに、文庫本サイズなので旅先などでも持ち運びしやすく、どこでも書きやすいという利点も。

そんなマイブックは、ただ日常を綴るだけのものではないといいます。

マイブックに綴ったものを投稿・はなさん:
「SNSで“顔を出さずに自分を出せる場所”。友達とか日常を知っている人に中身を見せたことはない。恥ずかしいから」

自分の個性を表現したいけど、知ってる人には恥ずかしい…という人にピッタリのツールとして人気となっているのです。

はなさん:
「こういう使い方があるんだなってみんなが肯定してくれるからこそ、今、“投稿する人が増えたり”、手に取る人が増えているのかなって」

また、マイブックを“書く時間”そのものが楽しいという人も。

きなこさん(20代):
“マイブックセット”があって、普通のペンだけど書いたときの色がすごくかわいいペンとコーヒーを飲むときのちいかわカップ。“いま私は絵を描く人!”みたいに、元々そういうお仕事に憧れはあったので」

マイブック専用のペンを用意して、日々の出来事をポップなイラストで書き綴っているとのこと。

書いても読んでも、投稿しても楽しい「マイブック」への注目が高まっています。

(THE TIME,2026年3月3日放送より)

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