「振動感じた」攻撃相次ぐペルシャ湾で…商船三井コンテナ船が損傷 日本政府は“石油備蓄”を16日から放出へ【news23】
中東情勢の悪化により、現地に進出している日本企業にも損害が出ました。
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記者
「午後8時を過ぎましたが、商船三井本社では、今も多くの窓に灯りがついています」
これは去年、日本の海運会社「商船三井」の本社。24時間、船舶を監視する部屋を取材した際の映像です。自動車を運ぶ貨物船が航行する様子も撮影していました。
この貨物船とは別ですが、11日の未明、ホルムズ海峡からおよそ100キロ離れたペルシャ湾内の洋上に停泊していた商船三井のコンテナ船「ワン・マジェスティ」が損傷したことがわかりました。
「ワン・マジェスティ」がペルシャ湾内にとどまっていたのは、イランがアメリカやイスラエルへの報復のため原油輸送の要衝ホルムズ海峡を事実上封鎖しているためです。
これは、船舶の位置情報を提供するウェブサイト。日本船主協会によりますと、現在、日本関係の船舶45隻がペルシャ湾内にとどまっていて、今回損傷した船はそのうちの1隻だということです。
船員は「振動を感じた」と話しているということですが、「損傷の原因は調査中」としています。
日本人を含む船員にけがはなく、船は自力で航行できるということです。
また、タイ政府の発表によりますと、11日、ホルムズ海峡を航行中のタイ船籍の貨物船が攻撃を受けたということです。イラン革命防衛隊は先ほど、イランメディアを通じて、攻撃したことを明らかにしました。
一方、CNNテレビなどはアメリカの情報機関の関係者の話として、イランがホルムズ海峡に機雷の敷設を始めたと伝えました。ここ数日で数十個が敷設され、今後、さらに数百個の敷設が可能だということです。
アメリカ トランプ大統領
「稼働していない機雷敷設のための船10隻を攻撃し、完全に破壊した」
アメリカのトランプ大統領は、機雷が敷設され、直ちに撤去されない場合には「イランへの軍事的報復は前例のない規模になる」とも警告しています。
アメリカ中央軍は、ホルムズ海峡周辺で機雷敷設艦16隻を含むイラン海軍艦艇を攻撃したとし、映像を公開しました。
イラン側は…
イラン最高安全保障委員会 ラリジャニ事務局長
「すべての人々にとって平和と繁栄の海峡となるか、戦争屋どもにとって敗北と苦しみの海峡となるかのいずれかである」
中東情勢の悪化による原油価格の高騰に対応するため、政府は11日夜。
高市総理
「今月16日にも(石油)備蓄放出を行うことを決定しました」
高市総理は石油備蓄について、今月16日に放出を始め、まずは民間備蓄を15日分、国家備蓄を1か月分、放出すると明らかにしました。