目標の6倍超も!単なる“資金調達”から進化する「クラファン」 “仲間作り”や“市場調査”の役割担う【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-03-16 20:19

棒高跳びを身近に感じてもらい、魅力を伝えようというイベント。開催のために、クラウドファンディングで集まった額は約40万円です。

【写真を見る】「フワッとした」街中の路上で棒高跳び体験

いま、クラウドファンディングの形が変わってきているようです。

競技場を飛び出し!池袋の街中で「棒高跳び」

東京・池袋駅から徒歩5分ほどの公園。たち並ぶビルの間で行われていたのは、棒高跳びです。日本のトップクラスの選手らによるエキシビションマッチに会場は大盛り上がり。

「棒高跳び」を体験した人からは、「フワッてしてびっくりしました。貴重な体験できました」といった声が聞かれました。

棒高跳びを身近に感じてもらい、魅力を伝えようというこのイベント。一体なぜ、街中で開催したのでしょうか。

NPO法人ボウタカ 川辺陽也さん
「棒高跳びとか陸上競技を、競技場でやってるから来てくださいっていうのは、ハードルが高いものだろうと思っています。僕たちが逆に競技場を飛び出して行って、こういう街中で行うっていうことが大事」

せっかくなので取材に行った高柳光希キャスターも挑戦。学生時代に棒高跳びをやっていましたが、挑戦するのは5年ぶりということで、念入りに練習を繰り返します。

挑むのは3メートル80センチ。観客に見守られる中での挑戦ですが、体がバーに触れてしまい、惜しくも失敗。

高柳キャスター
「めちゃくちゃ緊張しました。悔しい。跳べるかなと思ったけど、なかなか難しかった」

「日本人から6mジャンパーを!」夢の実現へ…大手企業も後押し

出水麻衣キャスター:
街中での棒高跳びというのは、海外では珍しくないといいます。

▼フランス・パリでは、2014年にエッフェル塔の前で、また、▼スイス・ローザンヌでは、2025年に世界最高峰の大会「ダイヤモンドリーグ」も開催されています。

池袋でのイベント「ストリートボウタカ」の発起人であるNPO法人ボウタカの川辺陽也さん(19)は、自身も7年間棒高跳びをやっているアスリートです。

川辺さんは「棒高跳びを身近に感じてもらい、棒高跳び人口を増やし、日本人から6メートルジャンパーを生み出したい」という思いから、「ストリートボウタカ」というイベントの開催に至ったということです。

毎年やっていきたいという熱い思いに、大正製薬など大手企業も応援しているということです。

夢を応援したい人が集まって、クラウドファンディングで実現していくというのは素敵なことですね。

タレント・俳優 青木さやかさん:
私もクラウドファンディングで動物保護団体のために300万円を集めようと出資を募ったところ、800万円も集まりました。仲間で一致団結することができ、また責任感も持つことができました。

東日本大震災がきっかけ?日本のクラファン

出水キャスター:
日本のクラウドファンディングのさきがけは「READYFOR」というサイトだということです。

士業クラウドファンディング支援協会の伊東修平代表によると、「東日本大震災で“寄付文化”が醸成され、『クラウドファンディング』が日本で市民権を得はじめた」といいます。

「READYFOR」では、例えば国立科学博物館が、光熱費高騰や入館者数の減少などによる資金難を解消するために出資者を募りました。目標金額は1億円だったのですが、なんと9億円を超える支援金が集まりました。

進化するクラファン 企業のテストマーケティングの場にも

出水キャスター:
今、クラウドファンディングは進化し、単なる資金調達の場ではなくなっているようです。

15周年を迎えた人気ゲーム「なめこ栽培キット」のクラファンでは、出資した人には15周年グッズやリアルイベントの参加チケットなどがおくられるということです。

クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」担当者は、「資金を集めるだけではなく、仲間を集める場としてクラウドファンディングを活用することもある」といいます。

さらに、ボードゲームに特化したクラウドファンディング「ボドファン」では、世界で人気のゲームを日本版にするために出資を募ったところ、目標金額に対して641%、つまり6倍もの資金が集まったというのです。

現在、購入者は1000人以上いるので、コミュニティもできつつあり、ボードゲームができた際には、イベントを開催したり、仲間を作ったりすることができます。

今、大企業のテストマーケティングの場としても、クラウドファンディングのプラットフォームが使われ始めているということです。

==========
<プロフィール>
青木さやかさん
タレント・俳優 高校生の娘の母
ギャンブル依存・肺腺がん闘病の経験も

  1. 映画『鬼の花嫁』 【大ヒット祈願】イベント開催! 永瀬廉「本当に細かいところまで熱を注いだ作品」
  2. 「様々な世代・価値観で真剣に話し合える良い経験」 高校生約40人が「裁判員」の経験者と意見交換会 東京地裁
  3. “さらに別の2人にも神経症状” 10代患者が死亡、2人重体の白血病患者への抗がん剤注射で 新たな2人からは「ビンクリスチン」検出されず 埼玉県立小児医療センター
  4. 【 永瀬廉・伊藤健太郎 】〝2人は早さで共通している〟 吉川愛・片岡凛ら女性陣の“食事エピソード”に驚きも
  5. 「冷静な消費行動を」“トイレットペーパーが不足”に根拠なし? ホルムズ海峡“封鎖”で生活への影響は【Nスタ解説】
  6. 日米外相が電話会談 ホルムズ海峡の航行安全に向けアメリカなど国際社会と連携する考え伝達
  7. イスラエル軍がレバノンに地上侵攻 「限定的で標的を絞った作戦」主張もレバノン南部の占領計画か
  8. 桜が満開になる頃、スギ花粉はピークアウト?花粉症の人におすすめの“花見タイミング”とは【Nスタ解説】
  9. 【ずん・飯尾和樹】WBC・侍ジャパン敗退後にマイアミ到着を報告 「侍JAPANの皆さん 熱闘お疲れ様でした」
  10. 「インドア花見」が定番に?花粉・寒さなど“4重苦”回避で注目 お寺や古民家…桜愛でる最新スポット【Nスタ解説】
  1. トランプ大統領の“船舶護衛”期待に中国外務省は艦船派遣を明言せず 日本や中国などに対するホルムズ海峡での護衛協力の求めに対し
  2. 沖縄・名護市で船が転覆 修学旅行中の高校生含む2人が死亡 平和学習でボートに 観光客などへ現場案内 辺野古移設抗議にも使用の船2隻
  3. ガソリン価格いつ安定?“ホルムズ海峡の封鎖”で石油備蓄を放出 家計への影響「3.6万円」負担増加か【Nスタ解説】
  4. 同じ寿司店で『計24人発症』 2か月連続「ノロウイルス」集団食中毒 当分の間【営業禁止】処分
  5. 【 ALS闘病 】声優・津久井教生さん「右手の中指の先が完全に動かなくなりました…」 生活を支えた身体の一部に感謝の言葉「今までありがとう~♪」【 ニャンちゅう 】
  6. アイドルグループ【 にっぽん!真骨頂 】 鈴木かのんが「重大な規約違反」で即日脱退 「ファンの方との私的交友など複数の重大な規約違反行為が発覚」で処分
  7. 「インドア花見」が定番に?花粉・寒さなど“4重苦”回避で注目 お寺や古民家…桜愛でる最新スポット【Nスタ解説】
  8. 家の中から『視線』を感じて…見てみた結果→猫がしていた『まさかの行動』に2万いいね「ニャルソック専用の穴w」「かなりビビる」
  9. 『太りやすい』犬種5選 肥満が引き起こす危険な症状や改善すべき生活習慣まで
  10. “さらに別の2人にも神経症状” 10代患者が死亡、2人重体の白血病患者への抗がん剤注射で 新たな2人からは「ビンクリスチン」検出されず 埼玉県立小児医療センター
  11. 猫が『机の上にある物』を落としたがる理由4つ 意外な心理や取るべき対処法も解説
  12. 原油不足=ガソリンだけじゃない…化学製品のもと「ナフサ」不足で“生活全般に打撃” ホルムズ海峡封鎖めぐり4年ぶり石油備蓄放出