【辺野古で船転覆】修学旅行中の高校生ら2人死亡…“平和学習”の最中に何が? 事故当時は4mの風や波浪注意報も【news23】
沖縄県名護市辺野古で、修学旅行の“平和学習”中の船が転覆し、高校生ら2人が亡くなりました。
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澄み渡る沖縄の海で悲劇は起きました。
記者
「転覆したとみられるボート2隻が海上保安庁のゴムボートで曳航されていきます」
16日午前10時すぎ、沖縄県名護市辺野古の沖合で船2隻が転覆し、乗客乗員全員が海に投げ出されました。
記者
「転覆した船から救助された人の手当てにあたっています」
救助された人のなかには靴を履いていない人も。海に流されてしまったのでしょうか。こちらの救助者は片足だけ裸足です。足取りもおぼつきません。
船に乗っていたのは、京都府の同志社国際高校の生徒18人を含む21人。この高校の2年生の生徒は修学旅行の平和学習で沖縄を訪れていて、16日は船に乗り、普天間基地の移設工事が進む現場を見学していたということです。
この事故で、船長の金井創さん(71)と高校2年の女子生徒(17)の死亡が確認されました。亡くなった女子生徒は船が覆い被さるような形で発見され、すでに意識不明の状態でした。
また、金井さんは長年、移設に反対し抗議活動を行う傍ら、今回のような平和学習などで現場を案内するため、船を出していました。
亡くなった金井さんの知人
「『海を大事にする気持ちがないと、この行動は続かない』と言いながら、きょう(16日)の高校生たちにも大浦湾、辺野古の美しさを見せていたと思う」
亡くなった金井さんを知る猪股東吾さん
「非常に穏やかな方で、色んなところで会うような関係だったので、ちょっと受け止められないというのが正直なところ」
また猪股さんは、転覆した船が海上保安庁によって曳航される現場を目撃していました。
曳航現場を目撃した猪股東吾さん
「(Q.現場の様子は)普段、こういう船の活動に関わってる方も非常に暗澹たる状態で、物凄い事故が起きてしまったという重苦しい雰囲気」
16日夕方、猪股さんが撮影した船の陸揚げの様子。去年12月には屋根やスピーカーなどがあるのが分かりますが、それがなくなっています。
事故当時、現場海域では4メートルの風が吹いていて、波浪注意報が発表されていました。
曳航現場を目撃した猪股東吾さん
「沖の方見ると白波が立っているので、(事故当時も)穏やかじゃなかっただろうと思った。あのタイプの船が転覆するということは、私の記憶の中ではない」
この事故で、亡くなった2人のほかに2人の生徒がけがをしました。
また、午後5時ごろ、この事故の調査にあたっていた那覇海上保安部所属の船が転覆しましたが、乗っていた海上保安官6人全員が救助されました。
修学旅行中の高校生を襲った悲劇。亡くなった女子生徒が通う同志社国際高校は、17日午前11時から記者会見を行うと発表しました。事故の状況や保護者説明会をいつ実施するかなどを説明するということです。