【センバツ】沖縄尚学が初戦敗退 帝京との開幕戦敗れ史上5校目の夏春連覇ならず エース末吉良丞は力投も逆転負け

■第98回選抜高校野球大会 1回戦 帝京 4ー3 沖縄尚学(19日、阪神甲子園球場)
史上5校目の夏春連覇に挑む沖縄尚学(沖縄)は帝京(東京)に逆転負けを喫し1回戦敗退。開幕戦となったこの試合は3回、仲間夢祈(3年)の適時二塁打で先制する。しかし力投を続けていたエース左腕・末吉良丞(3年)が8回、1死満塁から5番・蔦原悠太(3年)に適時二塁打を浴び逆転を許した。3点を追う9回には2本の適時打で4ー3と点差を縮めるもあと一歩及ばず。
昨夏の甲子園では初優勝を飾り、県勢では15年ぶり2度目の全国制覇を果たした沖縄尚学。選抜大会では99年、08年に2度頂点に立っており、今大会は2年連続9回目の出場となった。昨秋の九州大会ではベスト8にとどまったが、神宮大会枠を九州地区が獲得したことで出場枠が1つ増え、滑り込みで選出された。また、今大会からはDH制が初めて採用される。
打線は1回、帝京の先発・仁禮パスカルジュニア(3年)に対し、先頭の仲間は二飛、2番・稲岡蒼斗(2年)は中飛、慶留間大武(3年)は二ゴロと走者を塁に出すことができず。
その裏、先発マウンドに上がったエース左腕・末吉は先頭のDH・安藤丈二(3年)を空振り三振。その後2死を奪うと3番・立石陽嵩(3年)からもストレートで空振り三振を奪い、三者凡退に抑えた。
3回、比嘉大地(3年)が死球で出塁すると、久田亜友斗(3年)の犠打で得点圏に走者を進めた。すると1死二塁の好機で1番・仲間が初球のストレートを捉え、左中間へのタイムリー二塁打を放ち先制。
1点リードに変わった沖縄尚学、末吉は3回までに5奪三振の好投で打線を援護。1ー0のまま迎えた6回には1死から連打を浴び、走者一、三塁のピンチを招くが続く木村成良(2年)が試みたスクイズは失敗。飛び出していた三塁走者を刺し、さらに後続も三振に抑えた。
だが終盤の8回、ここまで力投していた末吉だが味方の失策から1死満塁となると5番・蔦原にセンターへの適時二塁打を浴び逆転を許した。2死満塁からは2人目・新垣有絃(3年)が登板したが8番・鈴木優吾(2年)に右適時打で追加点を許し、4-1とリードを広げられた。
3点ビハインドで9回、マウンドに立ち続ける仁禮に対し、2番・稲岡が右三塁打、3番・慶留間が死球と1死一、三塁とチャンスを作る。2人目・岡田武大(3年)に対し続く秋江駿斗(3年)がライトへの適時打、さらに2死満塁からは代打・仲村虹星(2年)が左適時打を放ち2点を返した沖縄尚学。1点差まで縮めたが、わずかに及ばず試合終了。史上5校目の夏春連覇を狙う沖縄尚学だったが初戦で姿を消すことになった。