迫る日米首脳会談 イラン情勢・対米投資・中国を含む地域情勢など議論へ、二転三転するトランプ大統領の考えは?【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-03-19 20:08

日本時間20日未明に迫った日米首脳会談。イラン情勢をめぐり、トランプ大統領の発言が揺れ動くなかで、高市総理はどのように臨むのでしょうか。

【画像を見る】アメリカに到着した高市総理

日米首脳会談 トランプ大統領の要求は?

日本時間の19日午前、アメリカに到着した高市総理。トランプ大統領との首脳会談を前に、ワシントンにある大統領の迎賓館「ブレアハウス」に入りました。

首脳会談の最大の議題は、イラン情勢についてです。事実上封鎖されている中東・ホルムズ海峡での船舶の安全な航行をめぐり、トランプ大統領が高市総理に直接、何を求めていくかが焦点です。

各国への艦船派遣要請をめぐっては、17日、SNSに「支援は必要ない」と投稿したかと思えば、翌日には再び「同盟国は協力すべき」とする考えを示したトランプ氏。

自衛隊の派遣について、高市総理は…

高市総理(18日)
「日本の法律に従ってできることはできるけど、できないことはできない。それをしっかりとお伝えするつもりです」

政府内でも、派遣は停戦後でなければ難しいとの意見が大勢を占めていますが…

外務省幹部
「トランプ大統領の性格からして、半年先のことを言っても納得するか分からない。相手の話を聞きながら伝え方を考えるしかない」

政府関係者
「アメリカの閣僚でさえ、首脳会談でトランプ大統領が何を言い出すのかわからないようだ」

トランプ氏の発言が“二転三転”し、真意がつかみきれないなかで“出たとこ勝負”になりそうな今回の会談。

高市総理に近い自民党議員はこうアドバイスしたと言います。

高市総理側近議員
「最後は本人の才能や動物的“勘”が試される。総理には支持率の低下を恐れず、日本の国益にとって何が一番大事か考えて臨むよう伝えたよ」

アメリカとイスラエルによるイラン攻撃が始まって以降、G7の首脳としては初めてトランプ氏と対面で会談する高市総理。

トランプ氏は同盟国の日本に何を迫るのか、各国も固唾をのんで見守っています。

各国が注目“日米首脳会談”

井上貴博キャスター:
ホルムズ海峡を巡って、トランプ大統領の発信が二転三転しています。

【ホルムズ海峡をめぐるトランプ大統領の発信】※自身のSNSより
14日:日本などの艦船派遣に期待を示す
17日:「支援は必要ない」
18日:「同盟国は協力すべき」

トランプ大統領と、どのように対峙していくのでしょうか。

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
トランプ大統領の思う通りに物事が進んでいかないというところで、発信が二転三転しているのでしょう。ある種の苛立ちや焦りが少し感じられます。

特にヨーロッパ諸国は、ホルムズ海峡への艦船派遣に対して非常に慎重です。

そうした中で、今回、高市総理はこの戦争が始まってから初めて、G7(先進7か国)の首脳として、トランプ大統領と会談するため、非常に注目されています。

二転三転するトランプ大統領の考えは?

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
初めての会談は、まさに「トランプ大統領が何を考えているのか」を、G7の首脳として初めてトランプ大統領本人から直接話を聞くことです。

今回、非常に厚遇されて、長い時間話し合います。そこでトランプ大統領が何を話すのか、高市総理が直接しっかりと話を聞ける状況になるわけです。

日米首脳会談では、何が話し合われるのか。それを考える上で、2025年10月にトランプ大統領が日本に来て首脳会談を行ったときのやり取りがあります。

高市総理
「日米同盟はいまや世界で最も偉大な同盟」
トランプ大統領
「日本にとって必要な時はいつでも助けになる」

今の状況は、むしろアメリカが非常に困っており、もしかしたら日本の助けを必要・期待している状況であると思います。

しかし、艦船を出すという安易なことでは決してないです。できないことはできないと、しっかり伝えなければいけないです。

そして、トランプ大統領と話し合う中で、トランプ大統領が本当に何を考えているのかをじっくり聞いて、中東の平和と安定に日本はどう貢献していくのか。そのあたりをじっくり話し合うことが大事だと思います。

井上キャスター:
今回の日米首脳会談は非常にタイミングが悪いと思っていたのですが、少し見方を変えると、トランプ大統領は高市総理に一目置いている節がある。このタイミングでトランプ大統領の懐に入り、言うべきことを言えるのは日本しかないという見方もできるのではないでしょうか。

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
トランプ大統領が何を考えているのか、各国の首脳として初めて聞くという非常に重要な役割でもあると思います。

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<プロフィール>
岩田夏弥
TBS報道局 政治部長 元官邸キャップ
小渕総理以来、主に政治取材を担当

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