猫にとって危険な『お留守番のさせ方』6つ 起こりうるトラブルや安全対策のポイント
猫は室内だけで飼えて、日中寝て過ごすなど、上手にお留守番できる動物です。実際にお仕事などで昼間は家を離れる人も多いでしょう。しかし、安全対策が不十分なまま留守番をさせていると、思わぬトラブルの原因になる可能性もあります。猫の留守番中に起こりそうなトラブルと安全対策のポイントをさっそくチェックしてみてください。
1.水や食事が不足する状態

猫の飲み水は、出かける前にしっかり用意していても、留守番中に走り回って倒してしまうということも考えられます。猫はあまり好んで水を飲まないこともありますが、そもそも「飲む水がない」のは非常に危険です。状況によっては、脱水症状を起こすこともあります。
また、定期的に食べていた食事が不足すると、空腹による嘔吐の原因になります。自動給餌器の故障や電池切れ、あるいは帰ってからあげる予定が、交通機関などのトラブルで予定通り帰宅できないことなども考えられます。
飲み水は倒れにくい容器で複数設置し、フードは自動給餌器と少量の置き餌などで保険を作っておくと安心です。
2.室温管理がされていない環境

ここ数年、季節を問わず前日との気温差が大きくなる傾向があり、それに伴って朝夜の温度差も広がりやすくなっています。
春以降の日当たりが良い部屋は昼間の室温が急上昇し、熱中症になる恐れがあります。猫は全身で汗をかいて体温調節ができないため、密閉された室内では危険な状態になることもあります。
一方、冬場にあたたかい寝床を用意しておいても、室温が低すぎて身体を冷やすことがあります。体温が低くなると免疫力が落ちるため、体調不良を起こしやすくなります。もともとウイルスを保持しているような猫は、寒さが原因で発症することもあるのです。
できるだけエアコンを活用し、年間を通じて「安全な温度」を保つことが重要です。
3.誤飲や誤食の危険がある環境

賢い猫ほど好奇心が強く、飼い主がいない留守番中は、格好の探索タイムになります。
気になるニオイがするもの、噛み心地がよいものなどは、口に入れてしまうことがあります。特にビニール袋、紐類、ヘアゴム・輪ゴム、おもちゃの小さなパーツは誤飲の原因になりやすく、腸閉塞などの重大な事故につながる可能性があります。
また、キッチンで出しっぱなしになっている食品や観葉植物なども、こっそりかじられる危険があります。ネギやニンニクなどの香味野菜やユリ科やポトス類などの観葉植物を摂取してしまえば中毒を起こす危険があります。
電気コード・充電コードも含め、猫が触れると危険な物は、しっかりしまって出かけましょう。
4.閉じ込め事故が起きる可能性

猫は狭い場所を探索するのが大好きです。飼い主が出かける支度をしている隙にも、思いもよらない場所に入り込むことがあります。そして飼い主が家を出たあと、そのまま閉じ込めてしまう可能性があります。
特にドラム洗濯機は、薄暗くて個室のようになっているので、中に入っていた猫を閉じ込めてしまった事故も実際に起きています。
また、部屋の中にいてもトイレや飲み水のない部屋のドアをしめてしまうことも考えられます。外出時に開けておいても、何かの拍子にバタンとドアが閉まってしまうこともあります。
外出前には必ず猫の居場所を確認し、閉じ込める可能性があるドアは、ドアストッパーなどで対策しておきましょう。
5.窓やベランダの安全対策不足

ふだんはしっかりと戸締りしていても、窓やベランダの対策をなぜかその日だけうっかり忘れてしまったということはないでしょうか。
窓を開けて換気をしている際に、急な電話や来客でその場を離れてしまう瞬間や、「ゴミ出しにすぐ戻るから」という少しの油断で、窓の鍵のかけ忘れや、網戸のままその場を離れてしまう可能性があります。
猫が網戸を突き破って外へ飛び出し、ベランダなどの高所から落下する事故は一瞬で起きてしまうのです。
人のうっかりは止めようとしても限界がありますので、飛び出し防止ネットを張っておくなど、物理的な対策もするようにしましょう。
6.トイレ環境が不適切

猫は排泄物で汚れたトイレを嫌うことから、猫トイレは頭数+1が推奨されています。この数であれば一日のうちどれかは清潔なトイレがあるという計算です。
ところが、常にすぐに片づけられる状況にあると、トイレを何個も置いて生活空間を占領するより、こまめにお掃除することを選ぶ家庭もあります。
しかしこれでは、たまに外出した際にトイレが汚れたままになり、猫は排泄を我慢してしまう可能性があります。排泄の我慢は、膀胱炎や尿石症などの泌尿器疾患や、トイレ以外での粗相の原因にもなりかねません。
ふだんはすぐ掃除できる状況でも、急な外出に備えて予備のトイレは用意しておきましょう。常に猫がトイレを選べる状態にしておけば、飼い主も安心です。
まとめ

猫だけで過ごす留守番には、人がいれば起きなかったようなリスクがいくつも潜んでいます。これらは飼い主の「まぁうちは平気でしょ」という油断や、急な帰宅時間の変更、不測の事態によって引き起こされるものです。
私たち人間は、どうしてもうっかりしてしまう瞬間があるので、気を付けているだけでは不十分です。留守中の愛猫の安全を守るためには、猫がやりそうな行動を先読みする想像力と、飛び出し防止ネットやドアストッパー、予備トイレといった物理的な備えを組み合わせて対策しましょう。
安心して外出できて、愛猫がリラックスして飼い主の帰りを待てる、安全で快適な環境になれば最高です。
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