【センバツ女子野球】佐久長聖が初優勝!主将・髙原千鶴「この舞台を思い切り楽しもう」履正社との激闘制し悲願の日本一

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2026-04-05 06:00
【センバツ女子野球】佐久長聖が初優勝!主将・髙原千鶴「この舞台を思い切り楽しもう」履正社との激闘制し悲願の日本一

■第27回全国高等学校女子硬式野球選抜大会・決勝 佐久長聖 6ー4履正社(4日、東京ドーム) 

女子高校野球のセンバツ大会決勝が行われ、今年で創部5年目を迎えた佐久長聖(長野)が履正社(大阪)を破り、初優勝を飾った。

主将を務める髙原千鶴(3年)は試合後、「ここまでの道のりは長かったので、本当にほっとして、勝てて嬉しかったです」と喜びを口にした。続けて「このチームはみんなが負けず嫌いで『絶対に試合に勝つ』という思いがとにかく他のチームより強いと思うので、その気持ちを持てたのかなと思います」と振り返った。

22年に創部し、これまで春夏合わせてベスト8が最高成績だった佐久長聖。今大会、準決勝では大会3連覇中だった神戸弘陵(兵庫)を6ー5で下すなど快進撃を見せた。そして迎えた決勝の舞台、試合は先発の中澤亜子(3年)が初回に3安打を浴びるなど相手打線につかまり、2点を先制される苦しい立ち上がりとなった。序盤から追う展開となった佐久長聖だったが、3回に相手のエラーで1点を返すと、続く4回には7番・DHの小池優衣(3年)が2点適時打を放ち、3ー2と逆転する。

しかし5回に再び勝ち越しを許し、1点ビハインドとなった最終7回。ここまで力投を続けていた履正社のエース・原田美月(3年)を攻め、則竹日生(2年)、木村仁優(3年)が連打で出塁する。その後、2人目・田村小春(3年)に対し満塁の好機を作ると、続く2番・松下和歌(3年)の内野ゴロの間に同点とし、さらに4番・髙原が押し出し四球を選び勝ち越した。なおも1死満塁からは5番・鈴木杏奈(3年)が右犠飛を放ち、この回一挙3得点を挙げ6ー4。2点のリードを奪い7回裏は、5回途中から登板していた3人目の小野奏(2年)が無失点で締め、佐久長聖が激闘を制した。

チームが劣勢の時には、全員が喉を枯らすほど声を出し、チーム一丸で戦ったという佐久長聖。「歴史の浅いチームですけど、そういうチームでもみんなで一生懸命ボールを追いかければ勝てるということを証明できたかなと思います」と実感を込めた髙原。初めての大舞台には、男子野球部や吹奏楽部も駆けつけ、スタンドからの大応援が背中を押した。「初めての経験だったので、とにかく緊張しないでこの舞台を思い切り楽しもうっていうのはチームみんなで話していたので、それが良い結果に繋がったかなと思います」。確かな手応えと共に掴んだ勝利は、チームに大きな自信をもたらした。

打っては4打数2安打、4回には2点適時打を放った小池は「初球から甘い球がきたら狙っていこう」と積極的な姿勢が結果に結びついた。続けて「初戦や2回戦はあまり調子が良いというようなバッティングではなかったんですけど、決勝という舞台で自分の役割が全うできたのでよかったと思います」と充実感を滲ませた。

チームの指揮をとる野々垣武志監督(54)は豊富な経験を持つ。PL学園から西武、広島、福岡ダイエーホークスとプロ野球の世界でプレーしてきた。そして女子野球の指導者となり、掴んだ念願の日本一。「嬉しいです」と素直な気持ちを言葉にした。野々垣監督は選手らに一貫して「常に挑戦者としてどんな場面でも戦ってください」と伝えてきたと話す。佐久長聖が結果を恐れず思い切りプレーする姿には、まさにその教えが息づいていた。

さらに「このチームはディフェンスと機動力のチーム。打てなくても点を取れるようなチームにしていくのが一番勝利に近づく」と日本一になるために戦略を見直し、昨年の秋からバントなどの小技を多く取り入れるようになったと明かした。次に目指すのは夏の日本一。「(センバツで)優勝してもまたチャレンジャーとして夏も戦っていく」と前を向き、次なる頂点を目指す決意を示した。

※写真は左から小池選手、髙原選手

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