“春のカラス”神経質なぜ?電柱に巣作りで停電も…身を守るための3つの行動は【ひるおび】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-04-14 16:18
“春のカラス”神経質なぜ?電柱に巣作りで停電も…身を守るための3つの行動は【ひるおび】

今の時期、特に神経質になるという「カラス」。
20年以上カラスの研究を続ける専門家に、注意すべき行動や対策を聞きます。

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「ラプンツェル」も・・・巣作りで様々な被害

カラスは1月、2月頃に巣作りを始め、3月から7月にかけて産卵・子育てをする「繁殖期」となります。
CrowLab代表取締役の塚原直樹氏によると、今の時期、繁殖期を迎えているカラスは神経質になっています。

4月1日には、ディズニーシーで、アトラクションの「ラプンツェル」の長い金髪がカラスに引きちぎられる様子が目撃され、奈良では、天然記念物である奈良公園の鹿のお尻の毛を引っ張って抜いている様子もみられています。

これらはいずれも「巣」の材料として使われ、柔らかい毛は卵を温めるのに適しているといいます。

CrowLab代表取締役 塚原直樹氏:
卵があったり、ヒナがいる場所ですので、やはり柔らかい素材で暖かくて、優しく保護するのにすごく適しているんだと思いますね。

恵俊彰:
目で見て判断しているんですか?

CrowLab代表取締役 塚原直樹氏:
目と、あとは経験だと思います。その素材が巣に適しているという経験に基づいていると思います。

弁護士 八代英輝:
ハンガーで枠組みを作ったりしてますよね。
中はこういうふうに柔らかいものを使っているんですね。

カラスの巣で停電も

カラスは天敵に見つからないように、見晴らしのいいところに巣を作ります。
「電柱」の上に巣を作ることで、深刻な問題が起きることもあります。

2025年3月、山口市ではカラスの巣が電柱設備に接触し、突然の火花と共に停電が発生。
復旧まで2時間かかる事態となりました。
各電力会社によると、去年1年間でカラスなどが原因の停電は全国で854件あったといいます。

また、2026年4月8日には、埼玉県の大宮駅近くの電柱にあるカラスの巣を撤去するために東北新幹線がストップしました。
カラスの巣の撤去は東京電力管内で毎年3000件ほどあり、中部電力や東北電力ではそれぞれ2万件以上あるといいます。

CrowLab代表取締役 塚原直樹氏:
(巣作りは)普通は1回なんですけれど、撤去されちゃうと卵を産みたいので突貫工事で作るんですよ。そうするとボロボロ落ちちゃって停電になりやすいということもあります。

カラスの接近から身を守るには

子育てで神経質になっているカラスは、やむを得ず人を攻撃することもあります。

街の人はー
【30代男性】
巣の近くを通っただけで襲いに来たりというのは家の近くであった。2羽同時に来たので少し怖さはありましたね。

【40代女性】
子どもの通学路にカラスがいて、襲われるんじゃないかとすごく怖がってました。

CrowLab代表取締役 塚原直樹氏:
近くにヒナがいるのを知らずに人が近づいてしまうと、親ガラスが「襲うんじゃないか」と、自分のほうに注意を引き付けるんです。

恵俊彰:
でもヒナがどこにいるか、我々には分からないですよね。

塚原氏によると、カラスは人に接近する前に、段階を踏んだ様々な行動をとることが分かっています。
その行動を把握することで、「近くに寄らない」という対策ができます。

≪人への接近前の事前行動≫
【1】じっと観察
【2】警戒鳴き(カァカァと跳ねるように短く鳴く)
【3】威嚇鳴き(ガァガァと濁った低い声で鳴く)
【4】枝や葉を落とす
【5】頭すれすれの低空飛行

こうした段階を経て、最終的には背後から接触してくることとなります。

≪身を守るための対策≫
・帽子をかぶる
・傘・日傘をさす
・両手を挙げる

CrowLab代表取締役 塚原直樹氏:
カラスは臆病なので、人の死角から迫ってくるんです。
要するに後頭部の方にくるので、後頭部を守るような形で、例えば「帽子をかぶる」とか「傘をさす」とか、「バンザイポーズ」をしながらその場を通過する。
カラスは滑空しながら近づいてくるので、翼が手にあたりそうになるんです。

恵俊彰:
近くにカラスがいたら、バンザイしながら歩く。

落語家 立川志らく:
ちょっと恥ずかしい。でも子どもに教えたほうがいいかもしれないですね。

恵俊彰:
スズメバチとなどは色で攻撃してくるというじゃないですか。「この色のシャツは着ないほうがいい」とか、そういうのはないんですか?

CrowLab代表取締役 塚原直樹氏:
カラスの場合はないですね。

(ひるおび 2026年4月13日放送より)
==========
<プロフィール>
塚原直樹氏
CrowLab代表取締役
カラスの生態を20年以上研究
近著『ヒトとカラスの知恵比べ』

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