ECC、東京・麹町でインターナショナルプリスクール初参入「英語×日本型保育」で共働き世帯を狙う
総合教育サービスのECCは、2027年4月、東京・千代田区麹町に同社初となるインターナショナルプリスクール「ECC International Preschool Kojimachi」を開校する。60年以上にわたる英語教育のノウハウを活かし、幼児教育市場へ本格参入する構えだ。本日より説明会の予約受付を開始した。
少子化が進む一方で、幼児期からのグローバル教育に対する需要は底堅い。さらに、フルタイムで働く共働き世帯の増加に伴い、延長保育など長時間の預かり機能を持つ保育施設のニーズが都市部を中心に高まっている。ECCはこうした社会構造の変化を捉え、教育と保育を両立させた高付加価値型の施設展開に踏み切った。

新設されるスクールの最大の特徴は、英語教育と日本型保育を掛け合わせた「ハイブリッド型」の指導体制にある。外国人講師が教育を担う一方、バイリンガル対応が可能な保育士が生活面をサポートし、チーム体制で日々の保育にあたる。

カリキュラムには、世界60カ国以上で導入されている探究型プログラム「IEYC(International Early Years Curriculum)」を採用し、ECC独自の幼児教育メソッドを融合させる。さらに、オールイングリッシュの環境をベースとしつつも、日本語や日本文化を学ぶ時間を別途設ける。国際感覚の土台となる非認知能力を育みながら、日本の生活習慣や規律も身につけたバランスの良いバイリンガル人材の育成を目指すという。
開校地に選ばれた麹町エリアは、都内有数の文教地区であり、大使館や外資系企業が点在する国際色豊かな地域だ。都心部で働く多忙なパワーカップルなどをメインターゲットに、職住近接の教育環境を提供する狙いがうかがえる。
対象年齢は2歳から5歳児で、初年度となる2027年度は2歳児と3歳児(定員各15名)のクラスを先行して設ける。基本の保育時間は午前9時から午後4時までだが、最大午後7時までの延長保育にも対応する。給食の提供や「手ぶら登園」のサポートなど、保護者の負担軽減策も手厚く用意している。

同社は開校に向け、5月末の国際教育フェアへの出展や、6月の教育セミナーの開催を予定している。長年語学ビジネスを牽引してきたECCが、競争激化する幼児教育市場でどのような存在感を示すか注目される。