猫に『鼻くそ』ができているときの原因3つ 病気の可能性はある?お手入れの方法も解説

2026-04-28 11:00

愛猫の鼻に黒い塊がついていると驚きますよね。ただの汚れなのか、それとも病気なのか。「鼻くそ」ができる原因や注意すべき症状、正しい取り方について解説していきます。

猫に「鼻くそ」ができる3つの原因

猫の鼻

1.空気中のホコリや砂

猫の鼻は常に湿っており、フィルターのような役割を果たしています。部屋の中を漂っている目に見えないほど小さなホコリや、トイレの砂から舞い上がる細かな粉塵が、鼻の粘液と混ざり合って固まると「鼻くそ」になるのです。

特に、家の中を活発に動き回る猫や、顔を突っ込んで匂いを嗅ぐのが好きな猫は、鼻の周りに汚れがつきやすくなります。

これらは健康な証拠でもありますが、放置すると鼻の穴が詰まったり、猫が気にして引っ掻いたりすることもあるため、こまめに観察してあげるようにしましょう。

2.鼻の色素沈着

鼻の周りに黒い塊があるように見えても、実は汚れではなく「模様」である場合があります。特にオレンジ色の毛を持つ茶トラや、三毛猫などは、成長とともに鼻に黒い斑点(シミのようなもの)が現れることがよくあります。

これは「ほくろ」のようなもので、平らで痛みや痒みがなければ健康上の問題はありません。湿らせたガーゼで拭いても取れない場合は、無理に擦らずに様子を見ましょう。

ただし、その部分が盛り上がってきたり、急激に大きくなったりする場合は別の病気の可能性があるため注意が必要です。

3.乾燥

空気が乾燥する冬場や、エアコンの風が直接当たる場所にいると、鼻の粘膜が乾燥して鼻くそができやすくなります。

鼻の表面がカサカサになり、分泌物が固まりやすくなるためです。これは人間が冬に鼻の中がムズムズするのと似た状態です。

部屋の湿度が低すぎると、鼻だけでなく喉の粘膜も弱まり、ウイルスに感染しやすくなるリスクもあります。

加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりして、猫が過ごす環境の湿度を適切に保ち、乾燥による鼻くそを防ぐようにしましょう。

病気が疑われる「鼻くそ」の特徴

ぐったりする猫

単なる汚れであれば黒色や茶色をしていますが、もし鼻くその色が「黄色」や「緑色」でドロドロしている場合は注意が必要です。

これは細菌感染を起こしているサインかもしれません。また、取っても取ってもすぐに新しい鼻くそができる場合や、鼻水が絶えず出ていて鼻の穴が塞がっているような状態も危険です。

あわせて「くしゃみを連発している」「目やにがひどい」「元気がなくご飯を食べない」といった症状がないか確認してください。

これらは猫風邪や副鼻腔炎の典型的な症状であり、早めに動物病院で診察を受けるべきサインなのです。

飼い主ができる正しいお手入れ方法

顔を拭かれる猫

お手入れの際、最も大切なのは「乾いた状態で無理に剥がさない」ことです。無理に取ろうとすると、デリケートな鼻の皮膚を傷つけ、出血や炎症の原因になります。

正しい方法は、ぬるま湯で湿らせたコットンや柔らかいガーゼ、綿棒を使い、まずは鼻くそを十分にふやかしてあげることです。水分を含ませてしばらく置くと、力を入れなくても自然にスルッと取れるようになります。

猫が嫌がって暴れるときは深追いせず、リラックスして寝ている時などに少しずつ進めましょう。

終わった後は、ご褒美におやつをあげて「鼻掃除は怖くない」と教えてあげてくださいね。

病院を受診する目安

診察を受ける猫

普段の掃除で取れる程度の汚れなら心配ありませんが、受診を迷ったときは「鼻水の色」と「呼吸の音」をチェックしてください。

鼻水が透明ではなく色がついている場合や、呼吸をするたびに「ピーピー」「ズビズビ」と音がする場合は、鼻の奥で炎症が起きている可能性が高いです。

また、片方の鼻の穴からだけ異常な分泌物が出る場合は、鼻の中に異物が入っていたり、腫瘍が隠れていたりすることもあります。

受診の際は「いつから症状が出たか」「色はどうか」をメモし、可能であれば汚れた状態の写真を撮って獣医師に見せるとスムーズです。

まとめ

アゴを撫でられる猫

猫の鼻くそは、多くの場合が環境による汚れや乾燥が原因ですが、色や量によっては病気のサインになります。

日頃から愛猫の顔をよく観察し、コミュニケーションを兼ねて優しくケアしてあげましょう。

少しでも「いつもと違うな」と感じたら、無理に自己判断せず、専門家である獣医師に相談するようにしてくださいね。

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