猫の名前を呼ぶと『来るとき・来ないとき』がある理由5つ なぜ反応が変わるの?考えられる心理まで
「さっきは来たのに、今は完全無視なの?」。猫は、名前を呼ぶと駆け寄ってくる日もあれば、耳だけ動かして終わるときもあります。気分や状況によって反応が変わるので、理由や考えられる心理についてまとめました。
猫の名前を呼ぶと『来るとき・来ないとき」がある5つの理由

1.その時の気分を優先しているから
猫はもともと、自分のペースを大切にする動物です。犬のように「呼ばれたらすぐ行く」というよりも、今、自分がどうしたいかを優先する傾向があります。
たとえば、眠っているときや日向ぼっこ、毛づくろい中などは、たとえ名前を呼ばれても動かないことがあります。また生活環境に安心している猫ほど、「急いでいかなくても大丈夫」と感じている場合もあります。
警戒している猫は、人の動きや声に敏感に反応します。リラックスしている猫は、耳だけ動かして終わることも少なくありません。「反応が薄い=愛情がない」ではないことを覚えておきましょう。
2.「呼ばれる理由」を聞き分けているから
猫は人間が思っている以上に、周囲をよく観察しています。したがって、猫は名前を呼ばれた後に起こる出来事を覚えているのです。
たとえば、ごはんやおやつ、遊びなど、自分に都合がよいと反応します。逆に、名前を呼ばれた後に苦手なことにつながる記憶は、警戒して来なくなることがあります。
3.他に気になるものがあるから
猫は聴力が優れているので、小さな音や動きにも敏感です。窓の外を飛ぶ鳥や虫も音で察知しますし、人間にはわからない気配も感じ取ることができます。
したがって、猫が他に気になるものに意識が向いているときは、名前を呼ばれても後回しになることがあります。特に狩猟本能が刺激されているときは集中力が高まり、飼い主の声より目の前のターゲットが優先されやすいでしょう。簡単にたとえると、猫は「今はそれどころではない」状態なのかもしれません。
4.「呼ばれている」と思っていない
そもそも猫が、自分が呼ばれていると認識していない場合があります。猫は自分の名前を聞き分けられる可能性が高いとされていますが、いつも自分が呼ばれていると断定しているとは限らないからです。
「名前」というより、「いつも聞いている音やトーン」で覚えているケースが考えられるため、遠くから呼ばれたり、いつもと声が違ったり、周囲の会話に声が混ざったりすると、「呼ばれた」と結びつかないことがあります。
5.年齢や体調に左右されている
猫は、高齢になったり体調不良になったりすると、反応が鈍くなることがあります。年をとると、聴力が落ちたり動くのがおっくうになったり、また体調不良やストレスを抱えているときは普段より鈍くなるのは、人間と同じなのです。
もし、これまでは名前を呼ぶと近寄ってきていた愛猫が、来なくなったり反応が鈍くなったときは、体調を確認してみるとよいでしょう。
名前を呼ばれたときに考えられる心理

猫が名前を呼ばれたとき、声のする方に行くときと動かないときがあるのは先述した通りです。ここでは、猫が名前を呼ばれたときに働く「心理」についてピックアップします。
今は動きたくない
特にリラックスしているときは、猫にとって動きたくないが最優先。今現在の快適さが優先されます。
聞こえてるけど、後でいいや
耳だけ動かして反応するときはこれ。ただし無視ではなく、認識はしているので、必要なら後でいくよというスタンスでしょう。
良いことがある!
名前を呼ばれたときに「この呼び方、この声のトーン、このタイミングは絶対に良いことがある!」
嫌な予感がする…
過去に、名前を呼ばれた後に嫌な経験をした猫は、自分が呼ばれると警戒するようになります。「病院に連れていかれるんじゃないか」や「お風呂に入れられるのでは」と、近寄りたくない記憶が蘇り、本能的に回避しようとするのです。
距離は保ちたい
猫の中には、甘えたいけれど、ベタベタすることを苦手とするタイプもいます。長く触らせない感じで寄って来る猫や、少し離れた場所で留まるのは猫なりの距離感です。猫は、名前を呼ばれたときに「ベタベタはしたくない」と思うこともあるので覚えておきましょう。
まとめ

猫が名前を呼ばれて「来るとき・来ないとき」があるのは、気まぐれ以外にも理由があります。確かにそのときの気分では「気まぐれ」と思われやすいですが、実際には、過去の経験や安心感、周囲の状況など、様々な理由で反応を変えています。
また猫は、人間のように、名前を呼ばれたら行くということは考えていません。だからこそ、猫なりのペースや心理を知ることで、反応の違いも「猫らしさ」なのです。「来ない=嫌われている」ではないので、落ち込まず、安心して猫と接してくださいね。
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