犬は『ドライブ』が好きなの?車に乗せる前にすべき事前準備や必要な安全対策まで

2026-05-21 11:00

愛犬とのお出かけに便利なのが車です。動物病院への通院やトリミングサロン、週末のちょっとした遠出や連休を利用したレジャーなど、愛犬とアクティブな暮らしを楽しみたい方には、車は欠かせないアイテムと言えるでしょう。しかし実際のところ、愛犬はドライブが好きなのでしょうか?愛犬の気持ちを確認する方法やドライブの事前準備、安全対策についてまとめました。

犬はドライブが好き?愛犬の気持ちを確かめる方法

車に駆け寄る犬

愛犬と出かける際には車を使ってはいるものの、愛犬がドライブを好きなのかどうかがよくわからないという方もいるかもしれません。そこで、愛犬のドライブに対する気持ちを知るためのサインをご紹介します。

自分から車に近づいていく

犬は、自分が嫌だと思っているものは回避しようとします。そのため、飼い主さんが誘導したわけではないのに、自発的に車に近づいていく場合は、車にいい印象を持っていると考えても良いでしょう。

リラックスして寝る

車に乗せると自分の定位置で気持ちよさそうにすやすやと眠る場合は、車に対して不安や警戒心を持っておらず、リラックスした状態でいられるというサインだと考えられます。ドライブ好きだと考えてもいいでしょう。

パンティングやよだれを垂らす

車に乗ると、口を開けて荒い息遣い(パンティング)をしたりよだれを垂らす場合は、車酔いの可能性が高いです。走らなくても、乗っただけで酔ってしまう犬もいますので、車に乗せたら注意深く愛犬の様子を観察しましょう。

激しく吠える

車に乗ると激しく吠える場合、愛犬の鳴き方をよく観察しましょう。比較的高めで明るい声を出し、耳を前に向けて鳴いているような場合は、飼い主さんとのドライブが嬉しくて吠えていると考えられます。しかし、緊張気味に耳を後ろに倒しながら低めの声で鳴いているのなら、不安や恐怖といったネガティブな感情を抱いていると判断できます。

小さくクンクンと鳴く

車に乗せると、小さな声でクンクンと鳴く犬もいます。飼い主さんに甘えたい気持ちから鳴いていることも多いですが、軽い車酔いや車内にこもったニオイなどで気分が良くない、不安感などの感情が原因の場合もあります。愛犬の様子をよく観察し、見極めてあげましょう。

外を見ようとする

窓から外を見たがる犬もいます。ただ、車内のニオイが嫌でガラス窓の隙間から入るわずかな空気を吸いたいとか、窓が開いたら外に出たいなどの、ネガティブな理由の場合もあるため、注意が必要です。

愛犬とドライブをするための事前準備

犬のクレートトレーニング

クレートトレーニング

原則として、愛犬は車の中に固定させたクレートの中に入れることが推奨されます。揺れを防いで車酔いの予防をするためと、愛犬が何かの拍子に逸走することを防ぐためです。またクレートは、愛犬が車の中で安心できる自分だけの居場所にもなります。

そのためには、普段から「クレートに入れば誰にも邪魔されず、静かに落ち着いて過ごせる」ということを学習させましょう。

車に慣れさせる

愛犬をクレートに入れ、エンジンを切った車に乗せて5分程度静かに過ごしましょう。この状態でパンティングなどの車酔いの症状が見られる場合は、かかりつけの動物病院で酔い止めの薬を処方してもらうことも検討しましょう。

車酔いせず車内で静かに過ごせたら、褒めておやつをあげるなどで、車にいいイメージを持たせましょう。慣れてきたら、次はエンジンをかけて止めたままの車で5分過ごさせます。同じように静かに過ごせたら、褒めてあげましょう。

短時間のドライブ

車に慣れたら、いよいよドライブの練習です。短時間で行ける近所の公園などに出掛け、しばらく遊んでから帰宅しましょう。ポイントは、車に乗ると楽しいことがあると思ってもらうことです。

車に乗るのが動物病院に行くときだけなどでは、犬もドライブを好きになれないでしょう。ドライブの練習で、楽しいことをたくさんさせてあげましょう。

ドライブ用グッズの準備

車の中で愛犬を自由に過ごさせるのは危険です。基本はクレートに入れ、座席の下や上でしっかり固定します。大型犬の場合などは、ラゲッジルーム(収納スペース)を活用しましょう。クレートが利用できない場合は、リードをつけてドライブボックスに乗せるなど、愛犬の安全を優先しましょう。

他にも、シートマットや犬用のクッション、乗降用のスロープなど、愛犬や飼い主さんが快適にドライブできるグッズを準備しておきましょう。長距離ドライブに行く場合は、事前に動物病院で犬用の酔い止め薬を処方してもらっておくと安心です。

愛犬とのドライブを安全に楽しむための対策

車内で寛ぐ大型犬

出発前3時間は食事をさせない

空腹過ぎても満腹でも酔いやすくなるため、出かける前に軽く食事をさせましょう。ただし、食べてすぐのドライブは酔いやすく、嘔吐させてしまうことが多いです。食事は出発の3時間前を目処に終わらせましょう。

酔いやすい子には外を見せない

窓の外に流れていく景色も、車酔いを引き起こします。クレートにタオルを被せる、窓にカーテンで目隠しをするなどの方法で外の景色が見えないようにすると、車酔いの予防になります。

急ブレーキと急ハンドルは原則禁止

いくらクレートを固定しても、完全に車の揺れをなくすことはできません。そのため、安全運転と愛犬の車酔いを予防するためにも、原則急ブレーキと急ハンドルは禁止する習慣をつけましょう。

できるだけ同乗者を乗せる

運転中愛犬の様子を観察し、何かあったらすぐに対処できるようにするためにも、できるだけ運転手と愛犬の1対1ではなく、できれば同乗者を乗せることをおすすめします。

1時間おきに休憩を取る

長距離ドライブの場合は、1時間おきに休憩を取りましょう。できれば車から降り、水を飲ませたり付近を軽く散歩させるなどで、飼い主さんも一緒にリフレッシュすると良いでしょう。

まとめ

座席に固定されたクレートの中の犬

犬はとても学習能力が高く、「いいことがある」と思えば好きになり「嫌なことがある」と思えば避けるようになります。最初のドライブ先が動物病院だったり、車酔いをしたりすると、車に対してネガティブな感情を持つようになるでしょう。

もし愛犬がドライブに対してあまりいい印象を持っていない場合でも、焦らずに少しずつ時間をかけて車に慣れさせ、ドライブで楽しいことをたくさん経験させれば、きっとイメージも変わってくるはずです。飼い主さんの安全運転と万全の準備で、愛犬がドライブを心から楽しめるようにしてあげましょう。

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