“転落死”から一転「MANGO」創業者の息子を逮捕 捜査当局「息子は金銭に執着」金銭トラブルの可能性を視野に捜査【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-05-22 13:02
“転落死”から一転「MANGO」創業者の息子を逮捕 捜査当局「息子は金銭に執着」金銭トラブルの可能性を視野に捜査【news23】

スペインの富豪の死をめぐり急展開です。大手アパレルブランド「MANGO」の創業者がハイキング中に死亡した事案で、息子が逮捕されました。
事故の可能性から一転…何があったのでしょうか?

【写真を見る】“転落死”から一転…息子を逮捕 当時現場で何が起きていた?

「MANGO」創業者死亡 “転落死”から一転…息子を逮捕

スペインの首都マドリードの繁華街にも巨大な広告を構え、120を超える国と地域で2900店舗以上を展開する、スペイン発のアパレルブランド「MANGO」。その家族の逮捕劇に、衝撃が走っています。

MANGOの創業者イサク・アンディック氏は、資産7000億円以上といわれる富豪で、2年前に不慮の事故で命を落としたとみられていました。

しかし19日、地元警察はイサク氏の死に関与した疑いでジョナサン・アンディック氏(45)を逮捕。ジョナサン氏はMANGOの取締役副会長であり、死亡したイサク氏の息子です。

マドリード市民
「(この事件は)きっとドラマ化されると思う」
「NetflixやPrime、どこかでシリーズ化されるに違いないわ」
「ニュースが出た時から疑わしかったのよ」
「形跡から判断すると、単なる転倒事故ではなかったみたいね」

父親の死後、上下黒のスーツに黒のコートを着て、父親の葬儀場に到着したジョナサン氏の様子が写真に残されていました。

この2年半後、MANGO創業者の息子であるジョナサン氏はなぜ逮捕されたのでしょうか。

「父親の死に積極的かつ計画的な役割を果たした」

ロイター通信によると、父親のイサク氏が死亡したのは2024年12月。
当時、イサク氏は息子ジョナサン氏とバルセロナ近郊でハイキングをしていましたが、そのさなか100メートル下の谷に転落し、死亡したとされていました。

一部始終を目撃していたのは、息子のジョナサン氏ただひとり。

そのジョナサン氏についてスペインの裁判所は…

裁判所の令状(ロイターによる)
「ジョナサン氏が、父親の死に積極的かつ計画的な役割を果たした」

ジョナサン氏が疑惑の人物となったのは、証言と現場の状況が矛盾しているからです。

国営メディアによると、ジョナサン氏は父親が転落した際、「父親の前を歩いていたら、岩が滑り落ちる音が聞こえた。振り返ると、父親が転落していた」と説明をしたといいます。

現場は確かに足場が悪く、気を抜くと滑り落ちてしまいそうな場所です。

ジョナサン氏は、父親は転落直前に携帯電話で写真を撮っていたと説明。しかし、遺体を調べたところ、携帯電話はポケットに入ったままだったといいます。

捜査当局「息子は金銭に執着」

次に、犯行の計画性について。

警察によると、ジョナサン氏は事前に現場を3回訪問。犯行計画を練るためだったとみられています。さらに事件後、ジョナサン氏は“携帯電話を盗まれた”とし電話内のデータを全て失ったということです。

そしてMANGOの創業者である父親を殺害する動機について、捜査当局はこのように主張しています。

捜査当局の主張
「金銭に執着するあまり、父親に生前の相続を要求していた」

国営メディアによりますと、父・イサク氏は困窮者支援の財団を設立するため、遺言書の内容を変更しようとしていたといいます。

ジョナサン氏は日本円で約1億8000万円の保釈金を支払い、すでに保釈されていて、家族側の広報担当者はロイター通信の取材に対し、“家族は無実を信じており、ジョナサン容疑者は捜査に全面協力している”としています。

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