ホルムズ海峡の“機雷除去”へ フランス最新鋭の「掃海ドローン」開発現場を取材 NATOが導入進める

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-05-22 17:18

イラン情勢をめぐってホルムズ海峡に敷設された「機雷の除去作戦」への参加を検討しているのがNATO=北大西洋条約機構です。そのNATOが導入を進める最新鋭の「掃海ドローン」の開発現場にJNNのカメラが入りました。

【動画】ホルムズ海峡の“機雷除去”へ フランス最新鋭の「掃海ドローン」開発現場を取材 NATOが導入進める

ホルムズ海峡を事実上封鎖しているイラン。数十発の機雷を敷設したとも言われていて、船舶の航行を妨げています。

アメリカ トランプ大統領
「ホルムズ海峡で商船の脅威となるイランの能力を徹底的に破壊していて、30隻以上の機雷敷設艦を撃沈した」

アメリカ軍が機雷の処理を行っていますが、全ての処理には半年近くかかるとされています。こうした中、ベルギー北西部の港町にある工場で進められているのが掃海ドローンの製造です。フランスの企業が4年前からここを拠点に開発しています。

記者
「こちら魚雷のようなドローンなんですけども、先端に爆薬が搭載されていまして、発見した機雷に向けて爆発する仕組みになっています」

海底に沈められた機雷の除去は、3つのドローンで行われます。まず、ソナーを搭載した『探査ドローン』が水深300メートルまで20時間以上かけてスキャンします。機雷を見つけると、次に『カメラ付きのドローン』が機雷の状態などを確認。最後には自爆型の『掃海ドローン』が船から発射され、機雷に照準を合わせて、爆発します。

記者
「いま、実験用のプールにドローンを沈めて調整などが行われます」

エグゼイル社 開発担当者
「すべて遠隔で操作できます。無人機のヘッド部分を動かしています。カメラで機雷の位置を確認することができます」

現在は一日に2機製造することを目指し、通信機能の改良などが続けられています。これまで機雷除去には大型の掃海艦が危険海域まで出動し、ダイバーが直接、機雷を確認するなど危険が伴っていました。しかし…

エグゼイル社 開発担当者
「私が無人水上艇の操作権限を持っています。つまり、ボスです。警笛を鳴らしてみましょう」

掃海ドローンを運ぶ船は、最大およそ25キロ離れた場所から遠隔で操作することができ、危険海域の中まで部隊を送らず機雷を除去できるのです。

すでに、ベルギーとオランダの海軍が購入したほか、ホルムズ海峡での機雷除去を検討するNATOは4000万ユーロ、およそ74億円でフランス企業と契約し、掃海ドローンの導入を進めています。

ドローンを開発する企業の共同代表は…

エグゼイル社 ファビアン・ナポリターノ共同代表
「ホルムズ海峡で、私たちの技術は実際に使用されます。機雷をより迅速に掃海できます。掃海ドローンで、ホルムズ海峡の状況が早く改善することを期待しています」

ヨーロッパ各国は、戦闘終結後に向け、掃海ドローンなどによる機雷除去を行うための準備を進めています。

  1. 岡山・矢掛町で2歳男児が行方不明 祖母の家に帰省中
  2. 熊本県で最大震度5弱の強い地震 熊本県・宇城市
  3. 【速報】入鹿池のT4墜落事故「直接的な原因特定に至らず」空自が事故調査結果を公表 機体・エンジンには不具合確認されず
  4. 最大震度7 被災地・熊本のいま 再建阻む暑さ 専門家指摘「残る地震のリスク」も【報道特集】
  5. 愛知で水難事故が相次ぐ 豊田市で川遊びの男子中学生が死亡 弥富市では「しじみ採り」をしていたとみられる76歳男性がおぼれ死亡
  6. 丘みつ子×平子祐希(アルコ&ピース)  『ルポ・あの日の真実』#4 丘「事件のことでこれ以上世間を騒がせないよう…」
  7. HKSのタイムアタック車両「HKS TRB-03」がNEOPASA駿河湾沼津で展示
  8. ロシアがウクライナ・キーウに大規模攻撃 9人死亡、30人以上けが ゼレンスキー大統領は「パトリオット」ミサイルの供与を改めて求める
  9. キーボード・タッチパッド・テンキーが一体化、LivelyLifeの薄型ワイヤレスキーボード
  10. スマトラ島の森林を守るクラウドファンディングが開始7日で目標達成
  11. バレー男子日本代表が準決勝敗退 アメリカにフルセットの末敗れる 2大会ぶりメダル懸け、3位決定戦はスロベニアと対戦【ネーションズリーグ】
  12. 石川祐希「切り替えてメダル取って帰りたい」髙橋藍「まだまだ力不足だった」西田有志「やり残すことなく」【アメリカ戦後コメント】