猫の寿命を短くする『危険な節約術』4選 健康へ与える悪影響や起こりうるトラブル
猫と暮らすのは意外とお金がかかるもの。少しでも節約をしたいと考えている飼い主さんも多いかもしれませんね。しかし節約の対象を誤ると、愛猫の健康を脅かしたり、生活の質を大きく落としてしまう可能性があります。今回は猫の寿命を縮めてしまう可能性のある危険な節約術を紹介します。
猫を短命にする危険な節約術4選

良かれと思ってはじめた節約が、愛猫の体や心の負担になっているかもしれないと、考えたことはありますか?とくに医療、衛生、食事、環境に影響を与える節約は、健康や寿命に大きな影響を及ぼす可能性もあり注意が必要です。
1.医療費の節約
猫の生活費の節約でもっともやってはいけないのが医療費を削ることです。動物の医療費は高くなりがちなため、軽症なら受診しない、予防接種や健康診断を受けさせない、入院を断るという飼い主さんもいるようですが、健康や寿命に直結します。
猫は本能的に体調不良を隠す傾向があり、気づいたときにはすでに病気が進行していることも少なくありません。初期には目立った症状が出ない病気もあるため、少しでも異常を感じたら早めに受診する必要があります。
また、予防接種や健康診断を受けさせないのは、愛猫を感染症の危険にさらしたり、重大な病気を見逃したりすることにもなりかねません。
2.衛生・ケア用品の節約
歯磨きやブラシ、爪切り、猫砂などのケア用品も愛猫の健康を維持するためには必要なものです。シャンプーはすべての猫に必須ではありませんが、長毛種には必要な場合があります。
衛生・ケア用品のなかでも、歯磨きはとくに重要です。2〜3歳以上の猫の約8割に歯周病があるといわれており、歯垢を放置すると歯周病が進行します。悪化すると、歯周病菌が血流に乗って腎臓や心臓などの内臓に悪影響を与えることが指摘されています。
また、トイレの猫砂を節約しようとして長期間使用している場合、雑菌の繁殖が心配です。猫によってはニオイや汚れが気になってトイレを我慢する、失敗するなどの原因にもなりかねません。泌尿器の健康に影響を与える可能性もあります。
3.食費の節約
キャットフードは価格がピンキリで、生活費への影響も大きいため、安価なフードを選ぶようにしているという飼い主さんも少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
安価なフードのすべてが適さないわけではありません。ただ、価格が抑えられている分、原材料の構成に特徴があるのも事実です。例えば、見た目や香りを整えるための添加物が含まれていたり、穀類の割合が比較的多かったりと、猫ちゃんの体質によっては注意が必要なケースもあります。パッケージの成分表を確認し、愛猫に合ったものを選んであげることが大切です。
また、食費を節約しようとして人間の食材の残りで作った手作りフードや人間の食事をとりわけて与えるのもおすすめしません。知識のない手作りや安易な食事のおすそ分けは栄養不足や過多の原因になりやすく、猫の寿命を縮める危険な行為です。
4.冷房の節約
電気代の高騰で、暑さや寒さを我慢して節約をする人もいるかと思いますが、猫がいる場合はほどほどに。暑い日に少しだからとエアコンを切ったまま出かけるのは大変危険です。
猫は暑さに強いと思われがちですが、実は逆なのです。猫は人間のように、汗をかいて体温調節をすることができません。そのため、暑さに弱く熱中症を起こしやすい動物なのです。しかも、猫の熱中症は進行が早く、命を落とすことも少なくありません。
猫が熱中症を起こした場合の治療費は、エアコンの電気代どころではありません。夏場の閉め切った室内はあっという間に高温になります。猫が快適に過ごせるよう、冷房はケチらずに使用しましょう。
エアコンの電気代を節約するには、フィルターをこまめに掃除し、自動運転で使用するのがコツです。
危険な節約で起こりうる健康被害やトラブル

上記の4つに共通するのは、短期的なコスト削減が長期的な医療費の増加を招くという点です。病気の発見が遅れる、病気が悪化する、病気の発症リスクが高くなるなど、愛猫の健康を損ない、命にかかわる場合もあります。
「今のところ問題がない」は、猫の場合「まだ表に出ていない」だけの可能性も否定できません。節約の影響があらわれるまでには時間がかかります。気づいたときには状態が深刻になっていることも多いです。
愛猫の健康を守るためにも、医療、ケア、食事、環境に関わる部分での節約は避けるようにしましょう。
まとめ

近年、物価の上昇が著しく、節約をしているというご家庭も多いことと思います。節約をすること自体は悪いことではありませんが、人間の生活にかかわる部分だけに留めておくのが無難でしょう。
猫の医療、ケア、食事、環境の悪化は、猫の寿命と生活の質の低下を招きます。トラブルが発生したときには、節約をはるかに上回る出費にもなりかねません。闇雲に節約をするのではなく、節約できること、してはいけないことを見極めることが大切です。
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