猫好きなら行ってみたい『猫を愛する国』5選 猫との歴史やそれぞれの魅力もご紹介

2026-05-27 17:00

愛猫家の中には、街中で暮らす猫たちと出会いたくて見知らぬ街や国を訪れるという方も多いのではないでしょうか。世界的に猫のTNR活動が進み、街中で暮らす猫の数は年々減少傾向にありますが、中には「猫」を観光の要としている国や地域もあるようです。今回は、そんな猫好きなら行ってみたい「猫を愛する国」とその歴史や魅力をご紹介します。

猫好きが行ってみたくなる猫を愛する国ってどんな国?

宮城県田代島の猫たち

CNNは、旅行や観光の目的地となり得る世界各地の「猫と親しめる場所」を、2013年に「世界6大猫スポット」として発表しました。具体的に選出された国と場所は、下記の通りです。

  • 日本:宮城県田代島/福岡県相島
  • トルコ:カルカン
  • 台湾:ホウトン
  • アメリカ:フロリダ州のヘミングウェイの家
  • イタリア:トッレアルジェンティーナ広場

ただ猫がたくさん住んでいる国を訪れたとしても、必ずしも旅先で猫と触れ合えるとは限りません。そこで今回は、猫好きが行ってみたくなる、街中などで猫と出会える確率が高く、人々が猫と共存している「猫を愛する国」をご紹介したいと思います。

猫好きなら行ってみたい猫を愛する国5選

イスタンブールのモスクにいる猫

トルコ:イスタンブール

NHK BSでは、これまでに動物好きの女優を起用して世界各国の猫や犬と人間の共存についてのドキュメンタリー番組を3本制作し放送してきました。その3本目がトルコでした。

トルコ最大の都市であるイスタンブールの猫たちは人を怖がる様子がなく、座っている女優の周りにわらわらと寄ってきては、体に乗ったり触れ合ったりしています。ホテルのロビーやカフェ、レストランにも猫が自由に出入りし、誰も追い払おうとはしません。まさに、猫好きが憧れる光景ではないでしょうか。

街中には、空のペットボトルや空き缶を投入すると猫の餌が出てくる自動販売機が設置されています。愛護団体や行政が積極的に猫の保護活動を行ったり厳しいルールを定めているのとは異なり、市民の多くが日常的に地域猫を支える存在となっているようです。

これは、トルコ国民の9割以上がイスラム教徒(ムスリム)だと言われていることに関係しているのだそうです。イスラム教の預言者ムハンマドが猫を愛していたという逸話の影響もあり、イスラム文化圏では猫を大切にする風潮があると言われています。

6大猫スポットに選出されていたのは、カルカンという地中海沿いのリゾート地でした。美しいビーチやユネスコ世界遺産などの歴史的建造物なども多い地域です。猫と触れ合いながら、のんびりとリゾート気分を味わいたいならカルカンに、人々の生活を感じたいならイスタンブールにと、行き先を選ぶのも楽しいかもしれません。

2.アメリカ:フロリダ州ヘミングウェイ博物館

フロリダ州ヘミングウェイ博物館は、6本指の猫がたくさん暮らしていることでよく知られる観光名所です。6大猫スポットにも選出されており、NHKの人気猫番組でも取り上げられたことがあります。

アメリカ合衆国で暮らしている猫の数は7000万匹以上で、世界でも有数の猫飼育国なのだそうです。その中でも、猫と触れ合えるのがこのヘミングウェイ博物館です。フロリダ州最南端のキーウェストにあり、かつてヘミングウェイが執筆活動をしていた家でした。

ヘミングウェイは、ある船長から譲り受けた6本指の猫を「幸運を呼ぶ猫」として愛していました。その猫の子孫が増え、今でもヘミングウェイ博物館で自由に暮らしており、約半数が6本指なのだそうです。

TV番組の中では、観覧客がのぞいている展示ケースの上で、臆することなく堂々と居眠りしている猫たちの姿などが写っていました。

3.マルタ

マルタは、イタリアの南側、地中海の中央にある、淡路島の2/3程度の面積の小さな島国です。古代エジプト王朝の船が、当時は魔除けの力があると信じられていた猫を船に乗せて航海し、マルタに多くの猫を持ち込みました。そのためマルタは、猫が多いことで知られる国になりました。

首都のバレッタ旧市街や古代巨石神殿群などが世界遺産に登録されており、地中海文明の文化や歴史を感じられる、温暖な気候の人気のリゾート地です。

近年は、TNR活動の効果で街中に暮らす猫の数は減少傾向にあるようですが、それでも道端には猫ハウスや猫皿が置かれ、ボランティアがサポートしている地域猫たちが、夕方の食事時になるとたくさん集まってくる光景を見られるそうです。

4.台湾:ホウトン

ホウトン(侯硐)はかつて炭鉱で栄えた村で、台北から電車で40〜50分で行ける村です。6大猫スポットにも選ばれたように、今では村で暮らす猫や猫グッズを扱う商店で賑わう猫村となりました。

親日国で看板も漢字表記のため、日本人には訪れやすい国と言えるかもしれません。日本と同様に、猫カフェ文化も浸透しています。

台湾は、アジアの中でも動物愛護への関心が高い国として知られています。先に紹介したNHK BSのドキュメンタリーでも、2本目に取り上げられていました。保護団体によるTNR済みのマーク(耳の先端のカット)をつけられた地域猫が、市場や路地裏で生活していて、市民やカフェの店員などが、干渉しすぎない距離感でサポートしています。

5.イタリア:トッレ・アルジェンティーナ広場

6大猫スポットにも選出されたトッレ・アルジェンティーナ広場は、ローマ旧市街中心部にある遺跡で、紀元前の共和制ローマ時代の神殿やポンペイウス劇場の一部があったとされており、カエサルが暗殺された場所としても知られています。

遺跡の中には入れませんが、外から覗くと、遺跡の中で暮らしている数多くの猫たちが見えます。これは、遺跡の地下に「トッレ・アルジェンティーナキャットサンクチュアリ」という猫の保護施設が入っているためです。保護施設の見学は誰でも自由にできますので、遺跡観光と併せて見学すると良いでしょう。

なお、6大猫スポットの中では、唯一街中にある場所なので、観光地として行きやすい場所と言えるかもしれません。

まとめ

ヘミングウェイ博物館の6本指の猫

今回は、CNNの6大猫スポットを参考に、猫好きなら行ってみたい猫を愛する国と題して、自由に暮らしている猫と出会いやすい海外の猫スポットや地域をご紹介しました。今回取り上げた国以外にも、モロッコ、ギリシャ、キプロスなど、猫と出会える確率の高い国や場所はまだまだたくさんあります。

もちろん、日本国内にも猫と出会える街はたくさんあります。たまには、訪れた旅先の猫たちの暮らしをそっと見守りながらリフレッシュするのも良いのではないでしょうか。

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