顧客の“専属金融アシスタント”に? 銀行が生成AI活用で目指す新たなビジネス像 AI活用加速の裏で「クロード・ミュトス」悪用などの懸念
請求書の処理から資金繰りの対応まで。ヒトによる丁寧な顧客対応が根幹だった銀行のビジネスがいま、「AI」で生まれ変わろうとしています。
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GMOあおぞらネット銀行 金子岳人 会長
「AIをフル活用して、AI銀行になっていこうと」
この発表会で打ち出されたのは、“銀行をAIで作り替える”構想です。
具体的にはどういうことなのか?本社での会議を覗いてみると、“心臓部”ともいえる新サービスのデザインについて熱のこもった議論が。
「使い込めば使い込むほど、その人らしくパーソナライズ化」
例えば、客が自分のページで資金繰りを相談すると…
GMOあおぞらネット銀行 CTO本部 矢上聡洋 本部長
「AIが過去のトレンドを分析して来月の予想を出していく、これで安心かどうかが分かる」
煩雑な請求書の処理も、AIが読み取って支払いまで進めることも可能に。客にとって“専属の金融アシスタント”を目指すといいます。
一方、銀行員の仕事もAIによって劇的に変化しています。システム開発を担当している女性は…
社員
「AIを使って、コーディング(コードを書く)のサポートをしてもらっている。(Q. 効率はどうか?)めちゃくちゃ上がっている。体感、半分以上は(時間が)減っている気がする」
この銀行の目標はAIで生産性を100倍にすることですが、金融機関におけるAI活用はいま、急加速しています。
今月、MUFGも個人部門でのGoogleとの提携を発表するなど、国内の金融機関における生成AIの市場は2030年には1500億円規模。いまの2倍以上に拡大する見通しです。
ただ、課題もあります。
片山さつき金融担当大臣(今月22日)
「金融機関に対して、フロンティアAIによる脅威の変化を踏まえ」
システムの弱点を見つけ出す能力が高いとされる新型AI「クロード・ミュトス」が悪用された場合など、懸念もあるのが実情です。それでも…
GMOあおぞらネット銀行 金子岳人 会長
「単なる業務効率化とかではなく、変革を伴って、僕たちのサービスもしくはモデルそのものをチェンジする」
金融機関とAIの融合は客にどのような利便性をもたらすのでしょうか。