【栃木強盗殺人事件】公開手配の“主導役”の男(48)が出国後に元妻に連絡か…地元・佐賀で見えてきた素顔は?【news23】
栃木県で起きた強盗殺人事件を主導したとして公開手配されている48歳の男。日本から出国した男と連絡を取ったという元妻が取材に応じ、事件後に交わしたやりとりを明かしました。
知人らが語る“主導役”の素顔
栃木県上三川町で起きた強盗殺人事件。警察が、事件を主導したとみて公開手配しているのが、益田和彦容疑者(48)です。事件の後、海外へ逃亡した可能性があるとみられていますが、その行方は、いまも分かっていません。
いわゆる「トクリュウ」による犯行とみられる今回の事件。その“主導役”とみられる益田容疑者とは、一体どのような人物なのか。
地元とされる佐賀県で取材を進めると、その“人物像”が見えてきました。
益田容疑者の知人
「明るくて結構いい子だったと思います。ちょっとやんちゃな感じ」
益田容疑者の元勤務先の元社長
「普通の男だった。特に問題のある男じゃなかったと思う」
関係者によると、益田容疑者は13年ほど前まで県内でタクシーの運転手として働いていました。当時を知る元同僚は、その印象についてこう話します。
タクシー会社の元同僚
「すごく熱い男だった。お客さんに対してもすごく当たりもいいし、羽振りがよかったというか、よく彼にご馳走してもらったこともあります」
しかし、その後、勤務上の問題が発覚。突然、職場から姿を消したといいます。
タクシー会社の元同僚
「会社へも急に来なくなったから、『あれ何で』と思ったら辞めたというのを噂で聞いて。辞めた理由については言わなかった、『ちょっとね』とか言ってごまかしてた。会うにしても、こういう報道で会うんじゃなくて、もう1回、酒飲みたかった」
1~2年前に東南アジアあたりで“詐欺”の噂も…
その後、2015年ごろからは別の運送会社で働いていました。
ところがこの職場でも、2022年の7月ごろを境に連絡がとれなくなったといいます。
益田容疑者の元勤務先 運送会社の社長
「荷物もそのまま残したまま、いなくなったみたいな感じ」
そのころの様子について、JNNの取材に応じた益田容疑者の元妻は…
益田容疑者の元妻
「運送会社に勤めていた時、網膜剥離の手術をした。手術後しばらく働いていたが、視力に自信がなくなり、ドライバーをやめたといっていた」
一方、会社を辞めた後の足取りについては、こんな話も…
益田容疑者の元勤務先 運送会社の社長
「女性と中国に行っているみたいなことは聞いたことはある。東京の銀座あたりで出会ったとは聞いている」
益田容疑者の元勤務先 運送会社の元同僚
「(1~2年前に)東南アジアらへんで、特殊詐欺みたいなことをやっているという噂は聞いた」
“主導役”とみられる益田容疑者 “4000万円の報酬”を示唆か
事件をめぐっては、これまでに、実行役の少年4人に加え、指示役とみられる竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)が逮捕されています。
さらに、警察は5月30日、「リクルーター役」として、相模原市の18歳の男子高校生を新たに逮捕。6月1日に送検されました。
益田容疑者は、上の立場の“主導役”とみられ、秘匿性の高い通信アプリで「カズ」というアカウント名を使い、海斗容疑者に被害者の自宅の場所などの情報を送っていたとみられています。
さらに、「1億40%」などと、4000万円の報酬を示唆するメッセージも送っていたとみられています。
運送会社の元同僚は、2年ほど前、益田容疑者から“怪しい仕事”に誘われたと明かします。
益田容疑者の元勤務先 運送会社の元同僚
「自分も一回、(詐欺と思われる)誘いはされたんですけど、なんか話自体が怪しい話だなと思ってきっぱり断って。保険の勧誘の仕事という話を聞いた。前金で50万円かそのくらいと言っていた。旅費も向こう持ちという話は聞いていた」
17日に出国… 事件4日後に元妻に連絡か
一方で、こんな証言も…
益田容疑者の元妻
「トラックドライバー時代の仕事仲間に仕事を紹介したけど、その人が借金を負ってしまって、『借金の肩代わりをしているからお金が必要だ』と言われた。額は400か500万。1年前、東京のホテルに住んでいると言っていた。『お金が沢山かかるだろうに何で』と思った」
そして事件後の5月17日、益田容疑者は、成田空港から中国へ出国し、その後、東南アジアへ逃亡したとみられています。
元妻によりますと、益田容疑者から出国後も連絡があったといいます。
【益田容疑者と元妻のショートメールのやりとり】(事件4日後の5月18日)
元妻
「誕生日おめでとう。だんだん50に近づいてきたね」(5月18日午前01:30)
益田容疑者
「誕生日完全に忘れとった」
元妻
「健康な1年にしてください」
その数日後にも。
益田容疑者の元妻
「5月20日に電話がかかってきた、1分くらい。前に私から(電話を)かけて出なかったから、『外国にいるとね?』って言ったら、(益田容疑者が)『うん』って」
警察は海外の捜査当局と連携して、益田容疑者の行方を追っています。