“台風6号ルート”で列島直撃か…熱帯低気圧が発生 レベル4“危険警報”…先月から運用開始の「新たな防災気象情報」どう対応?【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-06-05 00:33

台風の上陸から一夜明け、いよいよ雨の季節の到来です。気象庁は、九州北部から近畿にかけて、梅雨入りしたとみられると発表しました。さらに、日本の南では、新たな熱帯低気圧が発生。台風となり、来週にかけて、再び列島を直撃するおそれも出ています。

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気象庁は4日、九州北部地方、中国地方、近畿地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。これで、西日本すべての地域で梅雨入りとなりました。

「梅雨入り…嫌ですね」
「空梅雨のほうがよろしいですな。だけど、適当に(雨が)降らないと水不足になるしね」

こうした中、新たな台風が発生するかもしれません。フィリピンの西の海上に熱帯低気圧が発生。今後、台風6号と同じルートで本州に接近する可能性があり、週末から週明けにかけて、非常に激しい雨が降るおそれがあります。

2日から3日にかけて、日本列島に大雨や暴風をもたらした台風6号。東京都心や三重・尾鷲市などで、降水量が6月の観測史上1位となるなど、各地で猛威を振るいました。

新しい「防災気象情報」が適用されてから、初めての台風となりましたが、そこで相次ぎ発表されたのが避難指示の目安となる「レベル4危険警報」です。東京では、5つの河川に対し、「レベル4氾濫危険警報」が発表されました。

そのうちの一つ、東京の世田谷区や調布市などを流れる野川。普段は穏やかな川ですが、3日は様子が一変。茶色く濁った水が激しい音を立てて流れていました。

調布市では、川沿いの地域に住む5万1000人に避難を指示。住民はどう対応したのでしょうか?

調布市民
「避難は特別にはしなかった。20分くらい歩かないといけないので、ちょっと二の足を踏んでしまった」
「そこ(避難所)に行くためには橋を渡らなきゃいけない。それでは意味がないから(避難しなかった)」

指定された避難所に避難した人は21人。これについて、調布市は…

調布市 総合防災安全課 中川昇 課長
「必ずしも避難所に避難することがベストチョイスということではない。(避難先は)ご自宅の2階を含めて、難を避ける行動をとることも選択肢」

千葉県南房総市では「レベル4土砂災害危険警報」が発表され、市は全域の3万2000人に避難指示を出しました。ただ、市は、2日午後6時の段階で「高齢者等避難」を出しています。

南房総市 消防防災課 能重忠政さん
「土砂災害のハザードに入っている方は、日頃から危機意識を持って、早めの避難をお願いしたい。避難に時間がかかる方々は、明るいうちに避難してほしい」

一方、JNNのまとめでは、関東地方だけで3日、1都2県の20近くの自治体で、少なくとも135万人に避難指示が出されました。

防災情報の専門家は、避難指示を出す自治体に対して、こう指摘します。

東京大学 関谷直也 教授
「避難指示は、本当に避難をしてほしい人に呼びかけるべきもの。広く緩く情報を出していると、だんだんその情報を聞かなくなってくる。できるだけ絞って、必要な段階で避難指示を出す。まだ、なかなか難しいと思うが、きちんと工夫していかないといけないところ」