「私の流儀ではない」“中傷動画”疑惑の釈明に追われる高市総理 “動画作成者”と秘書との関係は?野党は秘書の国会での参考人招致求める【サンデーモーニング】

“中傷動画”をめぐる疑惑は選挙中のSNS規制が議論される中で浮上しました。
関係者の証言や高市氏の秘書のものとされる音声の確認を巡り、新たな動きがありました。
【写真で見る】“動画作成者”と秘書の関係は?高市氏「音声確認させたが…」
“中傷動画”疑惑を問われ…高市総理「私の流儀ではない」
高市総理(8日・総理官邸)
「他の候補者の誹謗・中傷というようなことは私の流儀でもないし、決してやっていない」
釈明に追われているのは“中傷動画”にまつわる疑惑。自民党総裁選や衆院選で、高市陣営がライバル候補や野党を中傷する動画を拡散させたのではないかと週刊文春が報じています。
文春は、実際に動画を作成したという男性に取材。男性が高市氏の秘書から「切り抜き動画の作成を業者に頼んでいるが、数字が伸び悩んでいる」「力を貸してほしい」と頼まれたとする証言などを掲載しています。
文春によれば、男性と秘書は、総裁選に際して、小泉氏らの「アンチ動画」を作ることで一致。その後の衆院選では「中道の大物議員たちへの“ネガティブキャンペーン”を張ることで一致した」と報じています。
立憲民主党 小島智子議員(5月8日・参議院本会議)
「総選挙の野党候補を誹謗中傷する動画を大量に作成しSNSに投稿‧拡散していた疑い。事実だとすれば、選挙の正当性が疑われ、⺠主主義の根幹をも揺るがしかねない重大な問題」
高市総理
「『そのような動画を作成して発信するといったことは一切行っていない』との報告を(秘書から)受けている」
高市総理は中傷動画の作成‧発信を否定。その後も文春は、動画作成者と秘書のやり取りだとするメッセージの内容なども報じ続けますが...
高市総理
「『週刊誌の記事にあったような内容は確認できないし、記録もない』ということだった」
立憲民主党 杉尾秀哉議員(5月26日・参議院内閣委員会)
「メール‧LINE‧シグナルなど67通、オンライン会議が少なくとも8回。証拠も示されている。この証拠は確認したか?」
高市総理
「週刊誌の記事にあったLINE・シグナル・ショートメッセージのやり取りについても『その存在は確認できなかった』と報告を受けている」
杉尾秀哉議員
「総理の説明通りだと、この男性(動画作成者)がウソをついていることになるが違うか?」
高市総理
「私は面識もない方に対して、その方の名誉を傷つけるようなことは言いたくない」
“動画作成者”と秘書の関係は?高市氏「音声確認させたが…」
動画作成者とは「面識もない」ことを強調して、高市総理が追及をかわすなか、高市陣営による中傷動画作成の疑惑をめぐって、週刊文春の取材に答えていた動画作成者の男性が7日、共同通信の取材にも応じました。
総裁選挙に際し、高市氏の秘書から「小泉氏を逆転するにはどうすればいいか」とオンライン会議で相談されたのに対し、「ネガティブな動画が効果的だと提案した」と証言。
衆院選の際にも「秘書から『今回もお願いします』と電話で依頼され協力した」といいます。
新たな証言について問われた高市氏は...
記者
「(Q.共同通信も中傷動画について(作成者の)男性の証言を報じたが)」
高市総理
「『共同通信の報道で』ということでは分からないですが、私の事務所もそういうことをすることはないし、ましてやそれを第三者に依頼をすることは決してない」
また、共同通信が「秘書と動画作成者が携帯電話でやり取りしたメッセージを入手した」と報じていることについて問われると...
高市総理
「(Q.(動画作成者とやり取りした)携帯番号は秘書のものと共同通信は確認を取ったが、それでも秘書を信じる?)おっしゃってるのは『面識があるかないか』という話でしょうか?そういうことであれば面識はない。実際に会って名刺交換をした相手の所属や氏名をちゃんと承知しているということはない」
動画作成者と秘書の関係について、あらためて「面識がない」と主張しました。
ただ、その「面識」をめぐっては、週刊文春がオンライン会議でのやりとりだとする音声の一部を公開。動画作成者がLINEのグループ作成を提案し、秘書が承諾していると思われる会話も収録されています。
10日の国会では...
高市総理
「秘書本人に音声を確認させたところ、『自分の声に似ているように思うが編集された発言が細切れになっていることなどから、内容も含め確信は持てない』と」
そのうえで...
高市総理
「秘書が『そこ(オンライン会議)で国⺠の声を広く聞くために検討している企画の紹介を聞いたことはある』」
秘書がなんらかの会議に参加したことは認めた形。
こうした状況に野党からは...
中道改革連合 小川淳也代表(12日)
「理解しがたい言い訳や言い逃れが塗り重ねられていくことで、総理大臣としての資質が脅かされかねない局面に入りつつある」
野党は国会での秘書の参考人招致を求めています。