韓国・李在明大統領が「段階的非核化」を米・トランプ大統領に提案 トランプ氏も一定の共感示す
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-06-19 17:55

韓国の李在明大統領は、G7サミットの会場でアメリカのトランプ大統領に対し、北朝鮮問題をめぐって、まずは追加の核開発を中止させる「段階的な非核化が必要だ」と提案したと明らかにしました。トランプ氏も関心を示したということで、今後の米朝交渉の枠組みに一石を投じる可能性があります。
韓国の李在明大統領は、きょう午後に行った記者会見で、フランスで開かれていたG7=主要7か国首脳会議の夕食会などでトランプ大統領と90分以上にわたり隣の席で対話したと明かしました。
その中でトランプ氏は、SNSに投稿した金正恩総書記との写真に触れたうえで、「今こそ北朝鮮問題に関心を持つべき時だ」と述べたということです。
また、トランプ氏が、北朝鮮が核を現実的に保有する前の段階で措置を取れなかったことを悔やみ、「解決策が見つからない」と話したことに対し、李大統領は段階的なアプローチを提案したとしています。
李大統領は、北朝鮮が現在「50から60基程度」の核兵器を保有しているとみられ、ICBM=大陸間弾道ミサイルも最終の開発段階にあると指摘。その上で、非核化を一括で解決するのは不可能だとして、まずは「追加の核開発を行わないこと」などを短期目標とする現実的なロードマップを説明したということです。
トランプ氏からは、「一つの方法かもしれない。十分に考えてみよう」との反応があり、一定の共感を得たとしていて、今後の米朝交渉の枠組みに一石を投じる可能性があります。
一方で、南北の対話は全て遮断されていると指摘。北朝鮮が「アメリカこそが体制保証の核心的役割を果たす」と信じている以上、今後の事態緩和にはアメリカを中心として対話することが必要との認識を示しました。