猫が『退屈だなあ』と感じているときのサイン4選 暇そうにしている愛猫を満足させる方法も
1日の大半をうつらうつらしながら過ごすことの多い猫ですが、そんな猫にも「退屈だなあ」と感じることがあります。日常的に退屈な状態が慢性化してストレスが溜まると、猫の心身に悪い影響が現れることがあります。そこで今回は、猫が退屈だと感じているときのサインや、暇そうにしている愛猫を満足させる方法についてまとめました。
猫が退屈だなあと感じているときのサイン

1.アピール行動が増える
いつもは飼い主さんと適度なコミュニケーションが取れている猫も、飼い主さんが忙しくなり、自分を気にかけてくれる時間が減ったと感じると、人の「さびしい」「暇だ」「退屈だ」に近い感情が湧いてくることもあるようです。
そんな時に増えるのが、愛猫から飼い主さんへの「アピール行動」です。すぐ横にぴたりと寄り添って離れない、飼い主さんの視線の先に割り込んでくる、棚の上の置物を落とすなど、あの手この手で飼い主さんの気を引こうとします。
また、退屈で溜まったストレスを発散するために爪とぎの回数が増えますが、その際に家具などを傷つけて飼い主さんに叱られると、飼い主さんの気を引けたと勘違いしてわざと家具で爪をとぐようになることもありますので、注意が必要です。
2.寝たりぼーっとしている時間が増える
アピール行動を起こしてもあまり効果がなく、一向に飼い主さんが構ってくれない場合、これまでよりも寝たりぼーっとして過ごす時間が増えていきます。
退屈であまりにも暇になるため、食に執着して過食気味になる猫もいますが、寝たりぼーっとする時間が増えることで活動量が下がり、必要なエネルギー量が低下することで食事量が減るケースも見られます。
3.夜中に突然大暴れする
日中の活動量が低下した状態が長く続くと、いずれは本来持っている運動欲求が爆発的に膨れ上がります。そこで起こりやすくなるのが、俗に言う「夜の運動会」です。
日没前後や夜明け前などの薄暗い時間帯は、本来猫が最も活動的に狩りを行う時間です。そのため、飼い主さんの就寝中に突然目をランランと輝かせて、猫が部屋中をものすごい勢いで走り回ることがあります。
4.攻撃的・破壊的な行動が増える
退屈な生活が慢性化すると、徐々に猫の精神面が不安定になり、日常的にイライラした様子を見せることが増えます。ちょっとした刺激にも過剰に反応し、飼い主さんに対しても爪を出して引っ掻いたり噛みつこうとしたりなど、攻撃的な行動が見られやすくなることがあります。
また、留守番時には部屋の中のものを荒らして、植木を倒したり棚の上の置物を下に落としたりなど、飼い主さんの生活に支障をきたすような問題行動を多く見せるようになることも少なくありません。
退屈が猫に与えるよくない影響

慢性化した退屈からくるストレスは、猫の行動を飼い主さんや物などだけではなく、猫自身にも向けさせることがあります。同じ場所を何度も行ったり来たりし続ける、同じ部位を過剰に毛繕いし続ける、布などの食物以外のものを誤食するといったような、常同行動です。
過剰な毛繕いや異物の誤食は、脱毛・皮膚炎・腸閉塞といった健康被害に及ぶことも多いため、こうなる前に退屈な暮らしを快適な暮らしに変えるための対処が必要になります。
暇そうな猫を満足させる方法

積極的にコミュニケーションを図る
猫は本来単独生活を主とする動物なので、あまり構う必要がないと思っている方もいるかもしれません。しかし、猫にもちゃんと社会性はあります。だからこそ、人と一緒に暮らすこともできるのです。
猫にとって、一緒に暮らしている飼い主さんは、親のような存在にも近い、信頼できるパートナーです。ですから、どんなに忙しい時期でも、できるだけ愛猫のことを気にかけ、その気持ちを声かけやスキンシップなどの形にして表しましょう。愛猫のストレスを和らげることができるでしょう。
毎日一緒に遊ぶ時間を作る
飼い猫は、飼い主さんからご飯を与えられるため、狩りをする必要がありません。しかし、ハンターとしての身体機能や習性を今でも持ち続けているため、猫は「遊び」という行為の中で狩りのシミュレーションを行います。
これは単なる遊びというだけではなく、本能からくる狩猟欲求や運動欲求を満たすことのできる、とても大切な行為です。飼い主さんは、猫じゃらしなどのおもちゃを使って愛猫と一緒に狩りごっこをして遊ぶ時間を生活の中に組み込み、ルーティン化しましょう。1回の遊び時間は5分から長くても15分程度で十分でしょう。
特に狩りごっこを行った後に夕飯を食べさせ、しばらくゆったりと過ごす時間を作ってから就寝という過ごし方をルーティン化すると、猫も満足して眠れるため、夜の運動会の予防にもなるでしょう。
猫本来の行動を引き出す環境づくり
毎日数回、愛猫と一緒に狩りごっこをして遊ぶ時間を作ったら、あとは愛猫の住環境を見直しましょう。1日数回の狩りごっこに加えて、猫が持つ本来の行動を引き出せるような環境が整っていれば、猫を退屈からくるストレスで苦しめることも減らせます。
下記の観点で愛猫の住環境を見直し、暇から解放してあげましょう。
- 猫が室内を見渡せる高い場所に、居場所を作る
- 外の景色を見られる窓辺に、居場所を作る
- 留守番中に与えられる、安全性の高い知育玩具を活用する
まとめ

猫は独立心が強い傾向があるため、忙しいと、飼い主さんもつい安心して放ってしまいがちになるかもしれません。しかし、信頼できるパートナーである飼い主さんから放っておかれれば、刺激のない退屈な暮らしにストレスも溜まっていきます。
ストレスは猫の心身のバランスを崩し、体調不良や異常な行動、飼い主さんにとって問題と感じる行動などに繋がりやすく、愛猫のためにも飼い主さんのためにもなりません。愛猫が退屈で刺激のない暮らしにならないよう、工夫を凝らしてあげましょう。
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