猫が発症すると『治らない病気』5つ 主な原因や症状や飼い主にできることを解説

2026-06-28 17:00

猫の「治らない病気」と聞くと、絶望的に感じてしまうかもしれません。ただ実際は、"完全に治らない"というより、長く付き合う・再発を防ぐ・進行を抑えるタイプが多いのが現実です。治療のゴールも「完治」より、症状を落ち着かせて生活の質を保つことになりやすい点が特徴です。早めに気づければ穏やかに過ごせる期間を伸ばせるケースも多いため、まずは代表的な病気とそのサインを知っておきましょう。

猫が発症すると「治らない」と言われる病気5つ

診察を受ける猫

そもそも「治らない」と言われる背景には、主に2つの理由があります。ひとつはウイルスなどの原因を体内から完全に消しにくいこと、もうひとつは一度ダメージを受けた臓器が元の状態に戻りにくいことです。

そのため治療の中心は「完治を目指す」ではなく、症状をコントロールしながら進行を抑えることになりやすいのが特徴です。こうした背景を踏まえたうえで、よく名前が挙がるものを5つに絞って紹介します。

1.猫エイズ(FIV:猫免疫不全ウイルス感染症)

猫同士のケンカによる咬傷から感染するケースが多い病気です。感染してもすぐには重症化せず、年単位で元気に見えることがあります。

ただし進行すると免疫が低下し、口内炎や皮膚・呼吸器などへの感染症が起こりやすくなります。完治は難しいものの、室内飼いで感染機会を減らし、定期的な健診で状態を把握することが長く穏やかに過ごすカギになります。

2.猫白血病ウイルス感染症(FeLV)

猫同士の接触でうつり、免疫抑制や貧血、腫瘍などにつながることがある感染症です。元気がない、食欲低下、体重減少、口内炎、感染症を繰り返すといった症状が代表的です。

FIVと異なり感染力が比較的強く、同居猫がいる場合は検査と適切な管理が特に重要になります。ワクチンで予防できる病気でもあるため、定期健診とあわせて早めの対応が安心です。

3.慢性腎臓病(CKD)

加齢などにより腎機能が少しずつ低下し、元の状態に戻すことが難しい病気です。体重減少、食欲低下、元気がない、多飲多尿、嘔吐などが代表的なサインです。

猫に非常に多い病気で、7歳以上のシニア猫では特に注意が必要とされています。早期発見できるほど進行を遅らせやすいため、定期的な血液・尿検査が重要です。

4.多発性嚢胞腎(PKD)など遺伝性の病気

体質や品種の影響を受けやすい遺伝性疾患は、「なりやすさ」そのものをなくすことができません。初期は無症状で経過することが多く、進行して腎機能に影響が出ると食欲低下・体重減少・元気消失などが現れます。

ペルシャやスコティッシュフォールドなど、特定の品種で発症しやすいことが知られています。健康診断で早めに把握し、弱りやすい臓器を守る暮らしに切り替えることが大切です。

5.FIP(猫伝染性腹膜炎)

猫コロナウイルスに関連して起こる病気で、以前は「致命的」と言われることが多かったです。発熱が続く、元気・食欲の低下、お腹が張る(腹水)、呼吸が苦しい(胸水)、神経症状など、タイプによって症状の幅があります。

近年は抗ウイルス薬による治療の選択肢が増え、回復できるケースも出てきており、以前とは大きく状況が変わっています。疑わしい症状があれば早めに獣医師へ相談し、治療の選択肢を一緒に確認することが重要です。

飼い主にできること

体重計に乗る猫

「治らない病気」と向き合うとき、飼い主にできることがないわけではありません。特別なことより、毎日の小さな観察を習慣にすることが、早期発見と進行を遅らせることへの一番の近道になります。

  • 体重を週1回程度測り、食欲の変化を確認する
  • 水を飲む量、おしっこの量が増えたらメモしておく
  • 口臭、よだれ、口内炎、毛づやの変化に気づく習慣をつける
  • 年1〜2回の健康診断を続ける(シニア猫は回数を増やす)

日々のちょっとした気づきが、獣医師への相談のタイミングを早め、愛猫の生活の質を守ることにつながります。「何かいつもと違う」と感じたら、迷わず受診することが飼い主にできる、いちばん大切なことです。

まとめ

猫の健康チェック

猫の「治らない病気」は、原因を完全に取り除けなかったり、ダメージを受けた臓器が元に戻りにくいことで、長く付き合う病気になりやすいのが特徴です。FIVやFeLVのようなウイルス感染、CKDのような慢性疾患、遺伝性疾患も、早期発見と適切な管理によって生活の質を保ちやすくなります。

毎日の観察で小さな変化を見逃さず、気になることがあれば早めに獣医師へ相談することが、いちばん効く対策です。

関連記事

ソファでくつろぐ息子→子猫がそばにやってくると…仲良しすぎる『ふたりの様子』に「なんて尊いの」「めっちゃ羨ましい」と癒される人が続出
猫が口を半開きにする4つの理由
『ぬいぐるみを持ってきたネコ』を記念に撮影していたら→『耳』が…まさかの光景に「可愛すぎて発狂」「笑ってしまった」と27万再生の反響
ベッドで横になる『生まれたばかりの赤ちゃん』→2匹の猫が近づいてくると…尊すぎる光景に5万いいね「幸せな気持ちになった」「優しい世界」
『赤ちゃんが家に来た初日』、遠巻きに見つめていた2匹の猫→現在……尊すぎる光景が47万再生「立派なボディーガードw」「優しい見守り隊」

  1. 福岡県議の“金銭授受”疑惑に新証言 500万円を「茶色い袋で確実に渡した」「慣例だろうと思った」【Nスタ解説】
  2. 西田有志「しっかり対策を取って」元チームメイトを警戒 12連勝中のバレー男子日本代表、29日に準々決勝・中国戦【ネーションズリーグ】
  3. 「きゅうり」は熱中症対策にも◎ 意外?ご飯進む卵炒め、ベーコン巻きが美味!アレンジの可能性いろいろ【Nスタ】
  4. 大人もハマる「めじるし」とは? 傘やリップ…日常を可愛くする実用性、集める楽しさで人気沸騰【Nスタ解説】
  5. 【 東野圭吾さん死去 】綾瀬はるかさんが追悼「 『白夜行』で雪穂という役に出会えたことは、私の俳優人生においてかけがえのない宝物です」(コメント全文)
  6. 救急車を呼ぶべき?相談できる「#7119」急増 “医師監修”AIも、手軽で安心「救急相談」最新ツール【Nスタ解説】
  7. 焼失面積は東京23区超え…フランスで猛威ふるう山火事 「高温×乾燥」が延焼の原因に?【Nスタ解説】
  8. 【 市川團十郎 】長男・勸玄さんと「一緒にメンテ」 背中に湿布を貼り「朝起きると だいぶ軽減される」
  9. 高市総理「反省点というのは特にない」「あえて言えばマーケットへのメッセージ、市場への発信だ」国会振り返る
  10. 女の子が『大きな猫』を抱っこしようとした結果…泣けるほど可愛い『ふたりのやり取り』が141万再生「逃げないのが凄いw」「顔が似てる」
  1. 「ショックです」…東野圭吾さん(68)大腸がんで死去  ミステリー作家として数々のヒット作 8月にも刊行予定
  2. 京浜急行で人身事故 京急川崎駅と神奈川新町駅間で一時運転見合わせ 電車内にいた乗客は線路上を歩いて移動 横浜市
  3. 【 訃報 】作家・東野圭吾さん死去(68)大腸がんのため 「容疑者Xの献身」「白夜行」等 多くのベストセラー(講談社 発表)
  4. 「さらなる行動を起こしたい」23日死亡「日本赤軍」メンバー岡本公三容疑者 40年にわたり交流続けた人物が生前の発言を証言 最期まで“テロ”に謝罪・後悔の言葉なく
  5. 速度違反取り締まる“移動式オービス”盗んだか 配送業の男(58)逮捕 埼玉・加須市の国道 オービスは900万円で警察が購入 現在も見つからず
  6. マッチングアプリで知り合った70代男性から約42万円をだまし取った疑いで逮捕の22歳女性を不起訴 東京地検
  7. “25か月連続”東京23区の単身向け賃貸マンションの家賃、最高値更新 11万4000円超え
  8. 【 東野圭吾さん死去 】綾瀬はるかさんが追悼「 『白夜行』で雪穂という役に出会えたことは、私の俳優人生においてかけがえのない宝物です」(コメント全文)
  9. 群馬・富岡市の放課後児童クラブで女子小学生に暴行の70歳女性を不起訴処分に 前橋地検
  10. 作家・東野圭吾さん 今月23日未明に大腸がんのため死去 68歳
  11. 真っ黒に焼けた集落…フランス・ボルドー近郊の山火事、威力の大きさ物語る現場 一連の火事で消防士2人死亡
  12. “本が嫌いでも読める小説を”作家・東野圭吾さん(68)が死去 「新参者」出演の阿部寛さんが追悼「俳優人生における大きな転機」【Nスタ】