睡眠中の呼吸の深さが血液の質に与える影響を調査

トラタニ株式会社が、睡眠時の呼吸の深さと血液の状態に関する初期報告を公開し、呼吸の安定が赤血球の働きを整える可能性を示しました。
睡眠中の呼吸と血液循環の関係
トラタニ株式会社(石川県かほく市)は、睡眠中における呼吸の深さと血液の働きの関係に着目した調査を実施しました。調査データによると、睡眠中に深い呼吸が継続することで、血液が酸素を受け取りやすくなる傾向が確認されました。これは生理学における「十分な酸素を得た赤血球は柔軟性が保たれ、毛細血管を通りやすくなる」という働きと一致する結果です。
血液は酸素や栄養、免疫物質などを運ぶ体内の物流システムですが、その量は医学的に注目されやすい一方、質そのものの変化は認識されにくい課題があります。赤血球の柔軟性が失われ、毛細血管を通れなくなる「ゴースト化」が起きると、細胞は酸素不足に陥り、再生力が低下する可能性があります。日常的な疲れや不調の背景には、こうした血液の質の変化が静かに進んでいることが考えられます。
調査の背景と睡眠中の再生環境
睡眠中は体が修復に向かう時間帯であり、呼吸が深まり副交感神経が優位になることで、毛細血管が開きやすい状態となります。同社はこの時間を血液が本来の働きを取り戻すための再生環境と捉えています。今回の調査では、通常寝具と自社寝具を用いた際の呼吸計測データを通じて、呼吸の質が体内環境に与える影響を分析しました。
調査概要:
調査期間:2024年4月〜2026年5月
調査主体:トラタニ株式会社
調査対象:成人男女(20〜65歳)
有効サンプル数:14名
調査方法:ResMo テレメトリー式生体信号測定装置およびaams 呼吸解析システムを用い、呼吸数・呼吸深度・胸郭可動性・IE比・呼吸波形を測定。通常寝具と当社寝具の条件比較を実施。
まとめ
血液の質の変化は痛みとして現れにくいため、多くの人が気づかないまま体調の崩れを経験しています。壊れた体を治すのは医学の役割ですが、その前の段階として、無意識に続く呼吸の質を整えることが体内環境を守る鍵となります。